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忘れられた巨人 みんなのレビュー

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みんなのレビュー144件

みんなの評価3.7

評価内訳

140 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

忘れることと記憶の不思議

2016/04/03 09:16

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゼルコバ - この投稿者のレビュー一覧を見る

記憶の不思議、忘れることの大切さを教えてくれる。
何もかも覚えていては、大変な人生になるし、忘れられない出来事もある。そして、記憶の中で、様々な出来事を自分に都合のいいように書き換えていく。それでいい場合もあり、よくない場合もある。
ファンタジーでありながら、人間の生き方を教えてくれる本だ。

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紙の本

忘却している方が幸せか…

2016/01/23 15:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ろひろひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公はある老夫婦。住んでいる村は別の人種が住む地域のため、ここを出て息子の住んでいる村へ向かおうとするのが始まり。その途中で戦士と戦士見習いの子供が同行する。どうやら老夫婦の婦人のほうは痴呆症らしい。
そこへ、竜退治をアーサー王に託された円卓の騎士ガウェインが現れて…。
という導入部。
これだけ読むと、アーサー王伝説に想を得た伝奇物語かファンタジーかと思うが、読後感は「争いや確執」については世界的な規模に目が行くが、実は日常のあなたの隣にも潜んでいる。そしてその根は深い。
そうなると、「忘れている」ことは幸せなのかもしれない。
と、いった感じ。

筆者は、今の世界情勢を落とし込んでいる一方で、日常レベルのあっという展開を用意している。
ラストはどうとるか。私は「えーっ!」と思いました。

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紙の本

ファンタジーのようでいてファンタジーでない作品。

2015/09/13 15:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

騎士や竜が普通に出て来て、アーサー王の騎士まで出てくる。そんな昔の時代で、かつ伝説も取り入れた話。イシグロは一作ごとに作風を変えるとも言われるが、これまたずいぶんちがった雰囲気の作品だった。
ファンタジー的な作品だが、主眼はあくまで老夫婦が互いをいたわり合いながら旅を続ける姿にある。彼らが記憶を失っているのは老化によるものではなく、竜の吐く息のせいだということが次第にわかるが、だからといってその問題は最後まで解決されず、いわばその霧が作品じゅうを覆っているような一種の閉塞感を覚えるところがこの作品の特徴のひとつ。そんな竜だが、騎士に倒されるところはあっけない。ファンタジーなら竜との対決は山場のひとつになるものだが、この作品はそうではない。そういった点に作者の興味はなかったのだと思う。
むしろ、作者が最後まで丁寧に描き続けるのは、老夫婦ふたりが島へ渡るために船頭と交わす会話であったり、その周りの様子であったりする。船頭にいったん船から出てもらってふたりで話す場面は、水が静かに湛えられている様子がありありと浮かび、ふたりの会話とともに印象深かった。
読み応えのあるいい作品だったが、翻訳には不満も。老人が妻に呼びかけるときにいちいち「お姫様」とつけるのは、日本語としていかにも収まりが悪い。英語ではそういった呼びかけを間に挟むのは自然なことなのだろうが、日本には断固としてそんな習慣はない。そこを律儀に毎回「お姫様」と訳されると、何ともむずがゆくい。

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紙の本

『わたしを離さないで』から10年目

2016/08/12 23:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る

『わたしを離さないで』から10年目の新作だそうです。
舞台はイギリス、アーサー王伝説を下敷きに、竜や鬼の存在する世界を旅する老夫婦の物語。ファンタジーです。
物語はファンタジーに違いありませんが、カズオ・イシグロが語りたいのは夫婦のありようです。ラストシーンには何とも切ない想いが巡りました。

カズオ・イシグロの文体自体がとても心地よいのですが、それには翻訳されている土屋政雄さんの力も大きいのでしょう。素晴らしい作品です。

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2015/05/05 18:23

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2015/06/07 09:54

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2015/06/23 15:59

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2018/01/08 22:47

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2015/05/07 12:26

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2015/05/23 16:25

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2015/10/18 23:23

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2015/05/13 20:31

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2015/05/24 13:43

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2015/08/18 09:13

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2015/08/04 14:42

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