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若い蘭方医
2022/09/05 01:44
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
若い蘭方医、宇津木新吾シリーズの第1作品です。何年か前に読んだのですが、続編をいくつか読んだので、第1作を再読してみました。やはり、第1作だけでは、ちょっと足りない感が……。
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201501/新シリーズ一作目。主人公は若いこともあり、まっすぐだし、わりと「え、その人にそれ話しちゃうの?」的な印象だけど、主人公をとりまく人々がクセありで今後の展開が楽しみ。
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小杉健治氏の本は、検事・沢木正夫シリーズが好きで読んでいたが、時代物は、佐平次捕物帳位で、今回の時代小説は、長崎から医術を学んで戻ってきた「宇津木新吾」が、主人公である。
『誤診』の題名から、新吾が、啓蒙する、町医者の村松幻宗の起こした事と察しられるが、無料医療の背景に、支援者の影を見つけることが出来ない。
そして、縁談の話と、有望な職の安定の餌が、ぶら下がっている事に、反感を持ちながら、縁談相手の香保の存在が、頭に浮かぶ新吾の純真さが、可愛い。
余命いくばくもない男に、精根こめて、介護し、その裏に潜む悪を立つのに、佐伯泰英シリーズの主人公の様な表だった立ち廻りはないが、人情味あふれて、少し融通のきかない青年に、これから、どのようになって行くか、、、楽しみである。
もう、これを読んだ後に、第2巻「潜伏」が、出ているとか、、、、
早く、読まないと、3巻が、出てしまうかも、、、、
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L 蘭方医 宇津木新吾1
この作家さんが描く主役はいつも悩んで後悔して女には無骨であからさまな失態をする、イメージがあるのは勝手な私の思い込みか?
びっくりするほど主役キャラに魅力がないんですけど…。香保をメインにしたほうがいいんじゃないかと思うほど。まだまだ未熟な若者の成長記にしたいのか。それにしたって長崎で何年も学んで帰ってきたとは思えないほどの小者っぷり。
あっちこっち関係持って、それぞれに疑い持って、なにがしたいんだ。22歳設定でここまで若造でいいのか。…魅力ないんだよなぁ。時代劇でカリスマ性のない主人公って等身大よりも魅力のなさが勝っちゃうよ。
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この続きがあるのかな?なんだか中途半端な感じがした。若い医師の事件への関わり方にも少し違和感があるし・・・
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20170808 青春時代小説という事で空回りする熱さが少し気になったがこの先の展開に繋がる伏線がいろいろあって読み進める事が出来た。続けて読んでいきたいシリーズになると思う。
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シリーズ一作目は、硬いものだ。
まだ登場人物の全部を描ききれず、謎を残しておかなければならないのか。
お目見え医者のなろうとする養父の宇津木家に養子に入った宇津木新吾が主人公。
理想主義で学問好き、剣の練習も日課とする。
薬料を取らない町医者村松幻宗のわざと人となりに、感銘を覚えた新吾。
御典医の娘香保との見合いをつぶしたいが、香保の人柄も徐々に分かり、なんとなく気になる女子になってしまう。
世間知らずの熱血漢。
人としての成長をきっとシリーズで描くのだろう。
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残念な感じは否めない。この系統の話は、心が、揺さぶれるのが多い中で、あっさりした感じで進んでしまった。続巻に続くのもいががなものか?ある程度は、一冊で話をまとめるのがルールではないかな。
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内容(ブックデータベースより)
長崎帰りの見習い蘭方医・宇津木新吾は、町医者の幻宗の治療にかける真摯な姿勢と見事な腕前に傾倒していく。
しかし、新吾の養父・順庵は、新吾を自分の出世の道具にしようと、表御番医・上島漠泉のひとり娘・香保との縁談を進めていた……。
令和5年12月14日~16日