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勢いでまとめ買いした中の一冊。
何故購入したのか今一つ思い出せないまま読み進め、読了。
エンゲル係数が広く世間一般に誤解されている(決定要因と結果の混同)ことなど、私にとっては新鮮でした。(p.122より)
総務省の行う「家計調査」がどれほどマーケティングに有用であるかが書かれているわけですが、標本調査である上に、各調査対象(に、なってしまったかた)の自主申告に基づくデータがはたしてどれほど信頼に足るものなのかが、ちょっと疑問に思うところであります。
これでも、諸外国と比べるとずいぶんマシなデータであるようですが。(p.291)
1963年生まれの著者ですが、本書の校正作業中に脳出血を発症されてリハビリをされているそうです。(p.8)
回復をお祈りいたします。
付箋は15枚付きました。
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著書の旧作を読んで本書を手に取ったが、あまり面白くない。
確かに本書を読むと「ビックデータは宝の山」であることはわかるのだが、論証の結果が隠しようもない「格差の拡大」では読後感は落ち込むばかりである。日本の暗い未来を回避する方策はないものかと心より思った。
ふと思ったのだが、著者にはマクロ経済書のほうがむいているのではないだろうか。
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家庭の収入を5段階に分けて、どの層が、どのような商品を買っているかを分析した本。「格差社会うんぬん」のビジネス書を読むよりも、はるかに格差社会を実感できる・・・。これを読むと、食品と通信費以外で収益を上げるには、富裕層に商品を売る以外に無いのではないか・・・。