紙の本
シリーズ本編を読んだうえで、これを読むのがいいと思う
2024/04/05 11:42
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編シリーズである京極堂シリーズの登場人物のサイドストーリーです。ほんの脇役で出てきた人が多いので、長編の方を先に読んでおいた方が絶対にいいです。仮に読んでいないとしても、十分楽しめると思いますが。
紙の本
上質のサイドストーリー
2015/08/30 18:51
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投稿者:ぴょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
先行する作品に登場する「脇役」を「主役」とする作品群。
当初の作品を創る際に、どこまで構想しているのかわからないが、この作家の凄まじさを存分に味わえること間違いなしです。
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文庫本化で再読。流石に何度も読んでいるので話は分かっているのではあるが、肝心の本筋の方を忘れてしまっているので、この脇役たる本作の主人公たちはどういう立ち位置だったの?って感じで読んでいるこちらが悪いのであるが、良くも悪くも百鬼夜行シリーズあっての本シリーズである。
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久しぶりの京極夏彦を堪能した。
ただ、久しぶりだったので、誰だか忘れている者もいた。
また、元の物語を読み返さないといけない。墓の火と蛇帯は、たぶんまだ文庫化されていないから、読んでいないのだと思う。粗忽者のセツさんが、出てきていてうれしかった。
三回目の登場だ。
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【名作『百鬼夜行 陰』続篇、待望の初文庫化】 京極堂シリーズを彩る男たち、女たち。彼らの過去と因縁を「妖しのもの」として物語るスピンオフ・ストーリーズ第二弾。初の文庫化。
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百鬼夜行シリーズ短篇集。単行本は2012年……らしいのだが、もっと前に出ていたような気がする。暫く京極夏彦を読んでいなかったせいだろうか。
陰・陽どちらにも言えるが、先行のシリーズ読者を前提にしているので、これだけ読んでもイマイチ面白さが伝わらないのではないか……と思ってしまう。反面、怪談としては秀逸。『一寸先は闇』と言うが、その言葉を象徴するような短篇が揃っている。
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百鬼夜行のシリーズに出てきた、そしてこれから出てくる人々の物語。今までの物語の中の主要人物から脇役、ほんの少し出てきた人、それぞれにそれぞれの物語があるのだと思わされます。
闇やぽっかりと空いた穴に気付く瞬間、自分が抱いている恐怖や違和感の正体に気付いて後戻りできなくなってしまう瞬間、そこに妖怪がいる。そんな感じの怖さがあります。
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相変わらず面白い
でもやはり重ーい気分になる(^^;)
どのサブキャラにも理はあるんだよね…と
色々考えてしまった
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『百鬼夜行 陰』続篇
閉じた世界の中で煩悶する心、立ち止まり行き場を失ってしまった心が、妄想を生み、妖怪となる。
誰もが妖怪になってしまう恐ろしさ。
妖怪は救われるのか?
だれか救って欲しい。
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これまでの京極堂シリーズに登場したサブキャラたちの過去や因縁を「妖しのもの」として物語るスピンオフ短編集の第2弾です。
主要キャラ榎木津礼二郎の過去話など、読む前から興味惹かれるストーリーもありますが、ぶっちゃけほとんどのキャラを覚えておらず、スピンオフとしてはピンとこない…。新作もなかなか出ないもんだから、ちょっと忘れかけてたせいもあるかも。話者の語り口調もちょっと一辺倒な感じがして楽しめなかった。本編の読み直しが必要なのかな。
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この本を読む人はおそらく初見ではなく作者・シリーズのファンのはずだから大丈夫だと思いますが、とても重く、暗い話詰めです。トラウマや転落話、人でなしなどなど…。
唯一読後感さっぱりと読めるのは榎木津主人公の「目競べ」のみ。内面が主に描かれてるのでいつもの他人をけむに巻く言動が無く、基本至極淡々とした人なのだなぁと言う感じです。ただ、実質母親不在なのは気になりました。生まれ持った体質について聞くなら、母親が一番なのでは?と思うんですがね。
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人に見えないものが視える。闇の中に、他人の恐怖が悔恨が苦痛が悲哀が―視えてしまう。そんな男、榎木津礼二郎にとりついているのは魚の眼だった(「目競」)。『狂骨の夢』『絡新婦の理』『邪魅の雫』他の名作、そして『鵺の碑』に登場する者たちの闇と因果を綴る怪異譚。
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百鬼夜行シリーズの端役を主人公にした短編集
短編とは言っても京極サイズではあるんだけどね(笑)
そして最後は榎木津の話
各話を読んで、「あ~、この人ね」とわかるものもあれば
「誰?」と思いつつ、最後までわからないものも・・・
どうやら次作の登場人物も混ざってるようで、そりゃぁわからないはずだわ
全体的に暗い、みんなどっかおかしい(まぁ妖怪憑きなんだからそりゃそうだけど)
読んでいて楽しいものではないかも
シリーズ未読の人が読んだらどうなんだろ?
個人的にはマキさんのこじらせっぷりとか、寺田さんがああなるきっかけが変わったのはよかったね
あと、平田さんとの話しで古書とはというお話しも興味深い
減価償却するものでもないし、かといって骨董とも違うし、そもそも本の価値とは?というのは面白く読めました
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信州の、と言われればオンモラキだっけか?房総半島のと書いてあれば、あれはジャミの……と、思い出しはするものの、もうキャラクタの名前とか忘れてるし、参照するほどの熱意はないし、で、結局知ってる人は薔薇十字探偵だけ。とはいえ、うーん、加法での三原色って、赤緑青なんで、というか、今時PC使ってる人なら知ってるじゃんみたいなミスがちょいと喉に刺さったトゲのように不快だなぁ。
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榎木津礼二郎を最後にもってこられちゃあ、それまでの短編が頭からすっとんでしまいそうだ。敬愛する薔薇十字探偵の生い立ちを知る。こと彼の過去に関しては、謎のままでよかった気もするのだけれど。ああ、これで百鬼夜行シリーズの長編9冊、連作小説集5冊を完読してしまった。この本に収録されている『墓の火』と『蛇帯』は、未だ発刊されていない『鵺の碑』のサイドストーリーだというから、はよう本編読ませてよ。寒川英輔の死因が気になるでしょうに。(追)そうそう、榎木津が実はお魚見るの大好き「さかなクン」だったのは笑える。