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ちょっとしたお仕事小説の趣(演奏家+自衛隊員)
謎解き部分はちょびっとで、あくまでも平和的。
続篇もあるとのことで、楽しみでアル。
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興味深く読ませて頂きました。プロの演奏家であり自衛官、メンバの多くは駐屯地内の寮(内務班)住まい、そんなやや特殊な状況から軍隊ものでもない楽団ものでもない、ある種独特な雰囲気をもった作品になっています。
軍隊的な組織とその中でのラブコメとかの要素から、図書館戦争に近しいものも感じますが、こちらは殺伐としたとこは皆無で、どこまでもコージーです。
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ふむ 楽器演奏家の行く道にここもあったんですね。体力があれば大丈夫?かな。日常の中の不思議をなんで?と好奇心一杯に考える佳音は自衛官というよりキュートな女の子に見えます。機会があればふれあいコンサートに行ってみようかな。
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音楽の周辺の日常の謎系ミステリー。
連作短編ですね。
音楽に関するミステリーだけれど、読みどころは自衛隊の音楽隊ってどんなところ?っていう興味が満たされるところでしょう。
体力的にも精神的にも大変そうだけれど、音楽で食べていくって充実していそうでうらやましい感じです。
もう少し演奏シーンがあっても良かったかな。
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下地にきっちりした取材があるけれど、その情報を盛り込みすぎずに読みやすく仕上がっているところが良かった。
関係者以外にはあまり知られていないような業界・仕事の内情や仕組みって、知ってもらいたいという書き手の思いが強すぎると、それを解読し理解するだけで私は頭がいっぱいになってしまうことがある。まずその点で物語そのものを十分に楽しめた。
ミステリーと銘打たれ安楽椅子探偵、と登場人物がみずから言っているけれど、正確に言えばどの話でも謎解きはしていないと思う。みんなで集まって飲みがてらわいわい喋っているうちに、答えが向こうからやってくる・・・という感じ。
でもその「わいわい」がいい雰囲気で、女子会に混ぜてもらった気分。現実を描いてこれだけいい人(まっとうな人?)ばかりな物語もあまりないように思うので、なんというか、読んでいて嬉しかった。
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福田和代の作品だけど、有川浩をほうふつさせるような自衛隊ラブコメ物語。あ、ラブは少ないか(^^; 航空自衛隊音楽隊の話。彼らは専門家なのね。隊の中での音楽隊の位置づけとか役割とかがよくわかりました。一度は陸海空合同の演奏会を聞いてみたい。
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航空自衛隊航空中央音楽隊を描いた業界モノ(日常の謎含む)という感じ。表紙の小川麻衣子絵目当てで手にとってみる。著者の作品ははじめてでしたが,解説によると硬派なものが多いようで,こちらが例外的な感じらしい。続刊もあるようなので文庫化したら読んでみたいです。
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航空中央音楽隊といえば外囿さん(ユーフォニアム奏者・現在は退団)だろと思う低音系吹奏楽経験者の私です。
自衛隊の音楽隊ということで、ミステリではありますが一種のお仕事小説としても面白いです。
ミステリといっても、謎を突き詰めていくというより日常系。がっつり謎解きを楽しみたい人には少し物足りないかもしれません。
吹奏楽経験者もそうでない人も、ぜひ記載されている曲を聴きながら読んでいただけると雰囲気が出るかなあと。
自衛隊祭り行きたいなあ…
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自衛隊がテーマなのでどんなシリアスな内容かと思ったら、爽やかな青春ミステリーで、万人におすすめかも。
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え、福田和代さん? って面食らいますが、ほのぼのとしたお仕事ミステリ小説です。航空自衛隊の音楽隊を舞台にした日常の謎と、登場人物たちのやりとりが楽しい。気になるのは、あの2人が今後どうなっていくかぐらいですよねえ。
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福田さんの作品というと、題名や表紙を察するに硬派な内容が多く見受けられるのですが、この作品は180度変わって、ほんわかなストーリーでした。
舞台は航空自衛隊航空中央音楽隊という自衛隊とは違った特殊な分野を扱っています。
個人的にニコニコ動画などの動画サイトで知りましたが、最初見たときは自衛隊の部署なのに、アニソンを演奏している姿に驚きや異彩を放っているなという印象がありました。
なかなか音楽隊の裏側を知ることがなく、この作品では様々な知らないことが多くあったため、ミステリーだけでなく知識本としても楽しめました。
自衛隊といっても戦闘シーンがあるわけではなく、堅苦しいイメージを持っていましたが、爽やかに描かれています。
その音楽隊の中で繰り広げられる、警察まではいかないちょっとした困りごとを解決していきます。連作短編集で全6章。ミステリーとして楽しむと物足りない気がしましたが、自衛隊の音楽隊の裏側を知れるので、ちょっとした満足感がありました。なかなか音楽の題名を聞いてもピンとこないところもありましたが、雰囲気だけでも味わえました。
困り事を解決した先には温かな感動があり、ほんわかとした気持ちになりました。登場人物達の生き生きとした姿、自衛隊ならではの呼び方など色々と楽しめました。
自衛隊の音楽祭、ちょっと行ってみようかなと思いました。
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私は、まだ9歳なのですが、図書室にあった本を取ってみました。それは、私の好きな「音楽」の本。音楽自衛隊だとはその時気付きませんでしたが、後で自衛隊の本だと気付きました。そこで、将来、自分は音楽自衛隊にもなってみたいなと思いました。私が特に面白かったのは、「ある愛のうた」の事件です。あれは木内の告白だったのかよく分かりませんね。また、全章少し不思議なことが起こるので面白いです
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図書館で。
自衛隊に音楽隊があるのか~とか、世界の軍所属の楽団の祭典みたいなのがあるのか~とか知らなかったので面白かったです。本当にあるか調べては無いのですけれどもね…
個人的には色々ツッコミ所が多いなぁと思いながら読みました。楽譜って結構お高いのも分かるし、複製は禁じられているのも分かるけど…だったら尚のこと備品を自分の裁量で持ち出す?という辺りに違和感しかない。一般の会社でも備品の持ち出しはご法度だし、ましてやお堅い自衛官、さらに言えば消耗品でもない、調べればすぐわかる楽譜とか…。だったら買って渡せばよかったじゃん、と思いました。
中学生をいきなり舞台に引っ張り上げるのも、ぶっちゃけ失敗したらトラウマものの大惨事だろうし、祖父のために頑張る女の子も違和感しかなかったかな。良かれと思ってやったことが裏目に出る事を想定していないので、主人公たちの行動が危なっかしくて怖い。主人公たちが「自分は良いことをしている」と信じて迷わないあたりが特に怖い。
圧倒的コミュニケーション不足というか、自分の行動がどういう事になるのか無責任な感じがそこかしこに見受けられてその辺りで怖くなりました。
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学校の図書館で特集されていたので、借りて読んでみました。
一つ一つの話がオムニバス形式になっており、短時間ずつ読むことが出来て、読みやすかったと思います!
この本を通して、今まで知ることがなかった自衛隊の音楽隊について少しだけ理解が深まったと思いました。
自衛隊の音楽隊については理解が不十分でしたが、私も吹奏楽経験者だったので、カノン達の思いに共感しながら読み進めていくことが出来ました。
渡会くんの思いは最後まで伝わらなかったけど、そこもカノンらしいのかなと思いました。
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かわいいと言っては失礼かもしないけれど、ゴリラ渡会がちょっとかわいい。片や佳音ののほほんとした雰囲気も嫌いではない。事件が起こっても勝手に解決される感じだから、ミステリーというより音楽家の日常、Slice of Life と言ってもいいかも。舞台が自衛隊だからその点がちょっと特殊ではあるかな。