投稿元:
レビューを見る
お金の話はタブー化もしくはごまかされることが多い日本の家庭。しかし、著者の主張のように、親でも子でも夫婦でも家族間で貯蓄額をはじめとしたお金を透明化する方がメリットが多い。また、銀行の信用は会社と同じで家族で引き継げたりトータルで判断されたりする。銀行の事情を把握して上手く付き合えると強力なパートナーになりそう。エンディングノートの話が興味深かったが、個人的には前著の方が発見が多かったのでお金の知識が少しレベルアップしてるのかもしれない?
投稿元:
レビューを見る
前作『お金が貯まるのはどっち!?』の家族編。
元メガバンク支店長の視点で、お金の考え方や銀行をはじめとする金融機関とのつき合い方や選び方について書かれた一冊。
生活するうえで切っても切れないお金でありながら、日本では話題にすることは憚られるような風潮がある。しかし、自分のお金だけでなく、家族間のお金や親子間でもお金をしっかり把握しておけば、あとで苦労することもなくなり、みんなが幸せになれる。お金の知識、増やしたいと思う気持ちは、隠す必要はないと思う。
今回の著書を超簡潔にまとめると、親、夫婦、子どもとお金について話すことで、お互いがどれくらいお金を持っているのか、知ったほうがいいという内容だった。
特に親世代(60代~)が所有する金融資産は日本全体の金融資産の3分の2にもなる。多くの親は子どもや孫にきちんと相続したいと望む一方、お金の話をすることはほとんどない。
子どもから親に生命保険や相続の話を持ちかけると、縁起でもないと怒られそうで、なかなか子どもからも聞きにくい話題になってしまっている。
しかし、この金融資産を虎視眈々と狙っている人たちがいて、「資産運用しませんか?」「せっかくの資産をただ眠らせておくのはもったいないですよ。」「現金のままだと、インフレになったらお金の価値が下がってしまいますよ。」と自分たちが手数料で儲かる金融商品を勧めてくる人たちがいる。そう、銀行をはじめとする金融機関だ。
親世代は、子どもにはお金の話をしないのに、この金融機関とお金の話をすることには警戒心はあまりなく、勧められる金融商品を買い、多くの人は目減りして損をしてしまう。そして損をした引け目から、また子どもに言いにくくなってしまう。
実際、親とお金の話はしにくいのであれば、今流行りの『エンディングノート』を使い、「まだ早いかもしれないけど、自分も書いてみたんだよ」と自分のエンディングノートを見せながら、親にも興味を持たせる。できれば、これからの親との過ごし方も含めて、話し合いながら作っていけば、自然に親とお金の話ができるのではないか。
決して銀行の金融商品が悪いということではなく、運用の上限を決めたり、相続する人と相談しながら運用したほうがいい。
"天は、人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず"
の一節で有名な福沢諭吉の『学問のすすめ』には、
"人は、生まれながらにして、貴賤貧富の別なし。
ただ、学問を勤めて物事をよく知る者は、貴人となり、富人となり、無学なる者は、貧人となり、下人となるなり。"
とある。
お金について学ぶことや、家族で話せる環境をもつことで、所有することができる金額は大きく変わってくる。
お金は決して、人を不幸にするものではない。しっかりと向き合って、知識を増やし、オープンに話し合えば、必ず自分や家族を幸せにしてくれる有益なものになるはずだ。
投稿元:
レビューを見る
お金を貯めるというより、お金を増やす方法が書いてある。理論的上はこの通りやれば出来そうだが、リスクは語られていない。
投稿元:
レビューを見る
「お金が貯まるのはどっち!?」から読みたかったけど、順番はどっちでもいいか。
お金のことを考えることは、家族のことを考えること。みんなで考えて使うものだから。
親、兄弟姉妹、夫婦、子。いままで考えなかったこと、考えなければならないこと、考えたくないことも、続々出てきた。
家の資産、お金の不安、エンディングノート、銀行の選択、遺産相続は均等
お金の教育、おこづかい、学校で必要なモノ、現金と電子マネー、生活費、定額自動送金
親の財産、銀行を味方にする、親からの信頼、借金の相談
ライフプラン表
親の資産運用、貯蓄、投資信託、親の家、土地のポテンシャル
家計のやりくり、夫婦の口座、代理人カード、一緒に貯める、通帳に夢を
住宅ローン、金利は交渉できる、借り換え
通帳と印鑑の置き場、貸し金庫で信用を高める
パートか起業か、退職金は1年放置
投稿元:
レビューを見る
お金のことを考えるには、家族全体で考えることが大事。親子、夫婦間でもお金に関するコミュニケーションが大切であることが理解できた。これを把握できれば、自分の収入支出にも自ずと注意が行く。
投稿元:
レビューを見る
軽いマネー本を沢山読んでいます。こちらは他の本と切り口が全く違って面白かったです。家族のお金。
信用金庫、信用の連結。
でも転勤族だとメガバンクになっちゃうよな〜。
あと社内貯金的な所が一番利回りが良いから、それがメインバンク?になっちゃってる。銀行口座は勿論持っていますが、引き落としの為にお金が通過しているだけなんだよなぁ。福利厚生が充実した職場の場合は借り入れも職場で可能だから要らないなあ。作者さんの地域に根付いた退職ライフに憧れます。不労所得が有って悠々自適。羨ましい限りです。
退職後の参考にします。
投稿元:
レビューを見る
ベストセラー第二弾です。
今回は家族がテーマということで、より実感しやすい内容でした。一番興味をひいたのは、子どもへの教え方のところ。
そのほか、親との関係なども含め、大事な内容が書かれています。
基本的な主張は前作と一貫しています。後は実行できるかどうか。。
・お金について、子どもに教える3つのこと
①お金の「稼ぎ方」
②お金の「管理の仕方」
③お金の「価値」
①→「目に見えない存在」(経営者やオーナー)を教え、選択肢を広げる
子どもに、人の「悩み」を発見し、「解決する」ことで、「お金がもらえる」ということを教える
②→おこづかい帳で管理し、すぐ必要なモノ、すぐ欲しいモノ、いつかほしいモノに分ける
③→電子マネーではなく、現金を見せてリアリティを実感させる
投稿元:
レビューを見る
今風のお金に関する親子の状況を的確に書いてあり、それぞれそのままの状態であると発生する危険や対応策がバッチリ書かれてあり色々参考になりました。特に、子供にはお金を触らせて実感をつかませるのはやっていきたいなと。
投稿元:
レビューを見る
お金の教育方法を考えられた。
家族との時間を増やしたり、より仲の良い関係を築きたいと思える内容です。
投稿元:
レビューを見る
2016.11.04
ブックオフにて510円でゲット
「お金が貯まるのは、どっち?!」の続編。とても読みやすいです。
内容は、夫婦間・親子間それぞれで資産状況を把握し合うのが大切、って事があれこれの理由とともに書いてあります。
住宅ローンの金利も、数千万円の残高あれば他行に借り換えされる位なら金利下げます。本に書いてあった交渉方法は非常に有効かと。実際私も友達にそう助言したし。その代わり、「返済額も減ったし…カード一枚作りません?」とか「医療保険も一緒に見直しません?」「浮いた分を個人年金保険とかで将来のために貯めません?」なんて推進のオマケが付くのは許してね。銀行員も営業なので。一応絶対条件では無いから、話を聞いて嫌だったら断れば良いし(ただし銀行員はシュンとします)、良いと思えばやれば良いと思う。
何事も取捨選択が大切ですね。
投稿元:
レビューを見る
お金が貯まるのは、どっち!? の続編。菅井さんの考え方は好きで、信金に口座作ったり、参考にさせてもらっています。今回は家族の話とウェットな内容ながら色々役立てたい内容でした。
投稿元:
レビューを見る
4、50代向けに書かれた内容で、少し早かったかなとは思ったけど、すごく新鮮で楽しかった。
確かに親がいくら持ってるのか、はたまた持ってないのか、知らないし聞いても教えてくれなそうだなぁ。
チマチマ節約ではなくて、企業の経営者とかそういう上の立場になる人に育てるには、とか、長い目で見たお金の増やし方、使い方、を子供に教えていかないとな。考え方とか。子供は目に見える職業しか知らないと、かいてあったけど、大人でも充分そうだ。見えない仕組みやお金をもらっている人がいて、どうしたらそっちになれるかな?と考えるのは楽しそう。
あと結局、親子、夫婦、どちらにしても、お互いに興味関心を持って日々コミュニケーション取ろうという、基本に帰るのが一番良いようだ。
著者は銀行の元支店長だけあって、お金の性質と人間の心理、よく知ってるな〜怖いな〜と感じた。
投稿元:
レビューを見る
『お金が貯まるのはどっち?』と同様に、お金にまつわる質問ー回答という形式になっている。本書は、家族間でのお金の問題に焦点を当てたものになっている。自分とパートナー、自分と親、自分と子供、との関係性の中から、お金とどう向き合えばよいのかということについて書かれてある。
お金のことについては家族間であっても話にくいものであるが、きちんと話し合ってブラックボックスを作らないことが重要である。そして、普段からお金について相談できるような信頼関係を築いておくことが重要である。
夫婦間でお金の流れを可視化し、不透明にしておかないことや、子供にお金の教育をしていくことは実践可能だろう。しかし、老いて自身の価値観が固まっている親に対して、どこまで本書の内容を実践できるかは分からない。実戦可能で有効な手立ては、「親になにかあればこちらにも教えてくれ」と銀行に釘を刺すことだろう。70歳以上の「高齢者取引」というコンプライアンスも頭の片隅に置いておいたほうがいいだろう。
投稿元:
レビューを見る
お金との付き合いかたを間違えると家族関係にヒビが入るリスクがある。
配偶者とだけではなく、自分の親ともお金について話せるようになろう。そんな話ができる関係を作るためには日頃から家族とコミュニケーションを取り信頼関係を築くのが大事。
投稿元:
レビューを見る
最近この手のマネー本をせっせと読んで、今後の我が家の参考にしたいなと思っているところです。
とてもやさしい語り口で読んだ直後はとても参考になった気分にさせていただきました。