紙の本
色々なノウハウ本の中では比較的に有用だと思うのが、この著者です。
2018/05/29 19:05
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投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学受験のカリスマ家庭教師による本書。親が9割というフレーズはあまりに有名であろう。既に同様なタイトルの書籍があるが、その続編にあたるもの。
9割って何よと思うでしょうが、環境整備は親の仕事ですよという意味での文言であり、当然に勉強するのは子供です。
しかし、環境という面の整備くらしか親の出番は無い訳で、その意味に限定するのであれば、親は9割という表現は妥当であろう。
ネット上では沢山のカリスマが存在するので誰の話を聞こうか迷ってしまいますが、本書の著者は特別に過激な発言はせず、オーソドックスな見解の持ち主だろうと思います。9割っていう表現に過激な印象を抱きますが、過激な内容が本書にある訳ではありません。
いわゆる心構えとして参考にしたい書籍を探している方にはお薦めできるものと思います。
とくに、塾別のアプローチについては参考になると思います。
ただし、その内容は小さな事をコツコツと親も努力して、環境という場をサポートしてあげてくださいともいえるべきもので、頭では理解しても実際に対処していくには根気が必要である事を痛感する。
子供には地道な努力をコツコツと積み上げるのが一番と説き、親である自分が同様な旨を本書の著者に指摘されるという耳が痛い話である。そこに、親が9割という表現が当てはまるのだろう。
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中学受験をするにあたって、親がすべきことがわかりやすく書かれてあった。
自分の時代と違って、今はずいぶんと中学受験が大変になっているのだなぁと感じた。
印象的だった言葉は
・親が望む理想の姿を押し付けない
・お父さんもお母さんも、「あなたが努力し続けてきたことが何よりうれしいのだ」ということを伝えてあげるのが、一番大切です。
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前作の「中学受験は親が9割」を読んでいる場合、この本はまったく読まなくて良い。
「学年・科目別」については大したことが書かれていない。
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中学受験は親が9割 の続編?
学年・科目別に詳しく説明されている。
確かに自分の子どもの学年によって注意点や対策が違ってくるので、現在の学年の項目だけ読めるというのは非常にありがたかった。
先を見越して読んでおく、といこと自体は良いと思うけど、いま現在のことで精一杯だとなかなか覚えておけないだろうし、うちみたいに6年になってから受験を考える家庭には4年生や5年生、さらにはそれ以下の学年の情報は役立たない。
また、科目別にも内容が別れているので、苦手科目の部分だけ拾い読みしたり、読み返したい場合にもその箇所だけ読み返しやすいので便利だと思う。
さらには入塾後から受験までのスケジュールが一覧になったものや、家庭で使用する毎日の勉強のスケジュール用紙も付いており、なかなか実用的だなと思った。
以下、読書メモ
・中学受験で必要なこと
文章をきちんと読み取る力、定時されている条件を整理する力、計画を立てて実行する力、自分の誤りを自分でチェックする力、ていねいに課題をひとつずつやり遂げる力、未知の難問に遭遇しても過去の知識を総動員して挑戦する力、論理的に考えてもっとも効率良い方法を考える力
・中学受験で得られるもの
論理思考、問題解決、時間管理、情報分析・整理、発想法、PDCA
体力、忍耐力、気持ちを切り替える力、レジリエンス、精神力
理解した時の喜びを知り、学ぶことの本当の楽しさを知ることができる
合格の喜び以上のものを得られる
高校、大学でももっと深く高度な内容が理解できるようになり、それが楽しくなる
中学受験やその後の進学で培った高い知識は一生ものの財産
高度な学力、広範は知識を学ぶ環境を選べるようになれば、結果として職業選択の幅も広がる
・計算と漢字は朝30分以内で行う
・理科が苦手ならマインドマップを使ってみる
苦手キーワードを核としてつながりを書き込んでいくと良い
作文にもマインドマップは有効
・理科の難問も視覚化することで解きやすくなる
わかっている情報を表やグラフにする
・算数の面積図は意味を理解して使用する
速さ、鶴亀算、食塩水の混合、物の定価・割引・利益などでも使える
・フリーハンドで図や数字をわかりやすく正確に書けるようにする
・算数の文章題は音読すると良い
・算数の式は必ず書く
・1日5分でも良いので音読の習慣をつける。
慣れてきたら、物語分を感情を込めて抑揚をつけて音読する、なるべく速いスピードで音読する、の両方を行う。
・漢字は意味とともに覚える(偏や旁など)
・物語文は「状況の変化を表す部分」「時間経過を表す部分」「感情が変化している部分」が大切
・説明文の場合は形式段落の要旨が大事
そのために対比を中心として書かれているのか、例示を中心に書かれているのかを把握する
構成をつかむために接続詞に注意し傍線を引くと良い
「一方」「これに対し」→対比
「さらに」→例示の継続
「とはいうものの」→反対意見の対比または転換
・国語の答えのほとんどは素材分のどこかに存在するので「キーワードの宝探し」と思うと苦手意識が薄れる
・○△✖️方式を活用し、△の問題に注力する
○ はっきりと分かる、二度目も解ける。
△ なんとなく分かるけど自信がない。
✖️ 分からない。
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中学受験の全体がわかりやすく見渡せた。
親が意識すること、必要なフォローなど。
有名塾の特徴も載っていたため、選ぶ時には参考にしようと思う。
国数理社それぞれの学習注意点、ポイントが載っていたのがよかった。