神奈川中世城郭図鑑 みんなのレビュー

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投稿者：城った　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

神奈川の城をメインにしている本というのはこれぐらいだと思います。3人の縄張研究者による縄張図と解説はすばらしいものです。

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投稿者：七無齋　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

様々な資料の検証や実地の踏査がこの本の質を非常に高めている。他に類のないほどの絶品。読者目線の記述や著者の愛着が良くわかる。後書きで述べられているように文化であり他の地域の続編が大いに望まれる。６１ページの写真の解説の青雲寺は清雲寺の誤りだが他に訂正すべき箇所がない。

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投稿者：大和の梟雄　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

神奈川県内の城郭を紹介しています。
著者は有名な城郭研究家です。分かりやすい縄張り図も掲載されているので
グーグルマップ等を利用しながらイメージし、実際に足を運ぶと感慨深いです。
一部、私有地になっている城郭もあるので訪問の際は、十分注意してください。

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投稿者：Birthmark　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

神奈川県内の中世城郭を、成り立ちや現況を併せて、
現地を訪れる人のためのガイドも記した好著である。
一般に想像される安土・桃山以降の城だけでなく、
地域ごとに城郭・館・屋敷・要害等、様々な遺構があること、
身近に実感できる歴史があることを知ることがでる。

近世以降、城跡がどのように変遷したのか、本書でそこまで手を広げては、
とてもこのボリュームで納まらないだろうから、
それは読んで興味を持った各自の課題ということであろうか。

一点だけ、恐縮だが城と直接係わらないことで重箱の隅をつつくと、
平塚市南金目「藤間豊後守屋敷」項に、
「一帯は江戸時代に宿場町であった」とある。
「交通路をおさえる要所」であったのは確かだが、宿場町とは言い難い。
これは最寄バス亭が「金目駅」であるための記述ではなかろうか。
バス亭名は、かつて神奈川中央交通と国鉄が連帯関係にあり、
社員常駐で国鉄連帯乗車券発売業務を行ったことによる。