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陰陽師 酔月ノ巻 みんなのレビュー

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みんなのレビュー32件

みんなの評価4.0

評価内訳

32 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

相変わらず楽しめる平安時代の大人の童話

2015/03/08 21:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

夢枕獏の陰陽師の酔月ノ巻であるが、この物語には終わりがなさそうである。いつまでも続くようだ。大人の童話のようなもので気楽に読める点が気に入っている。また、陰陽師のオカルト的な点は不要なのだが、平安時代という時代設定が最もよい。平安時代といえば、今から千年近くも昔である。

 そこでの人の会話は、安倍晴明と源博雅のような現代的なやりとりがなされていたのだろうか。そうはいっても、その記録が残っている訳もなく、そうしないことには話が始まらないのも確かである。

 平安時代の京での出来事であるし、安倍晴明、そして源博雅といえば、当然当時の政治に関わる重要人物が登場してくる道理である。今回も藤原兼家がよく登場する。兼家は関白を務める要人ですが、これまでもよく清明に相談事を持ちかけてきましたが、本巻でもありました。

 いつもながら話は、雪が降っているにもかかわらず、縁側で酒を酌み交わしながら庭の風景を愛でる晴明と博雅の二人の会話から始まる。また、敵か味方か分からない存在の蘆屋道満もよく顔を出す。怪しげな現象のほとんどはこの道満が原因を作っているようだ。そして、その解決は清明に委ねられる。それを道満も心得ているし、晴明も覚悟しているようだ。

 本巻では、山月記にヒントを得た『新山月記』が9つのエピソードの一つに含まれている。そして今回は詩もよく登場する。白楽天の詩が引用されてもいる。詩にはあまり興味が向かないので、エピソード全体に加えられた味付けの意味が分からず、大変残念である。

 酔月ノ巻というので、縁側での二人の会話も、エピソードも多少酒に酔ったものかといえば、ほんの僅かにその香りがする程度であった。次回作を楽しみにしたい。

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紙の本

一日で呼んでしまいました

2015/11/08 10:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:玄米ごはん - この投稿者のレビュー一覧を見る

文章がやわらかくとても読みやすい一冊でした。
作者の円熟した人間観察があり、それが文章に反映されていて
人間の優しさが伝わってきました。

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電子書籍

なぜか橘さんがよく登場

2018/12/06 07:09

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『陰陽師 第13巻 酔月ノ巻』もいつも通りの短編集です。収録作品は、「銅酒(あかがねのさけ)を飲む女」、「桜闇、女の首」、「首大臣」、「堂満、酒を馳走されて死人と添い寝する語」、「めなし」、「新山月記」、「牛怪」、「望月の五位」、「夜叉婆あ」の9編。

「銅酒(あかがねのさけ)を飲む女」は、橘盛季(もりすえ)が正体不明の「おひいさま」のところへ通い、危うく取り殺されそうになる話。

「桜闇、女の首」は、橘透子が「桃実(とうじつ)」と呼ばれる散らずの桜の下で琴を弾くうちに消えてしまう話。

「首大臣」では藤原兼家の生きている首が安倍晴明のところに運ばれてきて、体を取り戻してほしいと頼みにくる話。

「堂満、酒を馳走されて死人と添い寝する語」はタイトルの通り。

「めなし」は、糺の森で賢木参りをしていた橘為次が奇妙な女に両目を取られてしまう話。

「新山月記」は、白楽天の詩を唱えながら人を食らう虎(?)の話。出典『唐代伝奇集2』、張読「虎と親友」。

「牛怪」は、機織りの上手な幡音(はたね)とお付きの老女が牛を連れて検非違使の橘貞則の家へ身を寄せ、夜な夜な牛の持ち主を探しに行く話。実は牛宿の織女星と牽牛星のお話でした。

「望月の五位」は、東三条殿の南の築山に夜ごと丈三尺ばかりの五位の装束を着た太った男が李白の詩「月下独酌」を吟じながら徘徊する話。

「夜叉婆あ」は、狩りを生業とする兄弟が母親に喰われそうになる話。

この巻はなぜか橘さんがよく登場してますね。

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2015/01/05 18:44

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2015/01/07 00:06

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2015/01/26 15:00

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2015/01/20 16:59

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2015/02/21 10:20

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2015/01/14 13:44

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2015/01/17 17:43

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2015/01/23 16:47

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2015/01/24 06:20

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2015/01/28 21:05

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2015/02/23 00:07

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2015/03/24 12:12

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