紙の本
しろくま兄弟、人間の町へ。
2016/08/12 12:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の落として行く荷物から文化を覚えたシロクマ兄弟が、ヌイグルミを着た人間として街の運送屋で働き始めるお話。兄弟の会話の、とぼけた味わいが魅力的。
冒頭、二頭でブツブツ言いながらカーブで荷物を落とす車を待つシーンで引き込まれた。
お兄ちゃんは頭のいい弟に頼りっきりで失敗も多いけど弟はちゃんとお兄ちゃんを立ててるし、なんだかんだで上手くいっちゃうのが楽しい。
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カナダの雪山奥くに住む2匹のシロクマが初めて人間界へおりて、上手い具合に人間経験をつんで生活する愉快なお話です。
タイトルが『しろくまだって』ですが、その通り、しろくまだってやってみたいことに向かって頑張り続ければ、成し遂げられちゃう! という奇妙だけれど、とてもほんわかするストーリー展開が繰り広げられてゆき、2匹のシロクマはあれよあれよという間に人間界になじんでゆく様がとても小気味よくて面白かったです。
イラストも雰囲気のある絵柄で、読み手の想像力をかき立てます。ヘタウマなイラストがとてもおしゃれで、お話の登場人物たちにとてもしっくりきます。
小学生一年生後半〜小学校二年生ぐらいから自分で読めると思いますが、大人でもわくわくしたり、くすっと笑えるお話なので幅広い年齢層が楽しめる本です。
シリーズになっているようなので、別の話も読んでみたいと思いました。
とてもかわいらしい世界観にほんわかします。
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しゃべるしろくまじゃなく
しゃべれるようになったしろくま!
人間が急カーブで落としていく物を拾い集め
人間の言葉を学んできたという設定がお気に入り。
なぜ人間の言葉をしゃべれるかというと・・・
のあたりで、6年生男子が
そこは、暗黙の了解じゃないの!?
と突っ込んだそう(笑)
(お昼の放送で読みました)
人間の世界で、着ぐるみを着ているふりをして
暮らそうとしますが・・・
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お兄さんのマルクと弟のカールのしろくま兄弟。
しろくまが人間の言葉を話せるなんて思わないから、本当のしろくまだとは何故かバレずに人間の生活に入り込みます。
とにかく可愛い。家に置いておきたいと思って購入し、たまに読み返しています。
小学生2年生~中学年あたり向き
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小学校1年生のときに初めて読みました。
本当にお気に入りの本です。
その時の私にしては長めだったんですが、物語に引き込まれていき、あっという間に読み終わっていました。
動物が出てくるお話は、話す動物、という設定のことが多いのですが、これは話せるようになった動物で、不思議な難しい本になっていないのが読みやすいです!
可愛くてとてもほっこりします。
きっと本にハマるきっかけになってくれる1冊だと思います♪
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人間の言葉を話すしろくまの兄弟が、街にでた。街の人たちは、しろくまの着ぐるみをきた人間と思ってるという、なんとも楽しい設定。おもしろかったです。
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斉藤洋さんて、こんな文章も書かれるんですねとびっくりした1冊です。おばけずかんやペンギンパトロール隊で親しんでおりましたので、書き出しの少し子供には読み取りにくいような情景から入る書き方にドキドキいたしました。
マイペースなお兄さんと立ち回りの上手な弟と言うとよくある組み合わせですが、何せしろくまです。そんながさつな手でうまくいくわけがないじゃないと言いたくなるところを何故かサクサクと人間社会に溶け込んでいってしまいます。
お兄さんが人間社会を楽しんで居られて何よりです。今日も、カナダの北のほうの街で、テレビを見て楽しんでいるのかもしれないな、と感じさせてくれます。
しろくまと言うと、環境問題の話が1文でも入ってくるんじゃないかと思っておりましたが、そういったところが全くないのもとっても良いです。