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現役選手が、ここまで手の内をさらけ出していいのか心配になるくらいだ。実によく考えて投げていることが分かる。特に印象に残ったのは、本番のマウンドに合わせるためだけに、全ての練習を調整しているというところだ。あと常に打者目線で投げているところとか。
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ピッチングについていろいろ考えているのが伝わって来た。観客から見て見応えのある球をではなく、打者から見て打ちにくい球を徹底的に研究しているところが新鮮。
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ストレートのような変化球、というのが独特の感覚なのだと思います。身体能力に任せず、工夫を続けられる姿勢はさすが一流のプロと納得しました。なかなか面白かったです。
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大変面白く読めました。金子自身「あまのじゃく」と語っているところや、オールスター戦に「変化球勝負」と言っているところあたりも、彼に今後注目したいなと。
ピッチングのところは、力まずに、一塁側のマウンドを使い、今シーズンは投げてみることにします。
ボールの握りも工夫してみることにしよう。
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ピッチャーとしての考え方を書いた本だが、
投手としてももちろんかなり勉強になったし、
経営や人生の考え方のヒントにもなった。
金子千尋投手の投球をビデオに録り、1回から
全部通して見てみよう。
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沢村賞投手、いま日本先発投手陣でも5本の指に入るだろう金子千尋の本。金子千尋というピッチャーは、とにかくバランスが取れていて、直球も変化球も一級品。コントロールも良いし、完投できる体力もある。
本書では、ピッチングに関する考え方や変化球の握り方、リリースするときのイメージまで事細かに記載してあるので、実際に野球をプレーする選手や少年少女の教えるコーチ、細かい知識が大好きなコアな野球ファンまでも満足できる1冊になっている。
■観察→発見→実践→言語化(再現可能な仕組み作り)
一流選手はビジネスの世界でもきっと一流になれるだろう。それくらい、人の技を自分のものにするのがうまい。金子千尋は上にあげたスパイラルを繰り返していた。取り立てて自分の強みはないと言いつつも、一つだけ、普通の人よりも優れているかもしれないと前置きした上で述べているのがこれ。
「頭のなかでイメージしたことを、すぐに体を使って表現できること」(P66)
例えば、カーブやスプリット、チェンジアップといった変化球の投げ方1つとってみても、例えば斎藤和己の投球を参考にし、あまり深く指を握っていないことを見つけたり(観察→発見)、鞭ではなく棒のように投げると表現してみたり(実践→言語化)、最終的に言葉まで落とし込んで再現可能なようにしていた。
金子千尋の言葉を借りればこうだ。
「一歩ずつ階段をあがっていくなかで、いろんなシーンを凝視し、自分のなかに取り入れたことを何度も実戦で繰り返した結果、こうして言葉で説明できるようになった」(P39)
■一流は一流を生む
プロ4年目の時、野茂英雄が臨時コーチとしてオリックスのキャンプに来ていたときのこと。当時の金子千尋はシュートのコントロールについて悩んでおり、右バッターに見極められることを課題として捉えていた。野茂に相談した。プレートの位置に着目した野茂は一言、
「一塁側から投げていたら?」(P55)
と言ったそうだ。もともとプレートの位置に関して三塁側から投げていた金子はシュートを大きく曲げてコントロールしなければと考えていた。一塁側から投げることでストレートゾーンからボールゾーンへ小さな変化で右打者のインコースを突くことができ、コントロールの向上につながった。
一流は一流を生む。ポテンシャルが大きいもの同士であれば、短い間の対談やコンタクトでもその影響は計り知れないほど大きい。
■全体を通して
人と違ったことをしたいという性格(オールスターでの全球変化球勝負宣言が有名)だったり、変化や成長に対する強い意欲を感じる。2014年終了時点でNPB通算90勝。200勝目指して、モチベーション高くまだまだ高みを目指してくれそう!第4回WBCでもエースとして活躍してくれ!
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変化球の投げ方とか、握り方が詳細に書かれた本かと思いきや、全然違った。
日本を代表する投手が、どういう気持ちでマウンドに立ち、どういう見方で相手を、そして自分自身を捕らえているかが書かれた本。
意識の持ち方とかは、野球以外でもかなり参考になると思うし、どんな世界でも一流と言われる人はぶれてない。
そして、誰に対しても一定の敬意を持って書かれてるのは、とても好感が持てた。
文体は読みやすいし、再読する価値あり。
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投球フォームを参考にしているピッチャーの1人である金子千尋投手が自らのピッチングについて本書を通して分析されていました。個人的にはコントロールについて触れる部分でリリース以外の身体の使い方(金子投手が並進時に体幹を2塁側に向ける意図など)の感覚についてもっと深く考察してもらいたかったのですが、ストレートだけでなく全ての球種をどんな時でも思い通りのコースへ投げる為に「フォームを固める」事へのこだわりや、多彩な変化球一つ一つへの明確な意図が随所に感じられ、金子投手のピッチャーとしての質の高さ、意識の高さを改めて感じました。自身が結果を残している理由を自ら語る事が出来るという事は、金子投手が他の投手よりも自分のピッチングについて考えている証拠だと思いました。
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現在もオリックスのエースの金子千尋が、自身の投球術を語った一冊。
変化球投手のあり方、そして変化球の球の握り方まで含めて、彼の投球術を垣間見ることができた。
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こういう本読むと毎回思うが、色々と考えながら投げて打ってるんだな。
毎度読むたびに思うが、野球あんまり興味ない人間が読んでも、それ以上のものはないもんだ。
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オリ達にとって、金子千尋の黄金期は最も期待できた年だった。あれから5年以上経ったか。…。
金子には監督もいけるかも。オリックスはこれ以上悪いことにはならないところまできているので。
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打者との駆け引きが、奥深くて読み応えがありました。
変化球の使い方ひとつで、打者への配球の幅が広がり
とても勉強になりました。