- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
風雲児たち 幕末編26 (SPコミックス) みんなのレビュー
- みなもと 太郎 (著)
- 税込価格:607円(5pt)
- 出版社:リイド社
- 発売日:2015/08/27
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
10 件中 1 件~ 10 件を表示 |
紙の本
嵐の前の静けさ
2015/09/09 20:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
和宮降嫁(第1章~第4章)、文久遣欧使節団(第5章)、長井雅楽の「航海遠略策」(第6章)、坂下門外の変前夜の1862年1月までが描かれています。
本書を読めば、和宮降嫁の全体像が把握できるでしょう。島崎藤村の「夜明け前」は、この時代を知る史料的価値があるとは知りませんでした(88ページ)。それにしても、岩倉具視の暗躍がなかったら、和宮降嫁は実現していないかもしれません。
また、文久遣欧使節団のことは全く知りませんでした。とにかく、この漫画は勉強になります。
全体として、本巻は展開が少なく若干退屈でしたが、1862年はこの後、坂下門外の変(1月)、寺田屋事件(4月)、生麦事件(8月)と、まさに幕末の動乱に向かう展開となります。そういった意味では、本巻は「嵐の前の静けさ」という感じでした。
紙の本
和宮降嫁のくだり
2015/09/13 23:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
皇女和宮の降嫁の一件を丁寧に描いている前半と、文久遣欧使節団渡航の話、長州藩、薩摩藩の話が並ぶ後半からなる、『風雲児たち幕末編』第26巻です。
和宮の話はこれまでにも小説やテレビ番組などで何度も語られているものですから、今更何をという感じですが、そこが『風雲児たち』ですから、微に入り細に渡り語られている感です。特に岩倉具視の暗躍というか策略が、いかにこの件を動かしていたかということが描かれています。岩倉具視というと日本史の教科書に少し出てくる程度であったり、私たち世代からすると五百円札の肖像画の印象しかありませんが、なかなかの策略家だったことがわかります。
一転、文久遣欧使節団の話は初耳でしたし、そこに福沢諭吉が参加しているなんて知る由もありません。こんな話が出てくるのも『風雲児たち』ならではですが、この話は使節団が地中海に入りフランスに向かうというところで唐突に、「では使節団とはこの辺でお別れをしまして」(p.153)で終わり、長州藩の話になってしまいます。まあ、使節団の話を延々続けられても困ると言えば困りますが。
その長州藩ですが、高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎といった有名人の話が出てきます。ここも和宮降嫁に関連した話とも言えます。
これで、1862年あたりまできたわけです。幕末もいよいよ終盤というか、佳境に向かっているはずですが、まだまだ終わりは見えない感じです。
紙の本
長井雅楽と桂小五郎
2015/08/31 19:16
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お面コレクター - この投稿者のレビュー一覧を見る
桜田門外の変からのリズムの良さがひと段落してしまった感じがします。和宮降嫁と岩倉具視暗躍のエピソードは丁寧ですが、かなりもたついてます。長州藩の長井雅楽の献策をめぐるエピソードは興味深く、怒る久坂玄瑞をさとす桂小五郎が何とも渋いです。
10 件中 1 件~ 10 件を表示 |