電子書籍
原田マハさん初読み
2021/01/21 01:17
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投稿者:きくち - この投稿者のレビュー一覧を見る
原田マハさんの作品が読んでみたくて選んだ本。4つの話からなる短編集。文章がとても読みやすかった。
都会の雑踏、少し人生に疲れた人にはうってつけでは。ただ、4つの話の主人公がどれも似ててあまり印象に残らないで終りました。情景や旅に焦点を当てすぎてて、登場人物の印象がふんわりした。
紙の本
旅に出たいなぁ
2015/10/22 23:01
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投稿者:ふうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めていくと、社会的に成功しているキャリアウーマンが人生につまずいて、旅に出る話かぁ、それも優雅な気ままな旅。
率直に、私には共感は得られないなぁと思いました。
でも、ナギにはあこがれてしまう。
聴覚障害を持ちながらも、ハーレーに乗り、どこへでも旅に出て、いろいろな人と親交を深めていく。そんなナギの姿がカッコ良くて素敵だ。
障害による人との壁は、障害や他の人が作るのではなく、ナギ本人が勝手に作った線であり、その線をどんどんと超えていけと、亡くなった父親によるアドバイスが心に響きました。
私もそんな旅に出たくなりました。
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現実はなかなかこんなスムーズにいかないな~と思う一方、立ち止まった背中をポンと押してくれる言葉が出てきて爽やかで前向きな気持ちになる。
各話の登場人物が何かに気づき何かを掴んでいく姿に、終始心地よい風を感じることができた。
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妙齢の4人の女性たちの再生物語。
セレブな上に美人でお高くとまってる・・・ときてマハさん作品にしては珍しく主人公に好感持てないなあと思って読み始めたけど
ハーレーのカスタムビルダー・ナギちゃんが素敵だなあと思った頃にはこの短編集をすっかり楽しんでた(#^.^#)
親友の二人の旅物語もじーんときたなあ。
ナギちゃんのお父さんの言葉にはグッときた。
自分で率先して引いてしまった“線”に自分で苦しんでいるんだな。
大変かもしれないけど自分が引いた線なら自分で取っ払って越えてくしかないんだよね・・・って実感した。
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「挫折」は言い過ぎだろうか。
うーん、「ちょっと行き詰まった」女性たちが旅を通して再生するお話。
短編集。あ、最後はちょっと違うかな。
でも、旅はしないけど、再生という点では共通してるし、構成上必要な
ものですね。(読み始めの時は、蛇足かもと思ったんだけど)
ありきたりな設定、ありきたりな展開。
それでも、この一冊を素直に楽しむことが出来ました。
そのへんは作家さんの力ということなんでしょうか。
あまり劇的な展開はないけれど、読み終えた時にすーっと心が晴れる。
そんな一冊でした。
俺が読んでてそう思うんだから、女性が読んだら余計にそうかもね。
どれかひとつ好きなのを選ぶなら『冬空のクレーン』かな。
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私は、この手の本は苦手な方で、読むこと自体が珍しく、多分今後も好きじゃない。この本は、彼女の本だから紐解いて、すっごく面白いわけじゃないけど一気読み、読後の今、素直な気持ちで受け入れてる。これこそ、相性の成せる業。
原田マハ、好きな作家認定。
意外と再読しちゃうかも。
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風を感じたい!
なんだか そんな風に思った。
なにかに 躓いても また起きればいいんだよなぁ。。。
なんて そんなことを うっすら感じた。
でもさ 言うは易し、、、、だよね。
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出てくる女の人たち、なんか好きになっちゃうなー。
『楽園のカンヴァス』のあとに読むと、少しライトに感じたけど、じわっと後から思い出すシーンがいくつかある。
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原田マハさんの小説はいつもやさしい。
人の生き方はリセットできるのか。旅を通して人と触れ合い、普段の生活では感じなかった気持ちと感覚にふれる。旅の終わりに爽やかな風がふく心がほぐれる短編集。旅にでたくなった。
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キャリアウーマンが仕事に疲れて旅に出る。そんな短篇集。
仕事や人間関係から逃げ出した先には、彼女たちを癒す出来事が待ち受けている!
頑張る女性を応援する、力が湧く物語。
そして、女性の一人旅もいいもんだ!と思わせる!
2014.9.27
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今日ご紹介させていただくのは原田マハさんの「さいはての彼女」という一冊。
4つの短編で構成された短編集ですがどの話もとても素敵な内容です。、
鈴木涼香は六本木ヒルズに本社を構える会社の社長。
25才で起業した涼香は30代半ばの現在まで結婚を考えることもなく、
時には恋人に裏切られながらもただひたすら会社を大きくしてきた。
そんな涼香が夏休みの休暇に選んだのは沖縄だったが、
あと数日で辞める予定の秘書が手配した便に乗り込んだところ、
到着したのは北海道の女満別空港。
手配を間違ったのかわざとなのか、
場所も違えば手配していたレンタカーも軽自動車。
悔しさと怒りで道端に車を停めて荒れる涼香の前に現れたのは、
小さな身体で大きなハーレーを乗りこなす少女。
少女と出会ったことで涼香の休暇は意外な方向に向かっていく。
(「さいはての彼女」より)
このほか、働く女性が主人公となっている物語3編入っていますが、
どの物語も主人公が「私」という一人称の視点で書かれていて、
どの物語も読み終わったときに爽やかな感動を得られます。
また、どの物語も仕事や生活で疲れた女性が旅に出て、
そこで出会った人々や出来事によって心の疲れが徐々にほぐれて行くという設定。
物語が旅を中心に描かれていて風景描写も素晴らしいため、
「こんな旅が出来たら楽しいだろうな」という気分にもなるんですよ。
原田マハさんの作品には「本日は、お日柄もよく」で出会い、
「旅や、おかえり」では爽やかな感動を得させてもらいました。
女性を主人公とした作品ばかりですが、
主人公以外の登場人物もやさしさにあふれた人が多く、
そういうことも読み終わったときの爽快さにつながっているんだと思います。
この物語は頑張って働いている女性の方にこそ読んで欲しい一冊ですし、
これからは働こうという中高生にも読んで欲しい一冊です。
働くということや人生で大切なものは何なのかということなどが、
優しく温かい物語の中に込められていると思います。
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旅のお供に連れて行った本。
いろんな想いをもって、旅に出る女たちのものがたり。
日常から離れて観る景色、出会いは、
思いがけない心の動きを与えてくれる。
ふだんには、発見できないことも、
新鮮な心の目が開いて、嬉しい出会いを差し出してくれたり・・・。
一人旅は、自分とむきあう格好のチャンスだと思う。
それが、どんなに輝いていて、日常にもどったときに
自分に力を与えてくれるのか、
ワクワクとおしえてくれる、素敵な短編集だった。
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妙齢かつ、人生の落とし穴にはまったバリキャリタイプの女性たちが、一風変わった旅と出会いを通じて、力を取り戻して行く短編集。
風のような女ハーレー乗りの凪、タンチョウヅルの集まる村とタンチョウレンジャー、普段の生活では出会うこともない革命的で、気持ちのいい存在たちとの出会いで、それまでの自分のアイデンティティーをぶち壊して、清々しく身軽になって帰っていく主人公たちがいい。
どっか、とんでもないところに旅に出たくなります。
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泣ける本です。
挫折から立ち直るまでのお話だが、実にいい。
とにかく読んでみる価値のある本。
楽園のカンヴァスを読むのが楽しみになりました。
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仕事ばかりしている女性にそっと手渡したい。
肩の力が抜けて楽になれる雰囲気をもった話だった。
旅に出て、ちょっと違う日常を過ごすことって、自分をリセットするのに必要なんだろうな。
旅する時間が欲しいわ。