紙の本
竹馬の友の嘘のない対談
2019/11/16 17:39
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投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
灘高の同級生だったというお二人。嘘のないやりとりにぐいぐい引き込まれた。中田先生の本は、やはり質問者があった方が読みやすいのかなぁという気がする。いろんな人の質問にズバリ回答する対話形式。そういう意味では、最新刊の「13歳からの世界征服」はお悩み相談室のようで、大当たりだと思う。
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勝谷さんと中田先生の対談形式で文章が展開されており、読みやすかったです。
内容に関しては一言で言えばたいへん勉強になりました。私は宗教に関しては高校の倫理で触れた程度で、あまり関心がなかったのですが、近頃の話題のイスラム国について、このような騒動が起こっている理由の本質的な部分を知りたいと思い本書を購入しましたが、"あたり"でした。
知識が全くなかった私でも、知らない固有名詞などはwilipediaで調べつつ、読み進めていくにつれて、イスラム教についての理解が深まりました。特に後半、神についてキリスト教、ユダヤ教との違いをわかりやすく解説して下さっており、中田先生の「私たちの住むこの世界は『おいしいカレーの作り方』のようなものである」という例えはなるほどと思えました。
しかし、現代にもこれほど多大な影響を与えている宗教という概念の誕生の仕方があまりにもシンプルであるということに関しては疑問が残ったままです。この疑問を晴らしてくれる書籍にいつか出会ってみたいと思います。
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勝谷誠彦とイスラム法学者中田考が灘高の同級生であるという事、イスラム教が外部からは解りにくく、日本でそれをきちんと説明できる人が少ないという点からも、対談本としては抜群のスムーズさだと思う。北大生がイスラム国渡航しようと事件になったが、マスコミの報道がよくわからなかった。彼らはインターネットで大司教、ホワセプなどのハンドルネームで親交を温め、若干狙いは異なりながらも中田考が橋渡しの様な役になったのだという。そうした事件の裏側が分かるという意味でも楽しめる一冊。