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投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
犬は言葉が話せません。でも、人間の言葉を理解して、心と心で繋がることができるのだと思います。それを実感するたくさんのショートストーリーに心が切なくなりました。言葉が交わせないからこその関係性なのでしょうか。一途で純粋な犬たちが愛おしくてたまりません。
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図書館で借りた本。
ワンちゃんとの絆のはなし。「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」は泣けた。うっかり、飛行機の中で読んでしまって、涙をこらえるのに必死でした。
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バカヤロウ!こんなんどう頑張ったって泣いてしまうわ。でも、ほんとに読んで良かった。
そうなんだよねぇ。
犬って、愛情かけて接してあげるとしっかりまっすぐ寄り添ってくれるのよね。自分も、愛犬にはもう人生のうちで何度救われてきたことか。そして、うん分かってる。分かってはいるつもり。いつかはお別れが来るってね。でもねぇ。
手元に取り寄せてから読み終えるまで、その間まるまる2ヵ月間。こんなに時間をかけて大切に読み進めた短編集は、他に思いあたる所がありません。
【DATA】
人と、犬。
そこ結ばれる強い絆をテーマに描かれた、7つのお話による短編集。
それぞれモデルとなる犬の種類をタイトルに、扉絵にはイラストも描かれている。
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全部、泣けた。著者の犬に対する想いが伝わってくる。犬は本当に賢く我慢強い生き物。虐待された保護犬の話、きっとあれはよくある話なんだろうと思うと本当に切ない。
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馳星周といえば『不夜城』と「香港映画好きな人」のイメージしか私にはありませんでした。しかも犬より猫派の私ではありますが、馳星周が犬についての小説を書いているということと、タイトルに惹かれて。
チワワ、ボルゾイ、柴、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ジャック・ラッセル・テリア、バーニーズ・マウンテン・ドッグというそれぞれの犬と、人間をめぐる七つの物語。熟年夫婦、子どものいない夫婦、別れた妻子、そんな家庭で家族として生きる犬たちの姿が紡がれ、苦しく温かい。飼い主から虐待に遭っていたせいで人を怖がる犬や、見た目が可愛らしくとも、もともとが狩猟犬だから人間にはそう簡単になつかない犬など、さまざまな犬を知るきっかけにもなりそうです。
巻頭に掲げられた“犬の十戒”にも心を揺さぶられました。
「いっぱい話しかけてよ。人間の言葉はわからないけど、話しかけられてるんだってことはわかるんだ」。
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内容(「BOOK」データベースより)
人間は犬と言葉を交わせない。けれど、人は犬をよく理解し、犬も人をよく理解する。本当の家族以上に心を交わし合うことができるのだ。余命わずかだと知らされ、その最期の時間を大切に過ごす「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」、母の遺した犬を被災地福島まで捜しに行く「柴」など。じんわりと心に響く、犬と人間を巡る七つの物語。愛犬と生きる喜びも、失う哀しさも包み込む著者渾身の家族小説。
失う悲しみを込みで犬を愛し、共に生きていく事を選択した人々にはどれもこれもキラキラして切なくて胸に突き上げるものがある物語の数々です。犬と共に過ごした人にしか分からない事ですが、無償の愛を注がれているという実感が感じられるのは間違いなく犬だと自信を持って言えます。飼い主の姿を求めて切なく鳴く犬を見ていると、こんなにも誰かを痛切に求める事が自分にあるだろうかと思います。打算の無い愛情が自分に向けられているという充足感には替え難いものがあります。
さまざまな犬と飼い主の魂の触れ合いは、本当に犬が好きでないと書けない愛に満ち溢れています。
何しろ最終話の「バーニーズマウンテンドッグ」は絶対に泣くので人がいる所では読まない方がいいです。現在進行形で犬を飼っている人だと涙腺崩壊してしばらく号泣から立ち直れないかもしれません。
馳さんこんな本書いていたんですね。ノワールしか書かない人だとばかり思っていました。
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犬の十戒も含め、ペットを飼う前に、その動物の性格などを勉強するのが飼い主の務めであるとしみじみ感じた。
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ガッツリ!馳星周さんの犬ものにハマってます。すごーく、すごーく、優しい物語です。犬を飼うことで人間が何を教わり、何を感じて行かなければならないか。犬を飼ってる私としては反省すべき事がイッパイあります。馳さんのブログの中には、ワルテルや森や小説の中にあるものが現実として書かれているので、オススメです♪犬が居る居ないに限らず、読んで欲しい一冊です。
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映画「わんだふる・ライフ」
映画「わんだふる・ジャーニー」
が
お好きな人は 必読
この「ソウル・メイト」
が
お好きな人は 上記の映画は 必見
馳星周さんは初読でしたが
いやいや 何度も ぐっ
と させられてしまいました
最後の一編「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」
を読んだ後、
しみじみと
表紙の写真を眺めてしまいました
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ごめんなさい。
私、馳星周さんの本は初めて読みました。
でも、、平和すぎて、、、読めない~!
別に犬好きでもないし(猫派)それもわからない~!
短編集、苦手~!
ってことで途中で挫折。
あんまり平和な話は読めない性分です(人間性疑うわね)
別の小説を読んでみるべきでしょうか?
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直木賞受賞作に通ずる犬と人との触れ合いを描いたこの短編集は、ノワールのイメージが強いこれまでの著者のイメージとは対照的にも見えるけど、人間たちの捉え方やウェットにはならない客観的な筆致が過去作から通底しているように感じた。犬好きでなくても物語が響くのは、人も犬も生き方と愛し方・愛され方や関係の作り方が非常に似ているからだろうか。
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犬好きにはたまらない。
チワワ・ボルゾイ・柴・コーギー・シェパード・ラッセルテリア・バーニーズ
読みながら。ついついうちの柴ワンコを撫でてしまう。
可愛いワンコ、しっかり者の妻、しょーもない夫
のパターンが多くて笑える。
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軽め小説
かかった時間 たぶん60〜90分
直木賞「少年と犬」の、馳星周の短編小説集。いぬずきの知り合いに勧められて読んだ。
いぬはかわいいしけなげで、コレ、いぬを飼っていたらぜんぜん読み方が違うんだろうな、と思いつつ、語り手のキャラクターがどれもどうしても好きになれず、のめり込めなかった(どの語り手も「人間とはうまく付き合えないところもある不器用なオレだが、いぬには心を開けるしいぬとは深く分かり合える」という共通した要素をもっている。作者がこういう感じなのかも??)
いぬのかわいさけなげさよりも、語り手の幼稚さや甘えや、そのくせプライドの高い感じや、ところどころ頭悪そうな言い回しがあるところとかがダメで笑、まあ自分で選ぶ本ではないので、なかなか久しぶりで新鮮な感覚だった。
いぬはかわいい。
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ソウルメイトⅡを先に読んで面白く遡り読む。
犬種毎に飼い主との繋がりを綴った短編集で其れの内容が犬との繋がりを描き幸せな気分を味わえた。
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犬って笑うんだねぇ
子どもの頃、何種類かの犬を飼っていたけれど
あれは笑っていたのかな
この本は犬と人の絆を描く7つの物語だ
それぞれ
様々な悩みのある人たちが犬の存在に支えられている
ペットじゃなくて家族なんだね
震災で取り残された犬の話は特に泣けた
世の中いろいろな人が居るけれど
家族として迎えた命
大事に育てたいね