紙の本
藤田和日郎だけが描ける物語
2022/05/24 16:20
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤田版のスタンド戦ともいえる作品。
そして藤田和日郎だけが描ける勇気。
ナイチンゲール、デオン、そして…
ヴィクトリア朝のイギリスを舞台に世の悲惨と戦うナイチンゲールと彼女を守る幽霊の誇り高き物語が開幕!
紙の本
幽霊と看護師
2015/09/25 01:28
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投稿者:オタッケン伯爵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒博物館シリーズ第2弾。ロンドンの劇場に現れる名も無いデュエリストの幽霊とクリミアの天使フローレンス・ナイチンゲールの奇妙な話……その組み合わせは如何なものか? とか思う間もなく、正調藤田節に乗せられて、手に汗握る一大歴史絵巻のはじまりはじまり~。
上下巻一挙刊行なので、見逃し無し。
「浦沢直樹の漫勉」第2回:藤田和日郎の回を観てからだと、面白さもさらに倍増するかも。
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http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063884777 ,
http://morning.moae.jp/lineup/444
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幽霊妖怪ものかと思いきや、まさかの史実関連もの。
戦場の天使ことナイチンゲールの物語でした。
オムニバス形式かな?と思って買ったので、思ったのとはかなり違いましたが、史実をかっちり抑えた上で伝承も入れ、さらに幽霊もからませた見事な1冊(上下巻)でした。
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ロンドン警視庁の犯罪資料館「黒博物館」に展示された〝かち合い弾〟と呼ばれる謎の銃弾。或る日、それを見せてほしいという老人が訪れたとき、黒衣の学芸員は知ることになる。超有名な「お嬢様」と、「もうひとり」が歴史的大事件の裏で繰り広げた、不思議な冒険と戦いを…!藤田和日郎の19世紀英国伝奇アクション第2弾、ここに開幕!!(裏表紙より)
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とにかく面白い。
この上なく藤田漫画。これでもかとばかりに藤田漫画の面白さが詰め込まれてます。
剣戟のダイナミックさ、「生霊」や「幽霊」といった不思議な存在…そして何より、自らの信念と道をひたすら真っ直ぐに邁進する主人公(ヒロイン)。
そう、何よりもこのヒロイン・フロー(あえて本名は伏せますが)の強さが眩しく、熱い。「寒くてたまらない」幽霊であるグレイが惹かれていく様子と合わせて実に胸に染みます。
特に実在の人物をモデルにしているので、その行動や発言が説得力を持ち…持ち過ぎていて、逆にこれは漫画として脚色されてるんじゃないかと疑ってしまうほどw とにかくフローの姿は熱いし、強いし、そして恐ろしい。
…実際に狂気を宿して描かれてもいて、常人とは違う何かがあると感じられます。単なる聖人君子ではなく、そこに逸脱した意志があったと描写するのはかなりの勇気が必要だったのではないでしょうか。
いや、それより……裸にしちゃうってのはどうだったのかなぁ……?w
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「うしおととら」や「からくりサーカス」の藤田和日郎大先生が描く上下巻の怪奇作品。「黒博物館」シリーズ第2弾。歴史とオカルトが交差する良作です。
ロンドン警視庁の犯罪資料館「黒博物館」に展示された“かち合い弾”と呼ばれる謎の銃弾。ある日、それを見せてほしいという老人が訪れた時、美しい黒衣の学芸員は、かのナイチンゲールと生霊にまつわる不思議な冒険物語を語りはじめる。
藤田節全開の荒々しく研ぎ澄まされた画風と、荒唐無稽にも思えるジャンプ率の高いストーリーはさすがの一言。一風変わったバトル漫画なわけですが、クリミア戦争時の時代背景も重厚に描かれ、作品世界を豊かに構成していてワクワクしますなぁ。
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うしおととらでいうところの、真由ととらみたいな?それのさらに良い所取りな、いわゆるひとつの最高のヤツ
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藤田和日郎が思い入れたっぷりに描く偉人伝! そんなの最高に決まってる! 幽霊こそ話のキーでも、本質は人間フロー自身の戦い。目まぐるしくも自然に変わる表情のどれもが魅力的。
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歴史上の人物ナイチンゲールを主人公の一人に据えてのお話です。こう、約束を長い間守っているシュチュエーションが好きなのです。が、いつもの藤田先生の作品にしてはどんでん返しにあっと言わせるものが少なかったかも。期待値が高かったから星3つにさせてもらいました。なので、それを差し引けば星はプラス1〜2にはなりますよ!
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2015.10
上下巻読了。読み応えアリ。内容もおもしろかった。漫勉みてたからかもしれないけど、絵からパワーがすごい伝わってくる。本気の漫画。素晴らしい。
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ナイチンゲールをこのように描くとは斬新。
藤田先生にしか出来ない手法だと思う。
長編作品が多い先生にとって、この作品は
まさに挑戦の連続だったように感じる。
読み始めてしまえば、目を逸らすことも
許してもらえない様な熱量がビリビリ伝わってきた。
ストーリー、キャラともに文句なく名作。
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藤田先生の新刊が出ていたのを今更知って、すぐさま上下巻を一気に購入。
相変わらず怖さと熱さメーターが振り切れていて、ほんと先生らしい作品。最高!
それにしても言葉は刃(やいば)ですね…。ほんとに傷ついてますやん…(´;ω;`)
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「人の生き様を左右するのは己の意志と覚悟」
近代看護システムを作り上げたフロレンス・ナイチンゲールを中心に、己の意志で人生を作り上げるく人の姿を描く秀作。親の反対で、看護の道に進む覚悟が揺れていたフロレンス。だがゴーストのグレイがフロレンスの覚悟を揺らしていた「生霊」を殺すことで、で自分の意志を押し通し、満足する生を全うする。グレイが、生前なし遂げられなかった祝福の「something four」をフロレンスに与え、彼女が天に召されるシーンも感動的だ。
物語が描くのは「人の生き様を妨げるものは『やめておこう』と自分を殺す心。それを押さえ込んで生きてこそ満足な人生」という熱い主張。フロレンスの場合は、グレイが殺してくれたが、多くの人は自分で押さえつけるしかないーーそんなことを痛切に感じさせる。(bookish)
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【このマンガがすごい2016】オトコ編3位!黒博物館とは犯罪資料館のことみたいです!2階ラウンジ特集コーナーにご用意しております!