紙の本
合わなかった
2020/10/23 04:25
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、今まで読んだ石持作品で一番おもしろくなかったかもしれない…。
トラップに対して警戒してるかと思えばあっさりひっかかり、またそれを学習しない。あんな環境下におかれたらもっと慎重になりそうなものなのに、あれはちょっとひどい。中学生とかならまだしも卒業間近の大学生とは思えない行動ばかりな登場人物たちに呆れてしまいました。
ある人物の過去の行いにも納得いかないし、なんというかしっくりこない内容でした。
脱出の方法もあれならすぐに思いつくでしょう…。
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久しぶりの石持作品、読了。
悪くはない作品だったけど、初期作品群の月の扉や水の迷宮、ベストだと私が思っているセリヌンティウスの舟の衝撃波には残念ながら、及ばなかったというのが感想。
最後までいってその意図はわかったものの、9人のメンバーを閉じ込めるべき密室があまりにも狭い。トレーラーハウスって。普通なら最初の事件で、全ての家探しするところだと思うし、そしたら冷蔵庫は確実に開けるでしょ、まず。
いや、そうでなくとも人間、泊まる場所に来たら最初にまずは、すべての部屋を確認して冷蔵庫をあけたり戸棚を開いたりするもんだと思うんだけど。
よくもまあ、1時間の間何もしないよねあんたたち、そんだけトラップ、しかも針とか画鋲なら、狭いんだから全部探しなよ、って思うし。
最後に、画鋲の入ったケースを身につけてる記述がでてくるけど、そんな、歩けないほどの画鋲の入ったケースを身につけていたら、確実に、歩き回ったりしたときにガシャガシャいうでしょ、とか思う。
最後のシーンも、いや、トレーラーハウスって普通の車の何倍も重たいし、事故や盗難防止に固定されてたとおもうんだけど‥
とか、推理部分の精緻さに比べて、登場人物たちの動作がすこしずさんに見えた。最初に人が死んでいたら、そんなくだくだやってないでもっと真剣に逃げる方法を考えるのが人じゃないのかなあ。動いたらさっさとすべての情報を集められて、犯人を追い詰められたんじゃないのかな。
途中から、登場人物のありえない優雅な動きがすこし鼻についてしまった。これが推理ゲームならまだしも、怪我だけならまだしも。
と考えるとあたしからしたら、最初に死亡しなくて良かったように思うのだけど、この死は必然だったんだろうか?
むしろ最初のショックでパニックになるべきがなっていない、しゃにむに逃げようとしない不自然さが際立ったともとれないだろうか。
などなど、なんだか少し、煮えきらなかった。月の扉くらいの大きな理由がせめて、ほしかった気もする。舞台が小さいのは仕方ないにしても、理由と最後の決断に、割り切れなさも感じてしまった。
ファンではあるのだが、精緻な組み立てはさすがなのだが、どうしても舞台の小ささ、物理的な制約、登場人物の過度な冷静さが少し物足りなかった。
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トレーラーハウスに閉じ込められた9人。なぜ?どうやって?誰が?何のために? それぞれが、記憶を頼りに謎解きを試みる。自分の脳みそもフル活動した気分がする。
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画鋲や針やら罠だらけのトレーラーハウスに閉じ込められた
卒業を控えた学生たち。
理詰め必須の石持ワールド。
さて、今回の犯人は。。。
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密室空間で次々と起こる罠という設定が好みで購入しました。
が、登場人物を描ききれてないために全くキャラクターが掴めず、話が流れるままに進みました。
犯人の意外性はまずまずでしたが、推理の過程が無理矢理すぎるし、登場人物の行動も不自然で飛躍しすぎて、言っている意味は分かっても理解に苦しみ苛立ちを覚える程でした。
犯行動機もイマイチだし、全体的に納得出来ないことが多すぎて、残ったのはスッキリしない読後感のみ。
もう少し丁寧に登場人物や心理描写・思考を掘り下げてくれたら、少しは理解出来たかもしれませんが、それでも不自然さは残るかなぁーと。
碓氷優佳シリーズは割と伏線のはりかたがうまくて面白かったので余計に残念です。期待した分、辛口評価です。
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文体が一人称なのか三人称なのかハッキリしない、主役が誰なのか分からない、登場人物の半分が空気、あまりにもご都合主義な展開と、ちょっと残念な点が多い。
あと、もっと人が死ぬ話だと思ったので拍子抜け。
舞台設定なんかはいいと思ったんだけど…
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卒業旅行代わりにトレーラーハウスでのキャンプに出かけた大学生の男女9人。
楽しい旅行になるはずだったのだが、何者かによりトレーラーハウスに
閉じ込められ、友人の一人が死に、さらに他にも罠が仕掛けられていて、、、
一体誰がなんのためにこんなことを!?
罠とともに置かれた犯人からのメッセージを頼りに推理を進め、なんとか
脱出を図ろうとするのだが・・・
といったクローズドサークルなミステリ。
ちょっと後味が悪いところも含めて、石持さんらしい一冊だったなぁ。
犯人の思惑通りに行き過ぎた感もあるけど、なかなか読み応えのある一冊。
大どんでん返しのあるものと違って、少しずつ少しずつ推理を進めて
真相に近づいていくのが好きな人に特にオススメです。
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卒業を記念してトレーラーハウスの一泊旅行に出かける大学生男女9人。楽しい旅行のはずが、トレーラーハウスに閉じ込められ、仕掛けられた罠によって1人が死に、、、どんどん深刻な事態に発展して行く。
会話によって推理を展開していく手法は石持氏の真骨頂ながら、殆ど本筋には影響がない脇役が多過ぎるせいで作品の緊張感が弱くなっていること、信仰宗教や内定取消しといった小道具がリアリティに欠けていることなど、座間味君シリーズに比べて完成度が落ちる印象でした。
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相変わらず密室の作り方がうまい。探偵役の広瀬を中心に推理を展開していくが、素人っぼさをわざと醸し出させて何回もミスリードしていく描写はなかなか興味深い。
さらっと読むにはちょうどよい本格ミステリーだ。
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興味がそそられなかったかな。
読み始めに、苗字と名前とアダ名が行き合いごちゃごちゃでわかりずらい。
そして、登場人物像も書ききれていなく誰が主役かわからない。それは置いといても事件と密室のご都合主義で私は全く興味がそそられなかった…
久しぶりに残念なミステリーだったかな。
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大学最後の思い出を作るための卒業旅行。
トレーラーハウスという非日常な環境に気分が高揚していたが、入ったが最後、ガスも水道も止められ、ドアも窓も開かない密室。
散りばめられた罠に、一人また一人とはまっていく。
楽しい雰囲気から一転、恐怖の空間へ。
登場人物たちの変化していく心境がリアルで、読みながらハラハラしました。
やはり石持さんワールド好き。
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石持さんの作品、ずっと気になってて…しかもわたしの大好きなクローズドサークル!!期待に期待して読んだけど、あまりグッと来なかった…。話が展開して行くうちに、犯人は誰だろう、って仲間内での探り合いには、ドキドキした。他の作品も読んでみよっと。
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石持浅海のクローズドミステリー
少し大きめのトレーラーハウスに卒業旅行で遊びに来た大学生10人!?
そこには罠がありました。
・外に出られない
・画鋲や針があちこちに
・目覚まし時計
なんだか解らないウチに引き込まれて あっという間の295ページでした。
何故かレザボア・ドッグスを思い出した。
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一気に読んでしまったものの…登場人物、出てこないけど出てくる人物も含めて、多すぎて、なかなか人物像が描けず。
犯人がわかっても、あまり、感慨を受けることはできなかった。最後のシーンも突拍子なさすぎたかなー
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何もかもチープすぎだろ。設定に無理がある。窓が割れなくてもドアはラッチひとつで留まってるんだから簡単に破れるだろ。そんなに狭いんだから1人死んだ瞬間に家探しして全部目覚まし見つけろよ。転んでとかテーブルの天板で頭打ってとかで簡単に気絶しすぎだろ。めちゃくちゃだよ。設定が酷くて没入できないよつまんないよ!それにさ、友人が説得できないからってキリで脚を刺そうと思うって何それ頭おかしいの?飛躍しすぎだろ。無理しかない。あとね、この作家さ、登場人物が、あれ?何か引っ掛かるぞ?あ!閃いた!っての多すぎ。下手くそなの?