紙の本
ロシアについて知識が増えました
2017/12/15 19:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルル - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロシアに精通している北野さんならではのわかりやすい解説によってロシアの真実のみならず他国の本質も学べます
紙の本
北野先生!
2015/10/11 13:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さんぴん - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず面白い!ロシアからの視座を公共情報から引き出しています。で、論旨展開がとてもGOOD!世界を達観できるようになります。買い。
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今読まずにいつ読む。
2015/09/01 17:04
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかりちゃんちゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の他にも世界の流れを時間的にも地理的にも俯瞰することで見えてくるものを伝えてくれるものは数多くあります。しかしその数多くのものとこの一冊の違い、それはこの本は常に間断なく読者に問うてくるところです。言い方を変えれば、常に読者に自身の頭で考えさせてくれるように仕向けているとでも言いましょうか。読者が解釈と思考を同時に無理なく進められるよう、平易な表現が細心の注意を払って書かれており、そのさじ加減には唸らされます。世界で何が起きているのか、そしてこれから何が起きるのかを知識として取り込むのではなく、自分の頭で考えていきたい方にオススメです。それにしても世の中って残酷なほどシンプル。
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70年間戦争をしてこなかった平和ボケでナイーブな日本人に、複雑怪奇な世界の動きの原理をわかりやすく解説してくれています。建前で善悪や理想論を語るのではなく、起きている事実から世界の動きを解説。あまりに分かりやすい話だとウソっぽく聞こえますが、著者がメールマガジンで読み解いて予測する世界の動きはかなり正解しており、その読み解き方の解説ということで説得力がある。メルマガ読者は断片的に聞いた話しばかりだけど、それがまとまった本書は読むに値するでしょう。
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今現状の世界において、どういった流れになっているのかを教えて、そしてどう読み解いていくのかを説明してくれている一冊です。
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名前に釣られて失敗。
日本のマスコミだけからの情報だと世界の流れが見えないよ、英米、ロシア、中国もそれぞれ自分に都合のいいことしか言っていないよ、というお話し。それを含めた国際社会の原理で、基軸通貨が強いとか、エネルギーが大事とか、国益は金儲けのことだとか、人口と経済からの国のライフサイクルのこととかをメソッドと呼んでました。著者がロシア圏で活動しているのは分かるのですが、一言。
クレムリン、関係ないじゃん!!
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日本が進むべき道と世界情勢をいろいろな視点から解説、提言してくれている良書。著者はモスクワ在住なので、日本国内や欧米系からの視点ではないところからも、情報を解釈できるところが強み。日本が自立するためには、この本に限らず、日本国民、日本政府は全員北野氏の全著書を読むべきである、と感じた。
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リアリズムって何?
という方がほとんどでしょう。
簡単に言えば、感情論やイデオロギーを排除してリアルにあった事だけを見て現実的に物事を考えようというもの。
私は作者のメルマガをいつも愛読しておりますので、
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ ;)
という驚きはありませんでしたが、普段政治などに興味を持たない人には驚きの連続でしょう。
いわゆるトンデモ系とは正反対の、全て実際にあったことを例に挙げて説明していくところも説得力があります。
作者の北野さんの経歴もかなり珍しく、世界を見る視点が支配者層から一般市民層まで幅広い。
また欧米視点、クレムリン視点、イスラム視点など、様々な角度から分析しておられ、特定の価値観にしばられる事のない見識をお持ちなので、誰が読んでも非常に価値のある一冊です。
テンポよく読ませる読書目線での書き方は非常に読みやすく、こういう本は難しいからと敬遠されてこられた方にもおすすめです。
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世界の見方について解説している。
お金と軍事力で世界の力関係は構成されている。情報はそれぞれの国で流れている内容が異なる。
事実を見るのが大切。
国は国益のためにうそをつく。
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世界情勢がイマイチわかりづらいのは、そうなるように情報操作されている。
比較的小さな問題に関しては、確かに「客観報道(情報)」は存在しているが、世界情勢を左右するような「大きな問題」では、「客観報道(情報)」ではなく、「プロパガンダ」が強くなるのが原因の一つらしい。
また、世界は自国の「国益」で動いており、その「国益」のために、国家はあらゆる「ウソ」をつく。
個人だって組織だって、自己の「利益」のために「本音」と「建前」を使い分ける。国だって同じ。
じゃあどうやって、「本音」と「建前」を見抜き、あらゆる国がどこに向かっているのか、世界情勢はどのようになっていくのか予測する、その見方をとても分かりやすく教えてくれている。
一度読んだだけでも、きっと今から世界のニュースを見る目は変わるだろう。
何度も読み返し、ニュースなどの公開情報からでも世界の行方を見極める目を養いたい。またそれが出来るようになる本であると感じた。
ちなみに、佐藤優氏は、「秘密情報の98%は、公開情報の中に埋もれている」とおっしゃっているとの記載があった。
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イラク戦争の真の目的はドル基軸通貨体制を守るためで、フセイン大統領が始めた石油のユーロ決済を阻止することにあった。本書で初めて知ったのだが、プーチン大統領はロシア産資源の決済通貨をドルからルーブルに変えたという。ジョージ・ソロスの財団がNPO法人を通してカラー革命を支援する理由もこのあたりにあるのだろう。外交の舞台裏で行われている「小さな戦争」を日本人は知らなさすぎる。
http://sessendo.blogspot.jp/2016/08/11.html
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これは面白かったです、いけてる本じゃないですか。
国際問題をエネルギー利権、基軸通貨に焦点を置いての解説は分かりやすい。
馬渕睦夫と近い感じがする、馬渕さんみたいに全部ネオコン、ユダヤ系国際金融資本家、グローバリズムに結び付けてないところがシンプルで分かりやすいし筋が通ってるかな。
この「クレムリン・メソッド」世界を動かす11の原理とは…。
1世界の大局を知るには、「主役」「ライバル」「準主役」の動きを見よ
2世界の歴史は「覇権争奪」の繰り返しである
3国家にはライフサイクルがある
4国益とは「金儲け」と「安全の確保」である
5「エネルギー」は「平和」より重要である
6「基軸通貨」を握るものが世界を制す
7「国益」のために、国家はあらゆる「ウソ」をつく
8世界のすべての情報は「操作」されている
9世界の「出来事」は、国の戦略によって「仕組まれる」
10戦争とは、「情報戦」「経済線」「実戦」の三つである
11「イデオロギー」は、国家が大衆を支配する「道具」にすぎない
北野幸伯さんて次長課長の河本さんに似てるなぁ。
北野幸伯氏に訊く 全11回
①https://youtu.be/DKoznnUAgEU?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
②https://youtu.be/iO6rQ-u8Rag?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
③https://youtu.be/THmFBORdtTk?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
④https://youtu.be/K_qq3yMlYSg?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
⑤https://youtu.be/0y-f1KmszGI?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
⑥https://youtu.be/U8ZVu-_BLnE?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
⑦https://youtu.be/n3puylPO-HY?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
⑧https://youtu.be/4XIGutMJi-0?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
⑨https://youtu.be/U_3rpBf54ZI?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
⑩https://youtu.be/G7KnqG4S1Kk?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
⑪https://youtu.be/0uyS-apZ7fQ?list=PL9ml1Q4R0s_eHB8XWy3rZjWqGGnUmuJmY
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大前提 1 「あるがまま」に「事実のみ」を見る
大前提 2 特定の「主義」「思想」に偏らない
「真実」は、「言葉」ではなく「行動」に現れる
1.世界の大局を知るには、「主役」「ライバル」「準主役」の動きを見よ
一国の影響力と国力を測る基準は「品格」ではない。
それは、「金力」(経済力)と「腕力」(軍事力)である。
主役…覇権国家アメリカ
ライバル…それに猛追する中国
準主役…米中の間で動く、日本、ロシア、EU主要国(ドイツ、フランス、イギリスなど)
国家が戦争をはじめられる理由は二つしかない
他国が攻めてきた場合…相手に報復するのは「合法」(自衛権)
「国連安保理」が攻撃を承認した場合…他国と戦争をはじめることは「合法」
2.世界の歴史は「覇権争奪」の歴史である
「事実」が示す、覇権争奪戦争の歴史
(1)16世紀 「主役」スペインと「ライバル」ポルトガルの「覇権争い」
(2)17世紀 「主役」オランダと「ライバル」イギリスの「覇権争い」
(3)17世紀末 「主役」イギリスと「ライバル」フランスの「覇権争い」
(4)20世紀前半 「主役」イギリスと「ライバル」ドイツの「覇権争い」
(5)20世紀後半 「主役」アメリカと「ライバル」ソ連の「覇権争い」
(6)現在 「主役」アメリカと「ライバル」中国の「覇権争い」
近い将来、「米中覇権争奪戦争」は「代理戦争」という形で起こる
3.国家にはライフサイクルがある
国家には「移行期」「成長期」「成熟期」「衰退期」がある
「成熟期」か「衰退期」かは、「賃金の水準」「人口の推移」を見る
欧州=成熟期…影響力は徐々に衰えていく
米国=成熟期…100年前の英国のように、影響力は徐々に衰えていく
中国=成長期後期…2018~2020年頃、バブル崩壊が起こる可能性大
ロシア=成熟期…資源依存型経済を転換することは難しく、将来は苦しい
インド=成長期前期…長期にわたる成長を実現し、GDPで欧州と日本を抜く
日本は、欧米との友好関係を維持しつつ、インドとの関係を緊密にしていくことが、最善策である。
4.国益とは「金儲け」と「安全の確保」である
小国は大国からの侵略を防ぐために他の大国に接近する
大国は他の大国に勝ち、小国を支配するために小国を守る
5.「エネルギー」は「平和」より重要である
エネルギー源の確保は、金儲けであり、安全確保でもある。
たとえ戦争になったとしても、国家は、エネルギーを確保しなければならない
アメリカによるイラク戦争、真の理由は「石油」の強奪である
2014年2月の「ウクライナ革命」は欧米の仕業か?
ウクライナ革命、アメリカの狙いはウクライナの「資源独占」か?
グルジア革命は、「石油ルート」をめぐる米ロの争いだった
リビア戦争(2011年)は英仏の「石油利権」確保が原因だった
自国の石油枯渇の恐怖から、アメリカは闇雲���資源強奪に向かった
シェール革命によって、アメリカの資源枯渇恐怖症はなくなった?
シェール革命で、アメリカにとっての中東の重要度は下がる
近い将来、エネルギー価格が下がり、エネルギー資源国の経済が悪化する?
6.「基軸通貨」を握るものが世界を制す
基軸通貨(ドル)の特権…他の国なら赤字分はドルを借りて支払わなければならないがアメリカは必要な分だけドル紙幣を印刷すればよかった。
世界共通通貨の発行権を持つアメリカは、外貨を買う必要はなく、「ドルを印刷して相手国に渡す」だけでいい。
ドルが基軸通貨でなくなれば、アメリカは没落する。
ドルを基軸通貨でなくすには、その使用量を減らせばいい。
7.「国益」のために、国家はあらゆる「ウソ」をつく
あらゆる組織も人間も、自己の利益のために本音と建前を使い分ける
本音とは、真の動機、利益。
建前とは、真の動機を隠すための、もっともらしい理由、キレイゴト。
本音をいったら、国民が支持しなくなるから使い分ける。
例、イラクには石油が沢山あるから、フセインを排除しろ
世界の本当の姿を知りたければ、大国の指導者がアナウンスしている建前をそのまま信じてはいけない。
8.世界のすべての情報は「操作」されている
世界にはさまざまな情報ピラミッドがあり、常に作為的な情報が流される
プロパガンダとは、特定の思想、世論、意識、行動に誘導する意図を持った宣伝行為のこと。国家は主体的に、これをやっている。
「米英」情報ピラミッド…米英に都合の良い情報が流される
「欧州」情報ピラミッド
「中共」情報ピラミッド
「クレムリン」情報ピラミッド
「イスラム」情報ピラミッド
政治的ウソは事実より優先され、情報として流される
日本にいながら情報ピラミッドを超越する方法=自分で洗脳から抜け出す
洗脳を成功させる二つの条件
(1)同じ情報を繰り返し与え続けること
ウソも100回言えばホントになる
(2)他の情報を遮断すること
日本国民は「米英」情報ピラミッドの中にいるので、他の情報ピラミッドを見るようにする。ただし、各情報ピラミッドはその国に都合のいい情報だけが流れているので、そのことを決して忘れないこと。
9.世界の「出来事」は、国の戦略によって「仕組まれる」
戦略(企み)が先にあり、歴史的事件や現象はその後に起こる(その結果として起こる)。
中国の強力なプロパガンダ(戦略)があって、日本の孤立(事件)が起こった。
日本以外の世界は「善か悪か」に関係なく、「どうすれば勝てるか」を考える
憲法改正、靖国参拝、歴史修正をやると、 (1)中国のワナに嵌まり、(2)日米関係は悪化し、(3)日米安保は破棄され、(4)尖閣有事の際、アメリカは日本を守らず、(4)尖閣は中国のものになる可能性が高い。
10.戦争とは、「情報戦」「経済戦」「実戦」の三つである
情報戦の目的は、わが国は絶対善であり、敵国は絶対悪であると国内外に信じさせること。
中��や韓国が、日本に関する大ウソを堂々と世界に流布することができるのは、「俺たちは戦争をしている」という明確な意識を持っているから。
「殺戮戦争」の前に「経済戦争」(経済制裁)で、できるだけ相手を弱らせておく。
11.「イデオロギー」は、国家が大衆を支配する「道具」にすぎない
ソ連崩壊後、即「民主主義」に転向した旧ソ連エリートたち。
なぜ、そんなことができたかというと、「はじめから共産主義を信じていなかった」から。彼らは、共産主義というイデオロギーを大衆コントロールの道具として使っていただけ、自分自身は信じていなかった。
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読む前は、「よくある陰謀論の話かな?」と思いましたが、公知情報を丹念に読み解いたクールな内容で、今後ニュースを見る目が変わりそうです。
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素晴らしい。311から報道に疑問を持ち始め、ラジオや本で学んだことがここには書いてある。
右とか左とか関係なく、読んで世界が何を価値観に動いているかを知るべきです。
いろんなジャーナリスト本あるが、ロシア側から書いてる本書は深みがあり、cnn, bbcとは全く違った切り口で実に新鮮です。
惰性で世界は動いてるんじゃないか?