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紙の本
疲れたときにどうぞ。
2015/12/31 11:45
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR北海道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほっこりする。
まず初めに読み終わってから思ったことだ。
もともと、模試の問題文にあった作品だが、その一部を読んだだけなのに感動した。
心が落ち着く、いい作品だと思う。
紙の本
「線」を越える女達の話
2019/06/18 21:08
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
原田マハの『さいはての彼女』は、女性による女性のための女性の本ですね。
楽しんで読んだのはおじさんですけど。
短篇集の冒頭で沖縄に出かける場面があって、「さいはて」とは沖縄の離島か、と思ったのですが、やっぱり北海道でした。
そして、「さいはて」にはもうひとつ重要な意味があったのです。
すぐれた解説にインスパイアされて言えば、4つのすてきな短篇は、「線」を越える女達の話です。
電子書籍
爽快!
2021/10/04 17:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんて爽快で痛快な気持ちのいい小説なんでしょう。単なる青春小説でもない、振り切ったキャリアウーマンが体験するからこその独特な感慨が伝わってくる小説。ナギという太陽のような風のような素敵なキャラと主人公との対比・関係がものすごく良かったです。車やバイクにまったく興味のない私でも物語にすっかり引き込まれてしまいました。サイハテというバイクに乗る一人の少女を中心とした連作短編ですが、それぞれの物語が美しく絡み合い見事な織物を紡ぎだすような素敵な連作短編集でした。
紙の本
綿密に緻密に作り上げられた作品
2015/11/10 10:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集だし軽い気持ちで読み始めたら、もうわたしも風のようにぐんぐんページを進めてた。ナギちゃんとタンデムしてる気持ちになった。誘われちゃったわたしも。最初と最後のお話がこんな風にリンクしてくるなんてステキすぎる。ひとつの小説を書くにあたり、題材をきちんと調べしっかり入れ込んでくるマハさんの作風。感激。どの作家も適当に書くことはないだろうけど、その道のプロに突っ込まれない程度にこの辺でって深く書かないこともあると思う。でもマハさんは違う。吉村昭さんみたい。綿密に緻密に。だから読んでて面白い。大好きだな。
電子書籍
開放
2023/07/17 08:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社のこと、部下のこと、恋人との別れ、人間関係、自分の人生、家族、亡き夫の思い出。
押し寄せてくる見えないものから解放される旅があり、解放されたからこその気付きがあり、人との出会いがあり、その先への道がある。
逃げたっていい。
時には立ち止まり、目をあげて違う風景を見られたら、きっといいことがある。
そこから始まる何かがきっと見つかる、そんな心の解放感をもらえた作品だった。
紙の本
癒された
2023/04/14 22:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんでだか分かりません。読みやすい文章で、すらすら読んでいるうちに心にじんわり来て、読み終わったらなんだか癒された気持ちになりました。そんな短編集でした。
紙の本
さいはての彼女
2024/04/18 11:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
さいはてと聞いて最果てをイメージしていました。全然違いましたね、先入観を持って読み始めたのが間違いでしたね。短編四作でしたが、それぞれの女性が旅に出て何かに触れ未来に新たな希望を見出すという内容が良かったですね。登場人物の生き方がみんな魅力のある人だったからそう思えるのでしょうね。原田さんの短編集があれば読んでみたいと思います。
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短編集
2022/12/18 09:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あなたは誰かの大切な人」と登場人物が同じ話あり、ちょっと嬉しくなる。
小説の世界でも時間が同じように経ち、ひとは生きてるんだなと思う。
働く女性が主人公の小説って、恋愛がらみが多いものだが、お仕事ものでもなく、恋愛ものでもなく、人としてのターニングポイントというか、次へのステップのきっかけというか、そういうところが丁寧に描かれている。
若い人ならさらっと読んでおしまい、かもしれないけれど、そこそこ社会人経験を積んで読むと、なんとも味わい深いものがあるのでは。
ひととの関わりの中で気づけることが何か、
その時自分はどうしたいかに気づけるか、
そしてそれを行動に移せるか、
文字にしたら簡単だけど、なかなかそうはいかない。
たいていは、自分が自分を縛っている。
そこに気づいて、自分を解放できれば景色はぱあっと開けてくるんだろうな。
さわやかな読後感だった。
最後の話が好き。
紙の本
気分爽快
2022/09/19 10:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道の風景を思い浮かべながら、気分良く読める。バイクに乗る女の人は、サッパリとした性格で、あこがれます。
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爽やかな風が感じられるストーリー
2022/07/23 08:39
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
4つの短編集。のっけから面白い。沖縄へのバカンスのはずが、辞めていく秘書の策謀で、北海道行きの便に乗るハメに!何よりも思ったのは、若い時からバイク乗っとけばよかったと後悔。で、この第一話に登場するナギがカッコいい!こんだけ短いストーリーでこれだけ魅力的なキャラを描けるマハさんはやっぱりスゴイッて思いました。第3話やでは、北海道の釧路湿原で、何もない見渡す限りの雪原に、タンチョウツル、となんだか雄大な景色を見せられました。そして最終話は、第1話のナギの母親が主人公。爽やかなストーリーで、静かな感動を与えられるストーリーで、すっごく良かったです!
紙の本
爽やかな気持ちになる
2022/05/19 21:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バイクを走らせ、人生を謳歌する女性の描写に、清々しい気持ちにさせられ、前を向いていこうと思わせてもらえるような作品でした。
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旅はいいもんだぁ
2021/04/20 16:20
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投稿者:ツクヨミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性の一人旅の短編集。
日常を離れて、ようやく気付くこともある。そしてまた日常へと帰ってゆくのだけれど、旅で得たものは確実に以前よりも豊かにしてくれている。
ナギちゃんかっこいい!
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旅をしたくなる
2021/01/03 17:15
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投稿者:サマーアッコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バイクは乗れないけれど、この作品の北海道の雄大な風景を想像したら、わ~っとドライブで北海道まで行ってみたくなった!
紙の本
すっきりします!
2017/06/30 11:38
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投稿者:こいろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人にはいろいろな生き方がある。人生が1日で逆転してしまうことも。そんな窮地に立たされても人は人に感動し、風景に、物事に感動出来るものなのです。
大きいと思っていた悩み事が、大きな世界に飛び込んだとき、小さな悩みに見えてくるものです。
そんなことを考えられた本でした。
さらっとすぐに読み切れました。ただ、ちょっと物足りない。それが何かを残す良さでもあるのでしょう。
紙の本
心が落ち着く
2017/01/31 11:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR北海道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
みんな、誰だってうまくいかないことはある。
自分は、模試の問題に出てきて気になったので買って読んでみた。
ちょうど、勉強もうまくいかなった時だったので、すごく心に染みた。
この物語は、何かにうまくいってない女性の織り成す短編集だが、誰でも共感できる部分があるので、老若男女問わずに、ぜひ読んで欲しい。