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周りにいる困った人への処方箋。
特に「哀れに思う心」と「オウム返し」は知っておくだけでずいぶん心構えが違ってくる。
かかってくる火の粉を振り払う方法として、一読をおすすめ。そんなに難しくない本なので、心の処方箋として何度でも再読すると良い。
また、相手の攻撃方法を知る手段として「レトリックと詭弁(香西秀信)」もあわせて目を通しておくと良いと思う。
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読んで気持ちが楽になった。
自分もよく学生の頃はいじられたりして言い返せず、イライラを溜めては最後に爆発した。
一度険悪になると仲直りもできず関係が終わるなんてこともよくあった。
この本はそもそも攻撃してくる人がどういう心理をしているかを書いてくれている。
対処法は確かに正論だけど、実践するとなると最初は難しそう。
それでも、攻撃する側とされる側の心理や特徴がまとめられているので分かりやすい。
何より攻撃されたとき、動揺せず"一段上"にたった視点でユーモア溢れる反撃ができるようになりたいなと笑思える一冊でした。
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いくつか実践で使ってみようというフレーズが見つかった。
言われっぱなしの人生は嫌なので、上手く言い換えせるよう試行錯誤していこうと思う。
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職場の上司について悩んでいた頃この本を知り、図書館で予約。
耐えられずその間に退職をしたので、もうこの本は必要なかったけど、せっかく順番がまわってきたので読んだ。
なるほど、と思うところも多かったけど、少ない人数(最悪上司と2人きりの時も多々あり)頑張って言い返しても逃げ場もなかったので、この本を在職中に読んでもあまり助けにならなかったと思う。
ただ、何度も出てきた、
「何より大切なのは、『幸福こそ最大の復讐』だと思って生きること」
「自分を攻撃する人に対して反撃したいのであれば、最高の反撃は自分自身が幸福になることだ」
「成功して幸せになることで相手を見返す。それが一番いい反撃になる」
という言葉を心にとめ、幸せになろうと思う。
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評者の勤め先にも本書に書かれているような管理職の人がいる。
ネットには「ダメ上司」云々等と書かれているが、本書は職場に限らず人間関係において言い返し方のコツが書かれている。読み進めていくと自分が知らない間に行っていた方法や「自分がするには難しい」と思った切り返しもあり、読者自身が解決するヒントになれるだろう。
しかし、評者が一番考えさせられたのは著者が記していた「わかりあえなさの受け入れ」である。著者自身も頭で理解できても共感できないことがあるという。
本書を読んで知らない間に自分の価値観を他人にごり押ししていないかを振り返るきっかけになった。
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オウム返しと先回りして結論を言ってやる,話題をそらす等は使えそうですが,言い返す系は私にとっては期待していた程ではなかったのが正直な感想です。
内容については,バルバラ・ベルクハンの一連のシリーズの方が詳しいように思いますが,この手の本を初めて読む方には参考になると思います。
具体的なテクニックよりは,やられっぱなしではいけないということと,心の持ち方の方が印象に残りました。
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わかりやすいテクニック集。早ければ1時間で読めます。
読みやすいので、結構疲れちゃってる人でも簡単に読めるのでは。実践できるかは正直わかりませんが、読んどいても良いのでは。
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借りたもの。
言葉の暴力のケース毎の反論例が見開きで書かれている読みやすさ。
まず敵を知る。
迷惑な、攻撃的な「あの人」をおおまかに8つのタイプに分け、その心理を分析。
敵の手の内が分かったようなもので、そこで少し冷静になれるかも知れない。
後半の実践編は参考になる。
ちょっとしたユーモアを学ぶものだと思った。
いきなり実践できなくても、少し考え方やものの見方を変えるきっかけになる。
何も自分が同じ土俵に立たなくていい――
悟りの境地かと思っていたことが、意外とシンプルな考え方――相手が理解できないことで不安になり感情的にならないようにすれば良かったのだ。これはそのための布石。
最後の章は自省。「“他者の欲望”を満たさなくていい」相手に気を使う、敬意を払う事とそれは別物だということを再認識。
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http://www.mikasashobo.co.jp/c/books/?id=100258100
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精神科医の著者が攻撃的な人に対する対処法について書かれた一冊。
攻撃的な人を8つのタイプに分類し、仕事や日常での様々なケースでの言い返し方や振る舞いについて書かれており勉強になりました。
日常生活でよくある場面で相手に対して怯まない姿勢を見せることが有効であることが大事であることが本書を読んで理解できました。
攻撃的な人の心理を理解して切り返していくことが大事であり、自分と相手と線を引くことも有効であることが本書から学ぶことができました。
本書の肝となる部分でもある無理せず自分らしくあるがままに生きることが幸福につながり、一番大切なことであることを心に留めながら、日常を過ごしていきたいとも感じました。
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基本的にしゃべるときは頭の中で二手三手先を読んで話すようにはしています。
著者の仰る
1 相手の裏の心理をつく
2 別の話題に誘導する
3 矛先をそらす
4 一段上に立つ
5 周囲を味方につける
6 あえて無防備になる
7 筋違いの期待を裏切る
のうち
1と4と6はよく使います。
自分も含めて相手を俯瞰するように一段上から見て弱みを探します。
それができると相手の裏の心理が読めるのであえて無防備になってスキをつくって肉を切らせて骨を断つって感じに持っていけたらりそうです。
ただ本書は使い方を一歩誤ると内輪のケンカを招いてしまいかねないので注意が必要ですσ^_^;
僕的にはよくやってる技術も含めて使えるネタは多いので相手を攻撃するというのではなく自分の身を守るという意味で知って損はないスキルの多い本やと思います。
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対処法は色々書いてあるが、火に油を注いで逆効果となる可能性もあるので、その場の雰囲気で対処法を選択する必要は出てくる。高圧的な人ほど弱い人間だという目で見ていれば、相手より上の立場で考えられる。
あとがきに書いてある「自分の幸福こそ、相手への最大の復讐」という心構えが一番大事だと思う。その場限りの言い負かしよりも、長期的な視点を持ちたい。
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本当にこの本に書かれていることを言い返そう!とは思わなかったけれど(やっぱりどうしても言い返した後が怖い)、心の中で言い返せればスッキリするだろうなと思った。
何より相手の心理を理解することで相手より上に立てる、それが知れたのがよかった。言われっぱなしじゃストレスがたまるけれど、「はいはい、また言ってるあなたは子どもですね」なんて思えれば微笑み返しもできる。
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p18相手のタイプ
王様タイプ→高圧的な命令口調、自分はお前達と違うんだぞといわんばかりの態度で従わせようとする
裸の王様タイプ→自分の成し遂げたこと、評価されたことの自慢話ばかり。少しでも違う意見を言うと過剰に反応、批判してくる
羨望タイプ→胸に刺さるような嫌み、批判をいう。もしくは、無視したり冷たくしたりじわじわダメージを与えてくる。
お子ちゃまタイプ→思い通りにならないと、怒ったりすねたり、文句を言う。いうことを聞かないお前が悪いとばかりに悪者扱いしてくる。要求や希望を呑むまで納得しない
悲劇のヒロインタイプ→ぐちやネガティブなことばかり言い、不幸な私アピール。それに対するアドバイスには聞く耳を持たない。ちょっとしたことにも過剰反応、被害者ぶる。
置き換えタイプ→他人のごく小さな失敗やミスを過剰に怒る。怒りの沸点が低く、こちらを悪者として責め立ててくる。
トラウマタイプ→こちらに非がないことに理不尽に怒り、理解できない。
サディストタイプ→ひたすら暴力的な言動をとり、傷ついているという反応をみせるまでやめない。
p56
同じ土俵に立たない
攻撃してくる人はあなたに自分の攻撃が届いたか確認したがる。こちらが、むっとしたり、傷ついたり、泣いたり、怒ったりするところを見たがる。その期待通りの反応をしてはいけない。
相手の興奮に巻き込まれない。
感情を出さないよう努力し、顔を上げて相手を正面から見据える。私はこんなことくらいであなたから逃げません。という意思表示。
ガンガン攻撃されても場数ポイントとして経験値を増やし無敵に近づいたと思うようにする。
p66我慢していればいつか解決するは幻想
自分を攻撃してくる人にいい人になる必要は無い
謙譲の美徳でも相手を打ち砕けるとは思わない方がいい。
自分の性格は変わらないが、相手にどう見せるかは変えられる。
p76いかなる攻撃にも対応の仕方がある
同じ土俵に立つ為ではなく、自分の心を守りつつ、相手の攻撃を空振りさせ、場を沈め、同じ状況を繰り返さないようにする。
p78相手の裏の心理を突く
皮肉やいやみ、自慢話はこちらに対する恐怖や羨望、優位に立ちたいという心理
そこを逆に上手に利用する
オウム返し
「〇〇ってどういう意味ですか?」
過剰に褒める
「さすがですね」
先回り
「それで、こうなったんですね」
見せかけの賛成
「おっしゃる通りです。それで、何なのでしょうか」
p80別の話に誘導する
侮辱の一言、挑発的な言葉、不毛な悪口から逃れる方法は、そういえば、、と会話の流れを断ち切って、とんちんかんでもいいから別の話題をふったり、自分の話したい話をする。
とんちんかんに
「ところで今朝のニュースで、、」
自分が話したい話
「そういえば、あの映画見た?」
p82矛先をそらす
根拠の無い理不尽な攻撃、ぐちや悪口には正面から盾を作り拒否、もしくはこちらから話を切り上げてその場を立ち去る
逃げきれない相手や目上の相手なら、あえて褒める
盾を作る
「私にそう言われても困ります」
切り上げる
「もう行ってもよろしいでしょうか」
あえてほめる
「そんなことより、あなたのその服素敵ね」
それはそれはお忙しそうで大変ですね
p841段上に立つ
冷静な観察を述べる
冷静な観察を述べる
今早口でしたのでもう1度お願いできますか?
ユーモアで返す
それは面白い意見ですね
p122
感覚があまりにも違うと、分かり合えないですよね。
それでは〇〇できるようにして頂けますか?
身振り手振り
目を丸くして肩をすくめる、微笑む
p86
周囲を味方につける
周りに聞こえる声でアピール
失礼ですね
それはないとおもいます
ひどいですね
相手が恐れる存在を使う
これは〇〇さんと決めたんです
〇〇さんに相談、報告します
p88
あえて無防備になる
ストレートに感情を伝える
あなたの今の言葉に傷つきました
ほとけの一言
あなたのことを嫌いになりたくないのでそういうことをしないでください
p90
期待を裏切る
涼しい顔でスルー
へぇー、そうですかー
あら、まあ、ほお、
序列から降りる、発言を気にしていない
私はとても幸せなの
p118
難癖をつけられる→面倒くさいヤツと思わせる
売り言葉に買い言葉かオウム返しをして逃げ出さない。うつむかない。
p120
説教を装った罵り→賛成後肩透かし
礼儀正しく、廃おっしゃる通りですね→それで何なのでしょうか?と聞き返す。
p128武勇伝を延々に話す
すかさず先回りして次の展開を言ってしまう。
それは、〇〇なんですよね?
p134
感情的になる
ずいぶん興奮してらっしゃいますね
p154
侮辱→明るく跳ね返す
幸福こそ最大の復讐
p164しつこい相手
用件は伺いましたから、もう行ってもよろしいでしょうか?どうぞもうお引き取りください。
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家族でも他人でも、相手の考え方や性格は変えれない。こちらの気持ちも理解して欲しいが、そう思うほどストレスになるのだと、再確認した。
著者が書かれているように、わかり合えなくて当然だと考えようと思う。