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簡潔で具体的、納得できる『策略』ばかり。
今見ている子たちはさほどしんどい子たちではないのですが、授業がなんだかうまくいかない。
そんなときに読んだ本。
自分は高校生を教えていますが、放っておくとどんどん崩れていくので、どうしたものかと手を焼いていました。
そうならないよう手を打つこと、自信を持っているように見せること、叱ることと褒めることのタイミングなど、具体的手立てが励みになりました。
小学校の先生のやり方ではありますが、リーダーとしてのあり方を考えさせられた一冊。
とにかく授業形態をさまざまなに試してみることも大切で、目の前の生徒の実態を把握することが何事も下地になるのだと思いました。
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小学校の先生が書いた担任としての生活指導、学級運営に関する本。新人の先生に向けて書かれた本だが、たぶんベテランの先生が読んでも納得できるし、中学校の先生が読んでも十分参考になる。
「褒めたくて叱ってるんだよね」(p.62)と著者に言った先生がいるらしいが、この言葉は確かに印象的だ。おれも叱った後のフォローが出来ているだろうか、と思うし、それ以前に適切なタイミングで叱れているのだろうかと考えることが多い。おれは中学の担任をやっているが、学級担任がいかにリーダーとして振る舞うかという点がポイントであることがこの本を読むとよく分かる。生徒の前にいる時はほんと気の抜けない仕事だなと思う(高校生を教えた時にはある程度自分の弱点もさらけ出した気がする)。他にも「保護者が一番で子どもが二番」とか、「ホウレンソウで責任逃れをする」とか、「学級崩壊してしまったら、とにかく凌ぐ」など、実際的なアドバイスが多くて、なるほどと思う。タイトルにあるように「ブラック」といえばブラックだし腹黒いということになるのかもしれないが、どんな仕事でもうまくこなすテクニックのようなものはあると思うので、表紙に悪事をたくらむ先生の漫画が描いてあるが、それは変だと思う。すぐに読めるし役に立つ本。(15/05/--)
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策略=感情的や思いつきの指導はNG。意図を明確にして、関わっていくこと。手法として知っておいて損はしないが、手法だけ取り入れると上手くいかなそう。どんな実践もその背景が大事だなと改めて実感した。
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読んでいて、それは縛りすぎではないか、と思うこともままありますが、それが現場のリアルということも伝わります。
「教育は強制だと分かっているから、謙虚に、慎重に強制するのだ。」具体策を持って学級経営にあたることの重要性を学んだ。
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毎年読んでいる教育書です。そして、毎年読むたびに著者の気持ちが分かります。
この本が具体的な方法が書いてないと酷評する人もいますが、小学校教育の基本が押さえてあると自分は認識しています。
いつか、中村先生の講座にいってみたいです。
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普段から当たり前にやってることが、
言語化してあったり、いや、自分ならそこまではしない、と思うこともあった。
学級崩壊や泣いている子に対する考え方は、おっしゃる通り。
心を病むくらいなら、この本くらい割り切って仕事した方が、いいと思ってます、本当に。
いずれにしても、教師は「技術職」だと思うんですよね。
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中村先生の明日の教室
見かけだけでもいい堂々とする
佐藤先生と相談すること決める
机周りや筆箱で遊ばせない
ノートやテストの字
必要ないものはしまう
叱らなくて済むよう予防
できていないのを見逃さない
忘れ物の報告
授業準備
5分休み
時間をまもる
通路の通り方
授業ならみんなの邪魔をしないのが大事
サボらせない
ノートを集め不十分なものはやり直し
いい加減を許さない
教師が整理整頓する
消しゴムをちぎるのもダメ
ダラダラは許さない。しっかりやり直し
できたら褒める
いじめや問題
全体に 許せない人手をあげて
多数を味方につけてかかる
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・感情を排除して、策略で教室に臨む
・策略は超具体的でなければならない。
・教室の「怖さ」を知っているからこそ、素晴らしい先生は策略を練っている。
・学級づくりは4月がすべて。そこで一年間が決まる。
・厳しい現場に「武器」ももたず「策略」も練らずに望むのは無謀。
・教師はいつも上機嫌である必要がある。
・前提として優しくて面白い先生であること。しかし、毅然として方針を持つこと。
・父のような厳しさを持ち、母のような優しさを持ち、子どものような楽しさを持つ。
・お笑いは「フリ」「オチ」「フォロー(ツッコミ)」から成り立つ。
・厳しさを先に持ってくる必要がある。それから、ユーモアの順番。
・指導は「点」ではなく「線」。策略も一緒で、長い目で見る必要がある。
・「ほめるために叱る」必ず叱った後はほめる必要性がある。
・「策略」として絶対に子どもを嫌いになってはいけない。
・勝負に勝つための方法は、多数派につくことである。
・これからの教師に必要な力は「流す」力。
・リスクもコストも0の「褒める」を多用していく。「叱る」は最終手段。
・子どもたちは集団として先生と繋がりたいのではない。個人として先生と繋がりたいのである。
・グループ活動が積極的な班は、頭の距離が近い。
・マイナスの言葉を吐いたとしても、それがその子にとって行動のきっかけになるかもしれない。
・教師は大多数を味方につける策略を練る必要がある。少数派は相手にしない。
・学級づくりにおいて、ゲームは最高の武器である。ゲームを通して、先生の指示を聞き、ルールを守ることを覚えさせる。
・保護者と子どもに関係することのみでよい。
・ノートは必ず回収して、不十分なノートはやり直しをさせる。「さぼってはいけない」という意識を植え付ける。
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褒めるために叱る。褒めるまでのセットを事前に想定しておく
どんな子どもでも、嫌いになってはいけない
多数派に回る。それを許せない人?みたいな感じで。
全員は無理だと理解しておく。
事前に叱ることを決めておく
プロ意識をもって仕事をする
叱られ役を作る。こちらに背を向けない男子、保護者がうるさくない男子
流す力が最も大切
自分の授業スタイルにこだわらない
予防、予防。叱らなくて済むようにする。
褒める。言葉はタダ
教師の好きなもので子供と繋がる
みんなにバレると良くないから、叱られた表情で外に出るんだよ。今から叫ぶから、すみませんでした!って言って出るんだよ。
子どもをよくみる。細かく褒める。
整理できていない子、引き出しを開かない。
授業の開始1分前に教室の前に立つ
子供はサボりの天才
いい加減なことを許さない先生だと判断させる
崩壊学級の特徴
部屋が汚い
落とし物が多い
ダラダラ動く
当たり前のことを当たり前にする
ポイントは、フリ。合言葉を共有。フォローも忘れずに
喧嘩は両成敗、どちらも悪いところがある。それを確認していく。
ケンカの処理で授業を潰さない。
ほうれん草で責任逃れをする
その子が良くなればいい方法。悪くなれば悪い方法
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今のクラス、落ち着いている子が多いから忘れかけてたけど、大事なことを確認できた。
4月の学級づくりの大切さ。
上機嫌で、笑顔でいること
厳しさとユーモアの必要性
しまうま。