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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
小野不由美という部分に興味を持って読んだが、読み易いホラーだった。しかし、単に怖いだけでない余韻があった。その後が気になる。
紙の本
さすがの小野不由美クオリティー! 10代にも読んでほしい…
2017/05/18 09:08
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投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代に読んだ小説の新装版。
久しぶりに読んだけれど、やっぱりジワジワと迫り寄る恐怖の描写がいいです。
ゾクゾクっとして、一人暮らしにちょっと警戒しそうになります・笑
落書きしている少年…
今の時代、チョークで地面に落書きする子はほぼ見なくなりましたが…
だからこそ、異常性が強調されているような気がしました。
それにしても、表紙のイラストが…少し時代が古く感じる…
内容が面白いからこそ、若い10代の子にも読んでもらいたいのに、10代が好みそうにない表紙なので、教え子たちにオススメしても「絵がいやだ」と手にしてもらえません…。
新装版にしたのだから、もうちょっと表紙絵を今風にしてほしかった…
(まだ旧版のほうが、今の子が手に取りそう…)
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本文と微妙にズレのある挿絵が残念。
イラスト担当者は若手ではなくベテランだし
新刊ではなく新装版なのだから、テキストも
事前に十分読み込める時間はあったと思うので
もう少し「本文ありき」で描画して欲しかった。
特に、地面の落書きとアパート訪問の2枚は
違和感が大きかった。
挿絵に作中で描かれていない情報が含まれるのは
当たり前のことだし気にならないが、作中の記述と
異なる部分が目立つと没入感が削がれてしまう。
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袋小路に建つ幽霊アパートでつづく怪事。
ひどく嫌な気分がした。
ーーーあるいは、予感が。
父親の再婚を機に、高校生の浩志はひとり暮らしをはじめた。ハイツ・グリーンホーム、九号室ーー近隣でも有名な幽霊アパート。無言電話、不気味な落書き、白紙の手紙など、不可解な出来事がつづき、住人のひとりが死亡する。「出ていったほうがいいよ」不愉快な隣人の言葉の真意は?
幽霊を信じない浩志も感じる「ひどく嫌な気分」の正体とは……?
ページをめくるごとに恐怖が降り積もっていく本格ホラー小説。
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旧版も持っておりますが、イラストが変わりまして買い込んでしまいました、Orz……。
新刊なんだけど再読いうことで、やっぱ怖い~。
しかも読んでる間に雷は鳴るわ、バケツひっくり返したような大雨は降るわで、効果もばっちり。
なんで(T_T)
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感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201508/article_6.html
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イラストが樹なつみさんだったので思わず手に取ってしまいました。「残穢」は怪異とも取れるし、ついていないという表現でも受け取れる、そんなホラー感でしたけれど、この「緑の我が家」は実際に怪異に巻き込まれます。でも建物や土地に対する穢れといった部分は同じだなあ。そしてやっぱり想像力にダイレクトアタック仕掛けてきます。怪異の嫌な感じより、自身に関わる嫌な感じの方がキツいというのは、やっぱりそうなんだろうな……。罪悪感なんだろうけれど。
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ジュブナイルの新装版。話の展開は分かり易過ぎで怖さもあまりないし、挿絵が新装版として変わっていればもう少しよかったのではないかと思う。
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軽すぎず重すぎずちょっとほっこりいい話でした。
「復讐して何か意味があるの?」(うろおぼえ)はいい言葉だなって思った。
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せつねえ……。
「悪夢の棲む家」を読み終えた時と同じ気持ち。
浩志と過ごした時間が少しでもオサルの救いになってたら良いんだけど。
途中まで怖かったんだけど、最後に切なさが怖さを超えた。
あー、やるせねーーーー。あー。
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久しぶりに小野不由美さんを読みました。ゴーストハントシリーズだといいな~(うきうき)と思って読みましたが、違ってました。
小野さんのホラーの中では比較的怖くない方かなと思います。
通勤中に読み始め、おもしろいので止まらなくなってしまい、仕事中ちょっと禁断症状が出ました。ラノベは私にとっては読み続けるのがしんどいことが多い苦手ジャンルですが、小野さんの本は逆で、どれも止まらなくなります。
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主人公視点で進むが、その視点は終始苛立ってる。ムカムカとする感情を抑えようとするが、押さえきれず読者にぶつけてくる。
作中、自分の苛立ちの理由は分からずとも今の状況に対しては至極冷静に分析していた。とはいえ通夜の段階から居座って四十九日に再婚を伝える父親と継母は非常識じゃなかろうか。私の感覚が主人公以上に幼いの?
それに反発し、不気味なことが続く新居から出て行きたくない、自宅に帰りたくないと思うのは普通だと思うんですよね。あったはずの自分の居場所を喪失したって感覚は至極真っ当でしょうに。
読み終わってみると、人間による原因と緑荘の住人によるものが書き分けられてて、イタズラするだけという言葉が重要なフラグだったことに気づいた。
和泉を自室に招いての会話で招待やらのフラグにも気づくがあそこまで血なまぐさい結末は想定外。読んでいて驚きました。
終わり方はせつないけど、ずっと願っていた名前を呼ばれたいってことと、名前を呼びたいって二つが叶って良かった。十数日のうちの本当に数日だったけど、友達のように付き合えて幸せだったらいいな。
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読み口は軽めですが、しっかりとしたホラーで、ちょっと切ない。読みながら主人公のいらつきや不快感がダイレクトに伝わってきます。怪異の活発化と緊張感の高まりに合わせて、主人公の秘められた記憶や起こっていることの詳細が少しずつ明かされていくのは上手くて、さすが小野不由美さんと思いました。
お絵描きする子供の幽霊は怖いです。そしてグリーンホームに囚われた人々のことを考えるとぞっとするものがある。
初期作品で文章には粗を感じてしまいます。
かなり映画向きの話だなと思うのですが、映画化されないかなあ。
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実家を出てひとり暮らしをはじめた浩志を迎えたのは、無言電話、不気味な落書き、謎の手紙。悪戯、それとも──!?
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ひどく嫌な気分がした。-―あるいは、予感が。
ずっと気になっていた本が、新装版になったのでついに購入。イラストが大変美しいです。
「残穢」につながるような、浸食される恐怖がすごい。それでいて、主人公の家族や環境に対する苛立ちや寂しさがうまく織り込まれている。
文庫だ240ページと短めで読みやすいので、小野不由美のホラーの入り口としてオススメしたい。