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近年、箱根駅伝の常勝校のひとつになった東洋大の酒井監督が書かれた作品。チーム作り、駅伝の戦略などについて語られる一つ一つから、誠実な人柄と、駅伝に賭ける真摯な姿勢が伝わってきます。
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2009年に東洋大の監督に就任し、強い東洋大を率いてきた酒井俊幸監督の著書。
柏原竜二選手、設楽啓太選手、悠太選手など、その時々でエースとなる選手に恵まれていたが、エースに頼るのではなく、エースをいかすチーム作りをしてこられたのだと知りました。
「その1秒をけずりだせ」のスローガンにあるように、チーム全体としてそれぞれの力を伸ばしていくのが感じられます。
また、多くの選手から、それぞれの区間に適した選手を配置するのに策を練るのが興味深かったです。また16人の選手登録からは外れても、走る選手のサポートに貢献した選手も多くいるのだなあ、そのような人あってのチームなんだなあと感じました。
酒井監督自身が東洋大の4年時に、キャプテンでありながら箱根駅伝には出られなかった挫折が、その後監督となってからの選手の気持ちを理解することに役立っているようです。
また、酒井監督自身の人柄が今の東洋大のカラーに影響を与えているように感じます。東洋大の鉄紺のユニフォームのように、地味で実直なのだと感じました。
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箱根駅伝で活躍した柏原選手や設楽選手などが所属していた東洋大学の酒井監督の本。
選手との対話を大切にしているところが、水泳の北島選手を指導していた平井コーチと共通している気がした。
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東洋大陸上競技部長距離部門の酒井監督の著書。
監督就任前後から2014年箱根優勝までを、指導者としての考え方を挟みながら振り返る。
毎年箱根駅伝を見てきた者としては、東洋大チームの裏側が垣間見えて面白かった。
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さすがの言葉
安定して結果を残せているのも指導力
一方で、方向性は合っているけど優勝できないのはどこか指導の限界があるのではと思う。
卒業生はすごいから、指導はやはりすごいか
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青学原監督のようなアピールはないが、成果を出す組織を作り上げる考え方には多くの共通点があると感じた。
成果を出すにはそれなりに時間がかかると認識していることもその一つ。
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今日も熱戦を繰り広げていた箱根駅伝。いつか読もうと思っていたこの1冊を、いい時期だったんで読んでみました。母校の中大をもちろん応援しているけれど、この言葉はすごく好き。仕事でもなんでも、この言葉を思い出すとぐっと集中できるので時たま使わせてもらっています。駅伝の監督が、第1線で結果を出し続けるために何を考え、どんなことを裏で準備をして、選手がどう答え、選手に何を伝えているのかがわかってより箱根駅伝の面白さが深まる1冊だと思いました。仕事もタスキをつないでいくようなものだし、選手に刺激を受けて今年もいい1年にしていきたいと思います。