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天狗はきになるけど、高尾山もOLもそんなに…と思ってたけど、何故か夢に出て来た(天狗のお告げ?)ので買ってみたら、超絶面白いー!タヌキとカラスもいい味出してるし!(出汁的な意味でなく)
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山に登った事のない読み手には基礎の「き」の字を叩き込んでくれる、程好く“ためになる”し、毎週、山に登らないと死んじゃうタイプの読み手なら基礎の反復になる事に加え、「ありえねータ」でノリコの無知さに呆れや怒りを突き抜けて笑える四コマ漫画
内容は表紙やタイトルからも十分察せる通り、普通の(・・・より若干、人生をナメきっていて、その都度、痛い目を見てるのに懲りてない、ちょっと痛い)OLが高尾山を登る、そんだけ
そこに山の妖怪、いや、神と言っても差し支えない天狗、このファンタジーな存在が一枚噛んでくる事によって、面白さが増すと同時に、山登りの楽しさ、山を侮った時の恐ろしさがより伝わり易くなっていると思う
また、ノリコが単に男にも女にも受けが悪そうな性格の捻じ曲がったキャラのまま、ストーリーが進まず、山登りの達成感と、装備の少なさで思い知る苦労から心身が成長していくので、読み手が途中で、彼女のダメさ加減に読むのを止めてしまうのを巧く防いでいると思った
山登りに限らず、何でもそうだが、目の前にした課題の難しさを下に見たり、「するべき」でなく「しないとマズい」準備を怠っていると、ホントにろくな目に遭わない事を思い出せる。備えあれば患いなし、これは一度、手抜きで一度、失敗しないと理解できない諺だ
まぁ、行った事が無い私だって、ハイヒールで高尾山を登る、なんてのはやる前から暴挙を通り越して命知らずな行為だと察せるので、結構、長い間、懲りずにハイヒールを脱がなかったノリコの図太さはある意味、尊敬できる・・・いや、やっぱ、尊敬しちゃダメか
ノリコの上司、後輩の運動能力、アウトドアスキルがズバ抜けていて、毎度、傲慢で伸びた彼女の鼻と自信がポキポキと折られていく様も、それはそれでこの『高尾の天狗と脱・ハイヒール』の魅力か?
加えて、山のグルメもしっかりと押さえているトコも好感が持てた
また、山ガールブームがこの一冊の力で来るかもしれないなぁ
この台詞を引用に選んだのは、「そうか、効果的な脅し文句ってのはこう使うのか」と、ノリコが山ガールとして成長した点以外に、彼女を見直したトコだから
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iBookで購入。
高尾山のエモーショナルさは、ひとえに自分のウマくいかなかった恋愛を思い出させるとこにあるのです!