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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
引退した老刑事のくだりは宮部みゆき節で良かったんですが、ファンタジーとからみだしたらちょっと今一つになりました。
せっかく老刑事を出してきたのだから、そちらの手腕をもっと見たかった気がします。
紙の本
難解になりつつ
2015/11/28 03:29
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺したしたいを悦檀する事件が連続して発生。読み始めれば当然、ミステリである。それも怪奇もの。さらに進んで、そうか「英雄の書」の続編かと。が、上巻の終わりあたりからファンタジーの要素が出始め、下巻はどうなるのかと、期待半分、不安半分だったが―
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怪奇現象に見えることも理屈で説明のつく普通の
ミステリと思っていたので、びっくり。
さらに、都築氏や孝太郎クンの展開は、目を疑って
しまった。
下巻でそれがどうなっていくのか、気になって
しかたがない。
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相変わらず内容を知らずに読み始めて「ええっ!そっちにいっちゃうわけ!?」と落胆するも、『英雄の書』の続編なのかと気づいて若干持ち直すw
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話が直接つながってるわけじゃないのですが、できれば『英雄の書』を読みなおしてから読んだほうがよかったかもしれないと思った。ユーリやアッシュなど世界観が思い出せたと思う。
『英雄の書』を読んだときは“小説家宮部みゆきがこれを書くんだ!”と思った者ですが、今回はその衝撃はなかったものの、ネットの世界等、今の世界が反映されています。
すごい調べてるんだろうなぁと思いました。なんかいつも書いてますが、ものすごくリアリティを感じます。きっとネットの世界ってこうなっていて、だからこそ、いつ現実の世界で起きても不思議はないという恐怖というか不安…。
下巻もあと少し。一気に読めそうです。
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面白くて一気に呼んだ。英雄の書の続編。英雄の書より分かりやすく頭に入ってきやすい。
今のネット社会が恐ろしく脆いものだと思わされた。
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最初は丁寧なので、後半急激な感じ。わざと?
都築おじさん、下巻で再登場して頑張って欲しいな。
ゲームをしているような感じ。
ゲームを読んでいる不思議な感覚。
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『英雄の書』の続編。
前作同様に、今作もジャンルを跨いだエンタテイメント。前作と異なっているのは、主人公の年齢が高い分、より、世の中との関わりが深くなっているところだろうか。
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上巻の入り口からサスペンスかミステリーの具合が宮部みゆき作品よりも強くて「なんだよ、スゲーたのしみ」と読みすすめたら「スティーブン・キング?」ってくらいのファンタジー要素がぶちこまれるけれど、ファンタジー要素が入ってもバカバカしくない物語世界でミステリー小説のように楽しめる
けれど、純ミステリー小説じゃないから読まず嫌いしてるひともいそうなのが残念
「英雄の書」の6年後の設定だということを検索して知りました。まだ読んでません
読んでないけれど「悲嘆の門 毎日新聞社特設サイト」と同じくらいに物語に関係無いことは確かです
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夢中になって読みました
現在の社会で起こっている事件や
気がついていない問題、
見ないふり考えないふりしていること
こわいなと思いながら読み続ける
ファンタジーと思える世界は隣り合わせで
決してファンタジーではないのだけど
そこに逃げ込むわけには行かない
わたしも、ペガサスの翼を持った
勇敢な人の姿でありたいと思ふ
苫小牧の刑事が「したっけ、ねえ」と言ったのは
なんだか唐突で、言う?言う?北海道弁だけどさと
少し受けてしまった
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日本を縦断し、死体を切り取る戦慄の殺人事件発生。
ネット上の噂を追う大学一年生・孝太郎と、
退職した刑事・都築の前に、“それ"が姿を現した!
二人は “動くガーゴイル像”の謎に挑む。。。
人の心に渇望が満ちる時、姿を現すものは?
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面白かった!
自分の想像を超える話に、どういう事だろうと反問しながら読み返し読み進んだ。
人の発する言葉は音であれ文字であれその人に蓄積されてその人を培っていく。
言葉があって物語を紡ぐのか、物語があるから言葉が生まれ出るのか、そんな根源的な話が現代社会の生活に絡んでくる。
ミステリーなのかファンタジーなのか、ネット社会で生きていく私達への警鐘なのかもしれない。
常識ある人達の存在や人間の無償の愛情に救われる思いがする。
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冒頭───
雨粒が窓を叩く。外は冬の嵐だ。雲は重く垂れ込め、ビルの谷間で風が唸る。
雨粒はリズミカルに窓を叩く。まるで気短なノックのように、数知れない小さな拳が、古びた木枠のなかで傾いだガラスを叩く。
パテが痩せてガラスの傾いだ窓の内側には、幼い女の子が頬杖をついていた。額と鼻の頭が、ほとんどガラスにくっつきそうだった。隙間風に、女の子の不揃いな前髪がときおりふわりと舞い上がる。
──────
苫小牧で左足の親指が切り取られた被害者が発見された。
秋田で発見された被害者の遺体は右足の薬指が切り取られていた。
三島市で発見された遺体は、被害者の中指が切断されていた。
四件目の被害者は、右足の膝から下が切断されていた。
そして、五件目の被害者は───。
サイコキラーによる連続殺人事件の発生。
犯人は誰なのか?
さらには、廃ビルの屋上に取り付けられたままのガーゴイル像。
その像は、ときどき位置や顔の向きが変わっていると言う。
意志を持って動くかのような恐ろしい姿の謎の像の正体は───。
サイバーパトロール会社『クマー』でバイトをしている大学生の三島孝太郎は、事件を解決しようと行動を起こすが……。
さまざまな謎を残しながら、事件は急転し、下巻へ。
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宮部さんは悲劇の描き方が上手いと常々思っている。ありふれた日常が突如崩れて、一転悲劇へとなだれ込む緩急がとても自然で、誰にでも起こり得ることだと改めて思い知らされる。その悲劇に立ち向かう姿も宮部さんは丁寧に描いてくれるので、それがこの世界観でどのように表現されるのか楽しみでもある。いずれにしても一筋縄ではいかなそうだし、下巻に大いに期待します。
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初読。図書館。リアルな世界で話がすすんでいくに違いないと思い込んで読んでいく。怪物らしきものが出てきても、いやいや超ハイテクマシン?と思いこむ。本当に怪物だったんだとわかって、ファンタジーな世界なのか、とびっくり。しかもユーリ登場!『英雄の書』とリンクするのか‼前情報なしに読書する醍醐味を存分に味わった。幸せ。。。世界観も哲学もぎちぎちに詰め込んで、これまでの最高スケールになりそうな予感。下巻がほんとに楽しみ。