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続きが読みたくなる
2015/08/14 23:17
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投稿者:マル神保 - この投稿者のレビュー一覧を見る
インパクトのある第1話からはじまって、1話ずつ脇役たちにスポットライトがあてられて人物が掘り下げられていく。あまりセリフのない脇役も丁寧に個性的に描かれていて楽しい。
話がサクサク進みすぎてちょっと慌ただしい気もするけど、読み終わって続きが読みたくなる一冊。
悪い意味ではなく連続テレビドラマ的な娯楽作品。
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大門剛明作品初読み。
連作短編集で連続ドラマになりやすそうな内容。
冒頭から切れ者鷹野が大規模なリストラとかしちゃってどーなるの?って感じで先が気になる展開。
タイトルどうり何が正義なのか考えさせられた。
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弁護士事務所を舞台にしたリーガルミステリ。タイトル通り、「正義とは何か」という答えのない問いを突き付けられる一冊です。
確かに「人権派弁護士」というと聞こえはいいけれど、「なぜそんなやつを弁護するの!?」と思えてしまうことも確か。依頼人の罪を軽くするのが弁護士の仕事なので、それは責められる所以はないはずなのに。そうはいかないのが人間の心情なので。その狭間で悩む彼らの立場もつらいなあ。
一方で、本当に依頼人のためを思うならどういう解決を選ぶべきか、というのも重要なポイントになってくるところが目新しいなあ。その点では特に「カルネアデスの方舟」が見事でした。
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鷹野さんのキャラを最後まで嫌な奴で通してほしかった。
ドラマ化もしそうだし、続編もありそう
長編で読みたい
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元医師で、凄腕弁護士。
流れがつかめないまま、第1章を読み進め、最後は「仲間で解決しようぜ!」っていう終わり方。
続編があるのかな?
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(2016.03.06読了)
主に刑事事件を担当する弁護士さんたちのお話です。
全6話あり1話ごとに事件(お話)が解決(完結)していきながらも全体として登場人物たちのストーリーは続いていきます。
結構良かったです!面白かった(^_^)
ですが、小説全体の雰囲気がちっと軽いというか、カジュアルというか、若いというか、なんか自分の好みと少し違いました(^_^;)
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法律事務所に所属する弁護士たちが様々な事件に取り組む物語だが,元医師で米国で活躍していた鷹野和也が事務所にスカウトされ波風を立てるのが発端で,6つの短篇が収められている.どの話も最終段階で和也の切り札が登場して,意外な形で終息するパターンだが,優秀な検事 一之瀬眞人が登場する「蜘蛛の糸」が面白かった.どの話も,何でもない事件の裏に潜む真実を洗い出す過程が楽しめる.
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読み始めて10数ページで、なんか覚えがあるぞと気が付き、「正義の天秤」に改題、文庫化されたのを読了していた。順番は逆だが改題の罠に嵌まった。日本有数の師団坂法律事務所にな元医師の鷹野和也がトップに付く。合理主義を前面に打ち出し、弁護士のリストラを敢行。お互いに先生と呼び合うことを禁止し、被疑者を弁護することを治療するいう。冷淡な鷹野に反発もあったルーム1の弁護士たちだが、次第に信頼し最強の弁護士軍団になっていく。正義とはなにか?の命題も各章に掲げられている。雨宮久美子の死は文庫では違ったような記憶がある。
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元医師や元刑事など変わり種の弁護士5人が所属する巨大法律事務所。短編集の一つ一つが二転三転そて面白かった。ただ、元刑事や杉村のようなニートが簡単に弁護士になっているように思えて違和感が残る。感情移入できる人がいなかった。