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説経節という中世の語り芸のお話の現代語訳
小栗判官・しんとく丸・山椒大夫の3つのお話が入っています。
どれも聞いたことがあっても詳細には読んだことが
ない内容です。
ただ、山椒大夫はおぼろげに幼かったころ絵本みたいな
もので読んで、怖くて怖くてという思いは覚えていました。内容もやはりおぼろげには記憶に入っていました。
現代語訳ではありますが、流れるような語り口や
展開の早さ(急に・簡単に人が死んだりします)は
面白くすんなり読めます。
こういうものは、やはり日本人として、奥底で共鳴するものがあるような気がします。
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小栗判官に興味があって、読んでみた。 思いのほか、「なんとなく」で読めるとこもたくさんあって、意味はたぶん、わかった、大体。テンポのいいとことか、声に出して読んだ方が面白いのかな。どうかな。
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オグリの舞台をみて、元の説経節が気になり読みました。
照手姫をはじめ、人物像がしっかり伝わってきました。
書き下ろしの「私の説経節」も逸品。
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原典を読みたくなったし、それ以上に聞きたくなった。
伊藤さんも書いておられるが、「山椒太夫」の最後、「しかたがないことと諦める」という解決法?が心に残った。ちょっと抵抗したい気持ちがあるが、運命を受け入れることは「せつない知恵」なのだろう。