紙の本
組対刑事の痛快さ、ではない
2015/11/23 08:59
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察の中でも、刑事一課より派手に描けるのが組対、つまり、暴力団など組織暴力を扱う部署のデカたちだ。今野氏の小説には、しばしば登場するが、本作に登場する甘粕巡査部長は、三十五歳の草食系。本当にヤクザを相手にできるのかとと思うようなデカをユーモラスに描き、笑える一編に仕上げている。氏の作品でも上位にランクされて良いと思う。
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北綾瀬署のマル暴刑事・甘糟は「なんで自分がマル暴に配属なのか。早く異動させて欲しい。」など、弱気な思いにかられている。
そんな本人の想いとは別に、相棒の群原や、ヤクザのアキラなどからは微妙な信頼を受けているに思える。
シリーズ化されるだろうし、今後の展開で彼らの関係がどうなるか楽しみ。
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マル暴甘糟シリーズの登場編と思えばいいんだろうけど、それぞれの人間関係を、当初設定していたとおりになぞっているだけで、心の変化の表現部分が浅く、素人さんが書いたシナリオを読んでいる感じがした。
内容的には面白かっただけに残念。
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任侠シリーズの脇役である甘糟さんが主人公。頼りなくてマル暴とは思えない警察官だけど、欲のなさがいいのかしら?なんとなく彼の周りはうまく回っているなぁ
任侠シリーズは大好きなんだけど、今回、甘糟さんて主役はれるような人だっけ???と疑問でしたが、なかなかいいですね。映像化してほしい。濱田岳さんとかどうかな。
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今野さんの新シリーズ(?)。マル暴というと「がっちり強面の刑事さんのイメージ(まんま上司の郡原さん)」だけど。この物語の主人公、甘糟は凄いビビリ。よく暴力団相手に刑事が務まるなぁと。
そのビクビクっぷりも笑えるけど、暴力団員の繋がりを憶える記憶力、人の洞察力は鋭いよね!?なかなか面白い人物でした。是非、続編も読んでみたいです。
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新シリーズということで期待したが、みごと?に裏切られた
暴力団の事務所に向かうたびに警官をやめることを考える
意気地がなさ過ぎだろう
作者もこのギャップに期待したんだろうが
まぁそのうちに一人前に成長するんだろうがちょっとなぁ
任侠病院にも登場したらしいがとんと記憶がない
隠蔽捜査シリーズの竜崎署長にしごいてもらう必要がありそうだ
そういえば任侠シリーズの新作をそろそろ読みたいな
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めっちゃ面白かったー!甘糟をはじめ、群原、家事、アキラなど魅力的なキャラがたくさん。シリーズ化してほしい。
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マル暴刑事でありながら気が弱くダメ刑事でありそうだが、自分が意識していないだけで実は刑事としても有能な甘糟。
甘粕の語り口が柔らかく面白い。
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最近の今野敏の警察小説は捜査一課だけじゃなくいろいろな部署で働く人達を主人公にしている。今回は組織犯罪対策課いわゆるマル暴といわれる部署で働く人に光を当てている。
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三流私大卒の甘糟刑事。マル暴の刑事はヤクザとあまり変わらない。甘糟は見かけは普通。
近所で殺人事件発生。殺されたのは暴力団員。抗争の恐れがあるので、捜査一課と一緒に捜査に駆り出される。
マル暴は基本的に夜中に勤務はない。甘糟はたまたま夜勤だったので働かせる。捜査一課の相棒は梶。自分のマル暴の先輩とは喧嘩ばかり。梶は捜査一課の前は総務部。捜査の現場は知らない。甘糟が暴力団事務所に入っていくのを傍観しているが、だんだん口を出すようになり、的をえた意見をいうようになってきた。
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任侠シリーズで脇役だったマル暴所属の甘糟刑事が主人公。
主人公がマル暴なのにヘタレキャラ。元々のシリーズで脇役キャラだったこともあるけど、今野作品での主人公の中では珍しいかな。甘糟の心情がいちいち面白かった。でも、本人の気づかないところで、結構優秀だったりするんだよね。自己評価より他者評価が高いのは、竜崎とかひぐっちゃんとかと一緒かも。甘糟をサポートする同僚刑事たちもGood。こういう最後までストレスなく読めるエンタメ作品、好きだワ。
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暴力が苦手、血が苦手、ビビリ
なのに何故かマル暴刑事をやってる主人公(笑)
びびりながらも、殺人事件の謎を解いたり
ヤクザの抗争を阻止したり。
本人は気が付いてないけど、実はかなり優秀。
脇キャラもなかなか魅力的で面白かった。
シリーズになったらいいのにな~
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組対部の暴力団担当巡査部長甘糟の刑事小説。
今野さんの中ではライトソフト系、特殊キャラ系に分類される作品だと思います。
マル暴らしくない外見と思考の主人公だけでなく脇役のキャラも立っていて、マル暴で殺人事件ではあるがバイオレンスもなく、事件の展開もひねりが無いので大変読みやすかったです。
自分としてはもっとハードで重厚なものが好みですが、作者のキャラ作りは大変面白いので、また一つ読みたいシリーズが増えてしまった感じです。
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弱腰で全く覇気の感じられない刑事が主人公。
本人の思いとは真逆の方向で事件と関わざるを得ない姿が可笑しい。刑事・暴力団双方、魅力的なキャラが脇を固めていて面白かった。
これからの活躍にもぜひ期待したい。
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阿岐本組任侠シリーズに登場する刑事を主人公にした待望の新シリーズとのこと。弱気な刑事の活躍という狙いは面白いが、ユーモアは今ひとつだった。