紙の本
奉行は相変わらずでした
2015/03/28 18:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hana - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズを愛読しています。本作が出るのを待ちきれず、何度も検索してはがっかりしていたので、やっと出たーと思って慌てて購入しました。奉行は相変わらずの活躍ぶり(?)で、食が第一、仕事は・・・と一本筋が通ってます。だらしなくて怠け者、食べることだけ一生懸命、人間の欲だけで出来てるようなオッさんですが、天は人の上に人を作らず的な公平な人間感に惚れてしまってます。今回は設定が大きくなり過ぎてたのに違和感がありましたが、楽しんで読む分には十分満足できました。
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今回は、お奉行サマ、ちょっとおとなしめ?(笑)
スゑお母様の活躍がよかった~。
小糸ちゃん、よくやった!
パパさんも、娘のことを本当に考えているのがいい。
さて、2人の関係、次こそ進展する?(笑)
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名物奉行・大鍋食う衛門シリーズ第4弾。
シリーズが進む毎に奉行の食い意地が増加している気がする。それが本シリーズの売りではあるのだが、食い意地の底にあるキラリとしたものがどうも感じられず、周りの登場人物たちがなぜ寛容と接しているのかわからない。
勇太郎と小糸の恋模様はもう少し時間がかかりそう。イライラしながらも、今後の展開は楽しみ。
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内容紹介
突如現れたご落胤・天六坊。本物や否や? そんな世間の騒ぎをよそに名物奉行・大鍋食う衛門は、業突屋のトキ婆さんが持ってきたハゼをどう食うか頭を悩ませ……。シリーズ第4弾。(解説/桂九雀)
内容(「BOOK」データベースより)
大坂の町に、将軍家治のご落胤「天六坊」なる者が現れた。すわ天下を揺るがす一大事!のはずが、こんな時でも大食漢の西町奉行・大邉久右衛門の頭の中は美食の探究一辺倒。貧乏飯屋「業突屋」のトキ婆さんからもらったハゼを天ぷらにしたのだが、どうにも口に合わない。実は大坂と江戸の天ぷらには大きな違いがあって…(「ご落胤波乱盤上」)。他、型破り奉行が大活躍の2編を収録。シリーズ第4弾。
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大坂の町に、将軍家治のご落胤「天六坊」なる者が現れた。すわ天下を揺るがす一大事!のはずが、こんな時でも大食漢の西町奉行・大邉久右衛門の頭の中は美食の探究一辺倒。貧乏飯屋「業突屋」のトキ婆さんからもらったハゼを天ぷらにしたのだが、どうにも口に合わない。実は大坂と江戸の天ぷらには大きな違いがあって…(「ご落胤波乱盤上」)。他、型破り奉行が大活躍の2編を収録。シリーズ第4弾。
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相変わらずの久右衛門である。たらふく食べては次の食事時まで寝ていることもよくあることで、周りも困りながらもそんなものだと心得ている風である。だが今回も、その食通ぶりがものを言って、事を解決してしまうのである。それが久右衛門の思慮深さによるものなのか、はたまた偶然の運によるものなのかは神のみぞ知る、である。とはいえ、ただ食べて寝ているだけではない懐の深さと人を見る目を披露した今作である。勇太郎と小糸の恋物語の進展は、今回も足踏み状態。何とももどかしいことである。次はどんなおいしいものが出てくるか愉しみなシリーズである。
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今回いつもの扇子の出番が若干少なくて寂しい(・ω・`)それにしても、そんな大事なのにお奉行でいいの!?とか思ってしまう…♪キレ者だけど掴み所がないお奉行にヤキモキ。大体夜中に烏が矢を射ろうとも小石を投げようとも起きないってどんなけ危機感ゼロ?と笑ってしまいます。すゑさん綾音さんは大酒豪。恋愛は小糸さんの巻。どうなんだろう、この巻だけでいくと勇太郎は小糸…なのか…な?大阪の油事情に天ぷら事情。有名人を宣伝に使うあたり、どこか現代にも通じる悪どさ。今回も楽しめました♪
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「ご落胤波乱盤上」天ぷらが何故和食の代表料理になったのかがよくわかる一編。菜種油とご落胤と将棋の三題噺。「浮瀬騒動」主役の食材や料理がないのは珍しい。強いて言うならお酒かな。「京へ上った鍋奉行」お寿司が何故和食の代表料理になったのかがよくわかる一編。船の場面が楽しい。桂九雀のあとがきが微笑ましい。お芝居も機会があれば見てみたい。
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シリーズ第四弾
初めて読む、途中からでも関係なく読めるが
三話構成の中味は本当に適当
天一坊?絡み、天皇との対立と裏に隠された握り寿司秘話?
ここまで抵当なのも珍しいか
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御落胤波瀾盤上
浮瀬騒動
京へ上った鍋奉行
判平、シマジ、小六といった新たな脇役が良い味を出していた。再登場を望む。
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20170517 ようやく、ベースは落語の語り何だという事が分かってきた。悪人もどことなく笑えるし普通の人が凄かったり。話を膨らませるためには多少の作りは普通にやる。そこが楽しいのだと思う。
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どんだけ食い意地張ってるねん、このお奉行様(笑)。『みをつくし料理帖』のように上品ではないけれど、大好きなシリーズです。脇を固める用人、同心、飯屋のお婆、皆なんとも魅力的。各章二本立てで進む謎に満ちた話が、食を通じて一つになるのが小気味よし。
人はたいてい日に三度、食事をする機会がある。誰かが心を込めてつくってくれたものを真剣に食べるべしということを食いしん坊のお奉行様から教えられている気がします。第3弾までよりも少し印象が薄いけれど、ふき出してしまうシーンもホロリとさせられるシーンもあり、やめられない。
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いやー、今回もいろいろ美味しそうでした。
天ぷらとお寿司食べたくなりました(^^)。
しかし今回、いつもに比べるとお奉行が割とましに
働いてた気がするような、気のせいのような(笑)。
うん、きっと気のせいでしょう。
勇太郎さんにはそろそろ態度をはっきりしてもらいたいw。
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当時、江戸と大阪の天ぷらは異なっていたらしく、へぇーと驚いた。
表題作では、個性的なメンバーが出てきたので、次回も出てきてほしい。
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江戸当時の関西の食文化がよく学べる。まだ鮮度保存の技術がないので京都では生魚が届かないこととか、大阪での天ぷらの呼び方の違いや人気の無さなど。
また旅の途中で知り合ったキャラ達の個性を活かして問題を解決するところも自然な流れなのでスッと入ってくる。
毎度各話読み切りなので気軽に読み進めれるし、もうお馴染みの顔ぶれが技術や個性を発揮するのも楽しい。
今回はいつもより久右衛門がカッコ良かったような。相変わらずのところは変わんないけどね。勧善懲悪とは言い切れない(久右衛門のせいで)けど終わりはいつもスッキリできる。
勇太郎の恋愛話はこの巻では小糸さんが少しリードかな。