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仕事を辞めたとたんにしばらくあってない父親の死の連絡がはいる。そこから始まる物語。優しい話しだ。
2015.2.28
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没交渉だった父親が亡くなったとの見知らぬ人からの一本の電話。父親は一人の人として、どんな人だったのか?
主人公は入社したばかりの会社を辞めたばかりのタイミングだったので、それを探す。
会社生活にシックリこない若者が読んだら、会社を辞める決意をしそうな本です。退職間近の人だったら自分の人生を振り返っちゃうかもしれません。
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いい話でした。もっと若い頃に出会いたかったです。もう少し父親自身が登場してくれてもいいのではないかと思いました。
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新卒で入った会社を1ヶ月で辞めてしまい、途方に暮れている矢先に知った父の急死。
千葉の海辺の町で暮らしていた父の生前の生き様を
遺品整理のために何度も訪れていくうちに
かつて知らなかった父の面影を見る。
離婚後は仕事一筋だった父は
本当は恋もしていたしサーフィンしたり地域の人たちに愛されていたんだ、なあと死んでからわかる身近な人の一面。
冷えきった関係の美晴に気楽でいいよねと皮肉られたことにたいして
気楽というか、楽をすることは悪いことじゃないだろ、って文哉がいうところがよかった。
全体的に話が停滞気味というか、父のかつての生活もったいぶりすぎというか、無駄に長くて疲労)^o^(
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はらだみずきさん好きな作家さんです。自分を評価するのは、最終的には自分でしかない。人は思い立った時に行動しなければ、ズルズルと流される弱い生き物なのだ。わかる。文哉くんこれから幸せになってほしい。生きている。
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入社1ヶ月で会社を辞めた文哉のもとに、父の訃報の電話が来る。父が住んでいた見知らぬ土地へ行き、父の生き方、土地の魅力を知ることで自分の生き方を考えていく―。
父の生前が分からない文哉と同じく、読んでいる方も何事?という感じで一気に読んだ。面白かった。
「自分の人生がおもしろくないなら、なぜおもしろくしようとしないのか。他人にどんな評価されようが、自分で納得していない人生なんてまったく意味がない」という文哉の言葉を受けて動いた父。
「なにかあったら、子供たちに知らせてほしい」、「そのときは東京で暮らしている息子に、まず連絡してほしい」ということこそが父の答えだった。
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読み始めてすぐに、このタイトルもあって物語の行く末が見え、実際に想像の範囲内で終了してしまったのが残念。女性の登場人物(姉と彼女)に魅力がないのも残念。海沿いの町での生活ぶりは面白く読んだし、読みやすかったのは良かったけれど、個人的には「あともう少し、何か」があれば、感動して読めたのにな。
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入社一ヶ月で会社を辞めた主人公に父の死の知らせが届いたところからはじまる物語。
離れて暮らしていた父のことがだんだんわかってきます。
ちょっとお父さん、カッコ良すぎですが感動しました。
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図書館で借りました。
読後感がとっても良かった。
離れて暮らす父親が亡くなり、息子に連絡が来た時は新卒一カ月で来た失業中。
姉も父親とは疎遠な上に、もっと離れて暮らしているので必然的に息子の文哉の手に…。
しかし、おねーちゃんの宏美は予感的の男運の無さ(笑)
この強かさは女性ならではかなー❔(笑)
でも、ここではもてそうな気が…。
出来過ぎなお話とは解ってるけど、人生はこうでありたい。
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新卒で入った会社を一月で辞めた文哉のもとに、突然見知らぬ男から父が亡くなったという知らせが届く。数年疎遠にしていた父は、知らぬ土地で一人暮らしていた。その土地で父がどう暮らしていたのか…、文哉は次第にその足跡をたどるようになっていく。
父を亡くしたどこかドライな兄妹が、身辺整理を進めるうちに、父が見つけていた「子の巣立ったあとの人生」に触れていく。そうしてだんだんと、自らの生きがいをも取り戻していく。
そのひとつひとつのささやかな人とのふれあい、エピソードの積み重ねが丁寧で、過剰でなく自然に心温まるようなニュアンスなので、いきいきした海辺の光景とともにゆったりと引き込まれていきました。
つまらない人生、となげく人は多くても、それをどうにかしてやろう、と生きている人は本当に少ない。そして面白くしてやろうと生きたひとの人生は、惹きつけられるほどに魅力的なもの。それを自然と証明してくれる、周りの人々の暖かさが素敵でした。
ようやく一歩を踏み出そうとしている文哉が、ようやっと観ることのできた父と同じ風景。その静かでゆたかな風景は、あえて写真に撮って額縁に飾らずとも、彼の「面白い人生のはじまり」として彼のなかにずっと残り続けるんだろうな、と思えたのでした。
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初めての"はらだみずき"なる著者の本で図書館でネーミングに惹かれ読む。親父の死、サーフィン、館山等々身近かな話題がおりまぜ"自分の人生が面白く無いなら何故、面白くしないのか?、他人に評価されようが、自分で納得しない人生なんて意味がない"の言葉が親子で伝え伝わり、自分の座右の銘共通じ、人生の人生を考える良い話だった。
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交流の途絶えていた亡き父のあとを振り返りながら
少しずつ変化していく主人公の心模様。
前向きに生きていこうという様が全面に伝わってきて
とても心温まるストーリー。
最後の姉の便乗が調子いいなぁと思いつつも
これでみんな
人生も波に乗れそう。
よかったねと心から言える作品でした。
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ラストはある程度想像がつくのだけど、そこにたどり着くまでが緩やかで無理がなくていい。
父の人生を自分の人生と重ね合わせて、様々な思いを巡らせる。そんな小説。
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父親の行動が徐々に明らかになっていく。
その理由には泣いた。
後半の、芳雄さんの人柄が伝わってくる様々な出来事が読んでいて心地よかった。
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心が温かくなる小説です。自分もこんな父親になりたい。
お話が父親と息子の話が中心で、この年齢になると(自分は38歳)両方の気持ちが理解できるのが面白かった。息子の立場と父親の立場で意外と変わるみたい。その立場になった気がつくことってありますよね。
①息子としての気持ち
自分の父親は口数の少ないので、何を考えているのか?わからない。そんなこともあり、話すことから避けていた。そんな父親も色々と考えて活動しているみたい。その考えをしっかりと理解できれば良いなぁと感じた。今度帰ったら、是非とも今やっているボランティアや活動の話を聞きたい。いや、聞こう!
②父親としての気持ち
自分が楽しい人生を歩んでいるのか?を考えさせられた。いつか息子たちが人生の岐路に立った時、自分は楽しい人生を歩んでいるよと言えるようになりたい!
そのために、いまやりたいことは全部やってみて、自分にハマれるものを探して、人脈。広げていく。そういう人との繋がりが自分の人生を楽しくすると思うから。
自分がどんな風に人生を歩むのか?中間地点での確認ができる良い小説です!
また、立場によって印象が変わる小説ですね。