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こんなにたくさんの短編を読んだのは初めてでした。
ジュエリーショップであったり、宿であったり、思い出の住所であったり繋がりはあるものの、それぞれ独立した話。
短いのに心に残る話のオンパレードでした。
特に題名にもなっている、「おまえじゃなきゃだめなんだ」は、きっと誰しもが本音で思っていることを描いていて、10年前の自分を思い出したりしてしまいました。
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角田さんがあちこちで書かれた連作短編や短編をまとめたもの。表題作はタイトルから想像するのとは真逆の話でしたが、やはり誰でも、「おまえじゃなきゃだめなんだ」というセリフを言われてみたいと思うよねと思いました。山田うどん、一度食べてみたい。
個人的には、約束のジュエリーと消えない光、最後のキス/幼い恋、あの宿へが良かった。
表紙カバーがとてもかわいい。
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年明けは去年読み落としていた本を拾って読んでいたけれど、そろそろ新刊をということでランキングを物色し、この恋愛短中編集にする。
前半に佳いお話が多いです。
『平凡や退屈が、静かな日々が、奇跡のようなものだ』という件りにしみじみ頷く「しずかな絢爛」
確かに、指輪を見るたび思い出すことがある、というのは得難いことだなぁと思う「扉を開ける」と「時を磨く」
恋愛をしている頃のきらきらふわふわした感情とは縁遠い生活になってしまったけれど、嫁さんと二人過ごしてきたことが幸せに思える、これらのお話。
私の左手薬指には結婚式の日からずっと指輪が収まっているけれど、そういえば、どこか区切りの年に新しい指輪を買うなどしても良かったなぁと、28年目という中途半端な今の時期に、最後の「消えない光」を読んで思う。
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自分もそこに存在していたかのように情景が目に浮かぶ。どこにでもあるような日常の、どこにでもいるような女の子たちの様子に、少し泣きたくなったり、思わずニヤリと笑ったり。
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共感できるもの出来なかったもの様々.
やはり女性視点の話はちょっと難しい.
以下あらすじ(巻末より)
ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」他23編。人を好きになって味わう無敵の喜び、迷い、信頼と哀しみ、約束の先にあるもの―すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集。
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かなり短い短編なのに深みがあって面白い作品に仕上がっています。なんでこんなに共感できる作品が書けるのか。凄い。
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さすが角田光代さん!
人の心を描くのが上手い。
そしてショートショートな作品なんだけど、どこかで様々な作品が繋がっているところも相乗効果!人って、くっついたり離れたりするけど、それでもやっぱりいいね!
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短編集。「さすが角田光代ー!そこに痺れる憧れるー!」な作品あり。「正直言って、これやっつけ仕事やな?」な作品ありかな。短い話なのに人間の核心部分に触れる話が多くてやっぱり好きだなと再認識。
『消えない光』で主人公の女の子が母親に「こんなおもちゃみたいな婚約指輪でいいの?」と聞かれるシーンにドキッとした。確かに「指輪は絶対ハリーウィンストンの!」みたいな拝金主義はちょっと嫌悪感だけど、逆に「指輪も式もいらない!お金の無駄!」って形式に捕われない自分たち第一主義を主張され過ぎても「なんか、ちょっと違う」と思う。
あと、離婚指輪はちょっと理解できなかった。どう考えてもいらないでしょ、と。特に男の人とか、絶対使わないでしょ。可哀想になった。
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恋愛短編集が23編。表題とは裏腹に、ややドライな印象を受けるものが多かった。ちょっとさらりとしすぎかもしれないけど、20代後半なら、どれか一つは琴線に触れるものがあると思う。裏テーマは企業タイアップ作品集だと思うけど、私も含め、読む人が読むと勉強になると思う。
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あまりにも短いので、終わる度にかくっとくる。
どの話もわりと身に覚えのありそうななさそうな、じんわりする恋愛のあれこれ。
山田うどん食べたことないから、見かけたら入ってみよう。
私はきっと離婚はしない。誰しもそう思ってるのかもしれないけど?
なんかの記念に指環、いいかもね。
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幸せなんだか幸せじゃないんだかな短編集。
切ないとは違うけど 胸がぎゅっとなる。
お互いにおまえじゃなきゃな恋愛がしたいです。
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(レビュー・感想というより、読むに至った経緯)
新刊台にあったので。2015年初読了本。
沢山の恋の話がつまった小説。
個人的に「消えない光」が面白かった。
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24の恋愛にまつわる短編集(恋愛もの以外もちょっとだけあり)。装幀のイラスト、可愛い。
サラッとしたものもあれば、ぐっとくるもの、ズシッと重みあるもの、共感できるもの、正直ちょっと?なもの、に色々。
短く小粒だけど、粒ぞろいでした。。特に「さいごに咲く花」「おまえじゃなきゃだめなんだ」「消えない光」がお気に入り。。
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主に指輪にまつわる恋愛短編集。ずっと幸せなカップルなんていない、というオビ通りの読後感。私は特に最初と最後の指輪の話が好きだった。気持ちとか幸せとかは曖昧だけど、指輪という確固たるものでそれは確認できたりする。次に何か節目を迎えたら、モノを買ってみようと思った。
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やっぱり短編集は物足りない。
悪くはないけど。
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ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」他23編。人を好きになって味わう無敵の喜び、迷い、信頼と悲しみ、約束の先にあるもの--すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集