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盆踊り。知ってる知ってる、あれでしょ、お祭りの時、やぐらの周りであの、町内会の人たちとかがなんか、踊るやつでしょ?…といったぼんやりとしたイメージしかなかった私。
まさかそんなに色々種類があるとは。
そんなダンサブルなナンバーまであるとは。
ていうか(一部で)流行ってたりするとは。
いやあ、知らなかった。
この本は、ミニコミ誌「恋と童貞」「野宿野郎」の編集長、小野和哉氏とかとうちあき氏が、日本各地の盆踊りに飛び込みダンシングした記録である…。
インパクトがあったのはやっぱり「キリスト祭のナニャドヤラ」「(一休さんの)大本山總持寺 み霊祭り」「池袋のにゅ~盆踊り」辺り。でも行ってみたいなあと思ったのは「十津川の大踊り」。
ううむ、美しくユニークで、伝統的で新しく、老いも若きも夢中で踊る盆踊り……これは気になってしまうなあ!
盆踊り情報サイトの管理人さんへのインタビューなんかは、日本全国へ足を延ばす盆オドラーが増えたことによるマイナス面も伝えており、軽率に飛び込んでいけばいいってもんでもない、伝統文化を伝えていく難しさを感じたりもした。
…しかしやっぱり、見る阿呆より踊る阿呆!一度は踊らにゃ損かもしれないな!