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堂場作品スポーツものにハズレなし!(たぶん)。
山城君の心理状態の揺れ具合の描写が秀逸。
レース中の長~いシーンも相変わらずウマく文句なし。
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走ることの一つ駅伝。仲間として走った彼らの7年後の出来事。社会の中で様々な立場で暮らす彼らは、それでも走る事が好きで元が付く仲間を少しは大事に思っているのかな
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『チーム』『ヒート』と読んできた読み手にとって、たまらない一冊。
何しろ登場する面々が、所属チームの解散で危機に直面しているあの天才ランナー山城、彼に手を差し伸べる『チーム』で共に戦った学連選抜の、浦、門脇、朝倉、それに『ヒート』でペースメーカーの身ながら山城とデットヒートを演じた甲本、そして学連選抜の監督吉池。これだけのメンバーが山城を支援し、彼が走る。これで面白くないわけがない。
しかも、山城はかつての山城ではなく、けがを克服し二年ぶりのレース。果たして走り切れるか、ゴールの先には何が待っているか、頁をめくるのももどかしい一冊。
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自分の限界を感じ、引退を考えるようになった山城と浦中心とした仲間の話し。
チームのためではなく自分のためにタイムが全て、そんな考えの山城が最後まで考えを曲げず、でも何かが変わっていく様子が面白い。
チームと言うタイトルにそぐわない内容かと思いきや、最後まで読むとその意味が分かる。
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「チーム」「ヒート」の続編。
学連選抜でも孤高の存在だった天才ランナーの山城が怪我の影響で選手生命の危機に陥り、所属先のチームも廃部になることに。このピンチにかつての学連選抜のメンバー浦や「ヒート」で山城と競り合った甲本が協力を申し出る。
山城の傲慢ながらもなぜか人を引き付けるキャラクターと、山城に振り回されながらもサポートしようとする姿が印象的だった。
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自分との闘いでしかつかむことのできない頂点に君臨する孤高のアスリート山城が、初めて直面する物理的危機と究極の選択。
何もかも自分でコントロールし、一人で闘い続けて来た彼が、仲間と、そして仲間のために闘うという別の世界へ踏み込んでいく葛藤と、その向こうにある未来に、胸が熱く熱くトコトン熱くなった。
スポーツは簡単に個人競技と団体競技に分けられるけど、もうひとつ、個人の闘いの集まりが集団の勝利となる競技もある。個人で勝っても集団で勝てなければそれは負けになってしまう。その複雑な勝負はストレスにもなるけれど、そこでしか見つけられない喜びも、またある。
共に味わう苦しみと喜び、読んでいるあいだ間違いなく私もそのチームの一員だった。
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「チーム」の7年後の物語。いろんな人物が出てきて楽しめた。ラストのレースも読みたい。 2015.10.30
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「チーム」の続編だけど、「キング」も「ヒート」も含めてのランナー物の続編。堂場さんのスポーツ物はとても好き。「チーム」は7年前、「ヒート」は3年半前に読んだけど(「キング」は未読)、あまり細かいことは覚えてない。でも、関係なくその世界に引き込まれて一気読みでした。最後のレースの結果が気になるんだけど、「チームⅢ」をいつか!
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「チーム」その後。学連選抜で箱根を走ったそれぞれのメンバーのその後。というか、まだ現役だけど初めての故障に躓く孤高のランナー、山城と、当時の主将、絆を大事にする浦と、その周りと。「ヒート」にも山城は出てた。堂場作品の長距離ランナー話はそれぞれ繋がっている。駅伝、それも箱根駅伝に絡むと、なじみの地名がたくさん出てくる。今回もまさに我が家のあたりの区間と、それから外れたオリジナルコースがもっと身近で、文章の説明以上に風景を感じて読めた(^^)
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前作「チーム」の登場人物たちはもちろん、「ヒート」、「キング」といった堂場瞬一氏の一連の著作のキーパーソンたちが今作でも要所で姿を現して物語に厚みを加えており、読者としては嬉しくなる。
「キング」については、正直期待外れを感じてしまい、作中に感情を入れ込めないままに終わってしまったが、この作品ではそんなことはまったくなく、筆運びは冴え渡っている。
個人的にはエモーショナルなクライマックスが2度ほどあると読んだが、それに至るまでの誘導も実に巧みだ。
ディテールを見ると、やや粗い部分も感じないではないが、それらを帳消しにする魅力がある。
「チームII」とはまた安直な、他にふさわしいタイトルはなかったんかな…と最初は思っていたが、読了した後には、まさにこのタイトルこそがふさわしい、と気持ちよく腑に落ちた。
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堂場さんのマラソンシリーズを読むのは3冊目。
ヒート、チーム、チーム2
天才ランナー山城が故障を克服している場面から始まる。
今回はひとつのレースというよりも、浦が監督となった箱根駅伝、山城が走る全実が舞台となる。
また、山城が所属しているタキタが廃部になるかも?!
レースだけでなく、人間関係、走るための環境など、盛りだくさんで読みごたえがあった。
次はキングを読みたい。
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「チーム」、「ヒート」に続く陸上長距離を題材にした3部作の第3弾。前作、前々作で登場した人物で最もキャラの際立っていた天才ランナー山城悟。圧倒的な才能で箱根駅伝を快走し(「チーム」)、マラソン日本記録を目指して突き進んだ(「ヒート」)天才も、キャリアを重ねて故障を抱え、引退を意識するようになる。このままフェードアウトするように陸上界から消えようとする山城に、かつて箱根駅伝学連選抜で共に走ったメンバーや、東海道マラソン(「ヒート」の舞台)でのライバル達が、同時代を生きた天才ランナーの復活のために再び結集する。そして、山城は復活するのか…。
これ1冊でも十分に楽しめます。でも登場人物それぞれの人物描写や人間関係の描写は前作、前々作のほうが重厚で、それらを読んで読者側でイメージを作ってから本書を読んだ方が断然、楽しめるのではないかと思います。
才能にあふれ、傲慢な振る舞いのなかに垣間見える山城の優しさ、面倒見の良い元キャプテンで山城の理解者である浦、そのほか第一作「ヒート」で登場するさまざまな人物が本作でも重要な役割を担います。ぜひ、「チーム」、「ヒート」の2作を読んでから本書を読んでみてください。
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正月にニューイヤー駅伝と箱根駅伝を見た勢いで読んでみました。
なるほどねぇ。過去の、駅伝やマラソンを描いた作品と繋がっているんですね。直前にキングも読んでいたので、感慨を覚えました。
中身的には奇をてらわず、真正面から描いた感じ。予想通り何ですが、何故か目が離せなくなりました。
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堂場瞬一氏の作品はやはり面白い。
関西出身だからかはわからないですが、箱根駅伝にはあまり関心がなく過ごしてきたのに、このシリーズを読んで箱根駅伝を見る目が変わりました。
今回は更に時が流れて、学生選抜チームのメンバーがそれぞれの道を歩んだ先の話。
夢を現実にしたもの、夢を諦めたもの、まだ夢を追い続けるものいろいろ。
また、後進の若者たちとのコミュニケーションなんかも今時っぽくてわかりやすい。
人物描写、心証風景が素晴らしいのは相変わらずです。まだ続編があるんだろうなぁと期待しています。
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最近はまっている堂場瞬一のスポーツ小説。前作「チーム」と合わせておもしろく読めました。箱根駅伝ファンは必読ですね。