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論文は真理と善の追求が目的。
論理とは正しい推論のこと。
文と文が正しい推論によって導かれた文章は読みやすく、理解しやすい。論文を書くときには、それぞれの文同士がどのようにつながっているか、自分でっ分析して書くべき。重要なのは文と文をつなぐ接続表現を注意深く使うこと。自分の考えを分析しながr、文章を書くこと。
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まだ2章までしか読んでないが、文献の読み方、レポートの書き方をこんなに丁寧に書いてある本を読んだことがなかったのでメモを残す。
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http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB18216714
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Ⅰ 読む
1、主張の種類
①意味規定
(a)辞書的定義
(b)独自の定義
→定義の妥当性についての検討を要する
②事実命題
真偽や妥当性を確かめられる、事実に基づいた命題
→データの信頼性やその正誤を検討する必要がある
③価値命題
価値にかかわる命題
(a)選好命題(~のほうがよい、好ましい)
(b)当為命題(~すべきだ、すべきでない)
→価値命題の根拠には以下のふたつが必須
(a)事実を示すデータ
(b)一般的な価値命題
→この二つを組み合わせると価値命題の根拠になる
2、批判的読解の方法は以下の4つを確かめることだ
①意味規定の妥当性
②主張に対する根拠が正しく書かれているか
③事実命題、価値命題を支える証拠はあるか、そのデ ータは正しいか
④価値命題に関して、その価値観に同意できるか
3、テキスト分析手法
①筆者の主張を見つける
→文章冒頭や、終盤に書かれていることが多い
②主張に至る議論の過程をまとめる
→議論展開を節や章ごとにリストアップする
③理由をリストアップして検討する
・結論での主張を支える理由を探し出し、箇条書きにし
て要約する
・理由の妥当性を検証
④証拠を見つけて検討する
・主張を裏付ける証拠を考察
・主張がしっかりと証拠に支えられているかどうかを 検討
・全く証拠が提示されていない主張や理由に関して、そ
妥当性を検討
⑤反論と反駁を検討
・筆者に対する反論かそれにつながる質問を考える
・自分で出した反論に対し、筆者の立場に立って反駁を
考える。
(反駁・・・自らの見解に対してありうる反論を想定
し、それらに対して自分の議論の正当性 を示すこと。)
→議論が深まり、より堅牢な主張となる
Ⅱ 書く
1、レポートの構成
序論
→テーマと問題を設定する
具体的に行うこと
(a)テーマの導入
・テーマの意義を示す
・そのテーマの先行研究と研究の現状を説明
(b)問題の設定
・テーマに関して問題を設定する
・力量と時間を考えて、過大なテーマにならないよう にする
(c)方法の提示
・提示した問題にどうアプローチするのかその方法を 示す。
・実証的研究を行った場合その方法を示す。
(d)展開の予告
・本論においてどのようなことを論じ、最終的にどの ような結論が示せるのかを簡潔に賞の順序を追っ て予告する
結論
→論文の主張が明確に打ち出される
具体的に行うこと
(a)要約
・論文の主旨を確認し、そのポイントを簡潔にまとめる
(b)結論
・本論で論じた内容から導かれる最終的な結論を論理 的に明確に打ち出す
・序論での問題と結論での回答がかみ合っている必要
があり、さらに本論で論じた内容以上の内容を論じ
てはならない
(c)評価
・結論をより広い文脈から第三者的に評価したり、論
じ残された課題や問題点を指摘したりする
2、レポート・論文を書く準備
(1)文章単位の階層
・階層は上位から「全文」「部」「章」「節」「パラ
グラフ」「文」となる
(2)パラグラフを中心に書く
・論文を書く時には、文ではなく、常にパラグラフを
一つのまとまりとして考える。パラグラフとは段落
のことで、一つのパラグラフでひとまとまりの一貫 した話題や考えを表現する。話題を変えたり、別の
考えを導入したりするときにはパラグラフを変える。
・1パラグラフ200~400字程度にする
(3)接続表現に注意して論理的に書く
・順節:先の主張を保持し、それを踏まえて次の主張
がなされる接続関係
(a)付加:主張を付け加える場合
例:しかも、さらに、加えて、なお、かつ、むし ろ、そのうえ
(b)解説:それまでの内容を要約したり、詳述したり、
言い換えたりする場合
例:すなわち、つまり、要するに、要約すれば、
言い換えれば
(c)論証:理由と帰結の関係
例:なぜなら、というのも、そのりゆうは、よ
って、したがって、それゆえ、~ので、~から
(d)例示:具体例による解説、あるいは論証
例:例えば、その例として、具体的には
・逆説
(e)転換:ある主張の後でそれに対立する主張に乗り替
わるような場合
例:だが、しかし、ところが、けれども
(f)制限:前の主張に制限を加える場合
例:ただし、もっとも、だが、しかし、とはいえ
(g)対比:前の主張と対比する場合
例:一方、他方、それに対して、ところで、反対に
4、実証性に注意して書く
・独断、偏見、ステレオタイプの意見、憶測に過ぎな
いものの断定、思い込みなどは、真理と全の追及を
阻むものであり、こういった態度に加担しないよう
気を付ける
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