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何気ない青春話しなんだけど、ぐっときた。 2015.6.24
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仙河海の高校生がバンドを解散し、高校の軽音部に入部する。
軽音部の美人な部長と協力して、地元でバンド活動が出来るように頑張る純粋な高校生に、きっと明るい将来があるはず。
仙河海市はシリーズになってますね。
作者の何かの作品のように、方言が出てくるのを期待します❗
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パンクロックバンドをテーマにした青春バンド小説。宮城県在住の作者による、宮城県がテーマの作品。仙河海市というのは気仙沼市がモデルのようだ。しかし、若いっていうのは希望に満ち溢れていて、活気があって素晴らしい。箱(ライブハウス)やロック好きにはたまらない小説であった。ライブハウスを作るために奔走し、頑張る姿は読んでいて応援したくなった。恋愛や音楽、青春に3.11。いろんな要素が詰め込まれた作品だった。できれば、続編を執筆してほしい。
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東北の海辺の街にライブハウスを作ろうと奔走する高校生の話。爽やかな読後感がいい。熊谷達也さんといえば、マタギシリーズを連想するが、ロック好きな青春真っ只中の高校生二人の恋愛模様を絡め、うまくまとめた秀作。
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最後の東日本大震災は物語の中に入れなくても良かったのでは?
逆に入れる為に書いたのならもう少し詳しく書いてもいいのではと思ってしまったけど、天災ってものはきっと普通に続くだろうと思ってる日常を突然壊す形でやってくるもので、あまりに被害が多くて何も語れないってのが現実なのかな…とも思った。
あまり登場人物に魅力を感じなくて残念。
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やっぱパンクだぜ。
高校生活、バンド、ブカツ、先輩女子、面白いことやろうぜ、夏休み、北海道、牧場のバイト、不安と将来。そして、地元で生きていくということ。
そんな、高校生の生活が詰まった1年間。そして、3.11東日本大震災。
東北の沿岸の町が舞台になっています。
どこの町かな?
街中にジャズ喫茶、う? だとあそこか?とか思いつつ、描写を追っていくと、たぶんあの町 とか考えながら読んでいました。
主人公の匠と一緒に、輝く海面のようにキラキラした青春を追体験してしまったような気がしました。
不幸にしてまだキラキラしてねーよという、若者たちよ。後悔ってのは後でするもので、先に悩むものではないんだよ。
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音楽青春ものとして、面白かったけど、ラストに、そうこなくてもって思ってしまった。
でも、あの地震はは、ほんとにこうやって前日まであった普通の生活を根こそぎ奪っていったんだなって、改めて思わされた。
ハッピーエンドで、終わってほしかったけど、今だから、この終わりなんだと思う。
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いつもながら
いいよねぇ
そんな生き方
熊谷さんの作品を
読むたびに
勇気づけられていしまう
なかなか 現実では
こうはいかない
でも
こうあって欲しい
を 想像することは
できる
最後の一章は
なかなか考えさせてもらいました
「リアスの子」を
思わず思い出してしまった
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熊谷達也さんの仙河海市シリーズの一冊、2015.6発行、仙河海市が大津波に襲われる前がメインの物語。仙河海高校・軽音楽部、庄司匠(しょうじ たくみ)2年17歳と宮藤遥(くどう はるか)3年19歳(1年間休学)の二人、大人になる一歩前の若者たちの瑞々しい感性を、北海道十勝平野を舞台に高らかに謳い上げた青春小説!オールドファッション的ラブストーリーです(^-^)
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大震災に向けて、様々な人々を群像的に描く「仙河海市」シリーズの4番目に読んだ本(シリーズとしては3作目)。時間は2010年春から、2011年春まで。主人公たちは、主には高校生たち。「バイバイ・フォギーデイ」でも出てきたが、バンド小説でもある。著者の趣味なのだろう。
次から次へと、新しい登場人物が出てくる。それはそうなのだろう。ひとつの街を飲み込んだ大厄災は、何十万人という人々をも飲み込んだのだから。
しかし、とりあえず小説自体は、繊細な男の子・匠と、不思議美少女・遥とが協力して、仙河海市に高校生たちのライブハウスをつくる話として進められる。話は、かなり明るい。
箱を創り上げた途端に失う。今回は最終章に、「大津波」から一ヶ月後の様子が描かれた。高校生って、すごいよな、と思う。
一生懸命つくりあげる。失う。また、つくりあげる。人間って、その繰り返しかもしれない。熊谷達也は、本性的にそうなるのかもしれないが、そこに付随する暗い部分を、ほとんど描かない。それが、このシリーズの長所になるのか、欠点になるのか、もう少し見守りたい。
2017年7月14日読了
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高校生の音楽と恋と未来への話。なんて書くとベタだなぁと思いますが、本当なんだからしょうがない。
架空の宮城県の仙河海を舞台に、バンドが解散し学校の軽音部に入部した匠は、部長の宮藤遥から「匠くんはこれから何をしたいの?」聞かれ自分は何をしたいのか考え始めます。自分の町仙河海でバンドをしたい、じゃあどうする?遥に惹かれていく匠は町の大人達と協力しながら、自分の未来をひらいていく。
仙河海シリーズのひとつ。河北新報に連載されていた作品より明るく軽く読みやすい。震災の事も後半にでてくるが、小説の中とはいえ「震災をなかったことにはできないが、乗り越えていける」と感じられる読後感。
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つらいわー、評価つらいわー。エピソードも登場人物の造形も皆軽くてスカスカ。でも個人的に酷評するのに心が痛むのは、筆者と震災の関係性をぼんやりとでも知っているから。でもお金が動く商売の一環としての図書なので、そんな甘い事言ってちゃいけないんでしょう。バンド関係の本なので結構楽しんで読んだんですが、作曲に作曲ソフトを使っているあたりが萎えたなあ。リアルではもうそういうものなのかもしれないけれど、小説ではそんな事書かんでも・・・。
それにしても恋の部分も、過去に涙するところも、目標に進んで行く姿も、全てに渡ってスカスカしているのが残念です。過去の作品での、武骨でがさがさして潤いに乏しい文章の中に溢れていた、熊谷氏の重厚なドラマが全く見えなかったです。
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バンドをやっている少年の恋愛ストーリー。
バンドの話ではなく、ロックンロールでもなかった。
自分たちが楽しめるハコを作ろうというのはよかったが、とはいえトントン拍子すぎるかな。
そこまでの紆余曲折、そのハコでのライブシーン、そして震災となれば印象ももう少し違っただろう。
帯の惹句はちょっと震災詐欺だなあ。
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「ゆうとりあ」を読んだ時は驚いた。その後も「オヤジエイジロックンロール」と両方とも面白かったけれど、どこにも「邂逅の森」の作者の顔は見当たらなかった。そしてこの小説はよりいっそう軽かった。『そんなにうまく話が進んでしまってはダメじゃん』と突っ込みながらいやになりながらもそのうちにこの軽いペースにすっかりはまって読み進んだ。もう、べりべりはっぴーどこまで行くんだろみたいな、もっといけもっといけ、さっさと彼女と結婚して事業も大成功してばんざ~い!
でも、最後にやや軽いけれども締めがありました。三陸の人たちには元気や希望が必要かと思います。それを届けたくてあえてこの文体とストーリーでもって書いた小説なのだと思います。