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【目次】
序―日本古代の運河と水上交通研究の意義―(鈴木靖民)
Ⅰ 総 論
1 古代の運河と交通(川尻秋生)
2 古代社会と運河の視点(鐘江宏之)
3 古代の運河と港湾遺跡(井上尚明)
〔コラム〕河川・運河をさかのぼる船―曳船の利用―(佐々木虔一)
Ⅱ 史料にみる運河・水運
1 文献にみる古代の運河・津(中 大輔)
2 古代史料にみる海路と船(荒井秀規)
3 出土文字資料にみる古代越後平野の水上交通(相澤 央)
〔コラム〕
『出雲国風土記』にみえる津(関和彦)
官船の造営と管理(十川陽一)
遣唐使の通った運河(三船順一郎)
隋・煬帝の運河(河野保博)
Ⅲ 運河・水運からみた古代社会 西日本
1 藤原宮の造営と運河(小田裕樹)
2 大和国の河川と交通(近江俊秀)
3 塩津港と琵琶湖水運―発掘された平安時代の港まち―(横田洋三)
4 金沢平野の荘園と水上交通(出越茂和)
5 瀬戸内海の津(松原弘宣)
〔コラム〕
藤原京・平城京と運河(林部均)
外交の津(平野卓治)
韓国蔚山の港湾遺跡(禹仁秀著・金志虎訳)
Ⅳ 運河・水運からみた古代社会 東日本
1 古代東北の内陸水運―最上川・阿武隈川流域を中心に―(永田英明)
2 陸奥国の城柵と運河(吉野 武)
3 相模国における運河と水上交通(田尾誠敏)
4 多摩川中流域の沖積地開発と河川利用(荒井健治)
5 「美濃国」刻印須恵器の流通と水上交通
―岐阜市岩田西遺跡発掘調査事例をもとに―(朝田公年)
〔コラム〕
武蔵国の河川と交通(根本靖)
東国の河川と渡し場―渡る河川は舟頼り―(黒済和彦)
Ⅴ 運河遺構の事例紹介
1 福島県泉官衙遺跡(藤木 海)
2 関東の河川交通と土器流通(宮瀧交二)
3 東京都伊興遺跡(佐々木彰)
4 滋賀県六反田遺跡(堀 真人)
5 滋賀県上御殿遺跡(中村智孝)
6 大分県飯塚遺跡(西別府元日)
付 録
運河関連史料集(中 大輔)
運河関連遺跡一覧(井上尚明)
あとがき(川尻秋生)