紙の本
日本酒好き
2015/10/23 21:31
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本酒を科学的に解説した本でした。歴史や文化についても興味深かったですがラベルの読み方や飲み方などの解説は役に立ちました。
紙の本
日本酒をつくるときは冷やすのが大事なんやね
2020/07/21 10:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本酒に関して醸造から酒のバリエーション、飲み方・楽しみ方までなんでも紹介しているが、特に力が入っているのが酒の醸造についての説明。ページ数にして3分の2位の分量を使って、しっかり、みっちり、実に細かく、科学的な説明や文化、歴史の話も交えて紹介してくれている。このあたりはさすがブルーバックス。「へー!そうだったのか!」と思う話が多くて嬉しい。例えば、酵母の話でも「協会酵母」は正しくは「きょうかい酵母」とひらがな、とか。酵母名の末尾に「01」と数字が付く場合、それは泡無し株の酵母で、醪が発行する際の高泡が発生しない品種改良株、とか。最近は鑑評会向けの酒に1801酵母が使われていることが多いのだが、これは「きょうかい18号」の泡無し株選抜だったのだと知る事が出来る。それにしても、日本酒の製造工程の複雑さはすごい。いったいどれだけの偶然が重なってこの形になったのか。いったいどれだけの工夫を重ねてこの形になったのか。あまりにも複雑だし、どうしてそれに気が付いたのか。生物学を学ぶと、あまりの偶然と自然選択の美しさに神の見えざる手を感じるというけど、日本酒の醸造工程にも同じような感想を抱く。
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日本酒ほどいろいろな料理に合う酒はない。和食はもちろんのこと、洋食、中華、チーズ……をつまみに、日本酒をとことん知り尽くすための一冊。
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日本酒の科学に酔い痴れる。
酒は理屈ではない、美味ければそれでいいとはいうけれど。古来の技術と伝統とバイオテクノロジーの融合、国の財産ともいうべき麹菌、流通技術の進歩のおかげで、より手軽によりバラエティー豊かで美味い日本酒が飲めることに感謝しつつ、少しは日本酒についても語ってもいい。
ちなみに私は生原酒好き。
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図書館で借りて一読後、Kindle版購入
日本酒の作り方…醸し方かな…を知りたくて、いろいろと探した中で、最も内容の濃くわかりやすい本の様に思います。
ただ章立てと具体的内容に、違和感があって…先を読みつつ、戻りつつしないと、読みにくいのが、星マイナス⭐️一つ…
PS.今読んでるのも深め、日本酒の話題には、女性ライターの書いた本の方が良い様に思うのは、僕だけ?
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地域による辛口甘口の由来を知った。その地域の特産、気温、水などなど。正直ラベルには何も書いていない事が多いが、地域からイメージするのも良い。地酒というのもこれから楽しんでいきたい。
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日本酒に興味が出てきた今日この頃、本屋で見かけて思わず手に取った一冊。内容が細かすぎて、正直消化し切れた感じはしないけれど、焼酎と日本酒の違い、よく聞く純米酒と吟醸酒の違い、日本酒度など知りたいことは知れたかなあと思う。なによりお酒の本を読むのも面白いことに気が付けたことが一番良かった。ビールにワインまだまだ知りたいことは沢山あるのでアンテナ高く探してみたい。
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章ごとに、あぁ、日本酒飲みたいって気持ちになる本。
製造工程、米の種類、酵母の違い、水の違い、清酒の種類など、章ごとにテーマを絞って日本酒のことが魅力的に語られ、その違いを感じながら日本酒を楽しんでみたくなります。
特に生酛造りについてはその工程が詳細に述べられていて、どんな味だろう、どんな料理が合うだろう、と想像が広がります。
今日、安定して美味しい日本酒が楽しむことができるのは、大小を問わず、酒造各社の弛まぬ研究の賜物であることも知りました。今ほど科学が発達していない時代に確立された日本酒の製造方法から、安定してより美味しいお酒を作るために日々酵母が研究されている現在は、手法はどんどん進化しつつも遥か昔からの地続きなのだなぁと実感しました。
漫画のもやしもんの日本酒造りのエピソードに繋がりを感じる本書ですが、もやしもんが日本酒を造ることそのものの魅力を教えてくれたのに対し、本書は日本酒を飲む楽しみを広げるための知識を教えてくれたように思います。
じっくり日本酒が飲みたいです。
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お酒が好きなわたしとしては,こういう科学とお酒のお話も大好きです。
もともと図書館から借りて読んでいたのですが,自分で持っておきたくなって(これからも何度か拓くことになるかなと思って),購入しちゃいました。
麹,酵母,醪,木酛…など,日本酒にまつわる話がたくさん詰まっています。山廃なんて,よく使ってはいたけど,正確にはわかっていなかったんだなと思いました。そんな内容が,あちこちに。酒と科学が好きな人には,お薦めです。
最後には,お酒と健康の話で,少量の日本酒は体にいいというのも本当らしいことがわかって,酒好きにはたまりませんね。
でも,飲み過ぎるのはよくないのは当たり前。長く日本酒と付き合っていきたいものです。
あれっ,昨日,奈良県の炭酸の入った「風の森」を飲んでしまったんだった。今日はビールしかないや。明日まで我慢だな。
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メルカリで売れたので焦って速読!にしのみや酒学校に参加した時のことを色々思い出した。せっかく宮っことして育ち半世紀、十分大人なんだから周りの評価を気にせず、酒位飲めるようになろうと思う。
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https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057386
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9月25日、県立図書館に行くと「秋の図書館福袋」と書いて、トートバッグが置いてあった。2021年正月明けにも同様の図書館企画があった。中身秘密、バッグはそのままプレゼントしてくれる司書選定の「本の提案」である。図書館開設記念日に合わせて100袋用意したらしい。ちょうどこの1週間前に、愛用していた前回のトートバッグの手提げ部分が切れたので、最後に残っていた3冊のうち青いトートバッグを取った。予想外だったのでラッキーだった。
今回は「ブクブク本袋(ブックブクロ)」と題し、オノマトペでテーマを決めている。私のは「とくとく」だった。入っていたのは、本書と「絵ときゾウの時間ネズミの時間」「野の花さんぽ図鑑木の実と紅葉」だった。何が「とくとく」なのだろう。
得々?それでも本書の場合は、「とくとくと酒を注ぐ」とピンときたけど、あと2冊はわからないまま。
ご承知のように、私がホントに読みたかったのは「ワインの科学」の方。どうして日本ではワインが登場せずに、弥生時代以降に入った米で作られて、しかも製造法もかなり難しい日本酒が発達したのか?知りたいのはそれくらいだったのであるが、その辺りは書いてなかった。
但し、ワインの原料ブドウはもともと糖分が豊富に含まれているので、ほっておいても発酵は進む仕組みは理解した。酵母が入れば簡単にワインはできる。日本にワインに適したブドウが大量に出来なかったのか?わからない。
ビールは大麦を麦芽で糖化させて、そのあと酵母を投入してビールを作る。日本に大麦文化は発達しなかった。日本酒は麹で糖化と酵母で発酵が同時に進む。かなり難しい。
もっとも簡単な歴史は書かれている。
奈良時代までの酒造はアニメ「君の名は。」でもあるように、少女の「口噛み酒」だった。平安時代になると、「もやし」という名で麹種を専門に扱う専門職者が登場する。
その他、おゝと思った所を飛び飛びに読んだ。
・日本酒に賞味期限はない。未開封ならば腐らない。但し開栓後は熱・光・酸素で次第と劣化する。ウチの43度泡盛古酒は開栓して3年置いているけど、飲めるかしら。
・日本酒は百薬の長か。適量の時のみそれが言える。アルコールに換算して1日約20g。日本酒ならば一日1〜1.5合。それ以上になると「Jカーブ効果」で相対死亡リスクが上がってゆく。
・日本酒のアミノ酸含有量は、ワインを1にするとビール3、日本酒8である。圧倒的。アミノ酸は蒸留酒にはほとんど含まれない。健康的効用は、疲労回復、食欲増進、グルタミン酸は胃や腸管、肝臓を守り、アルコール代謝を高め、脳機能を高める。ガンを抑え、認知症発生を抑える。万能やん!でも、数字を書いていないのがミソ。
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新潟に本気を出すために行きの新幹線で読んだのですが、日本酒の発酵の仕方から、含まれる成分から、飲むことで得られる効果に至るまで、網羅的にかつ科学的エビデンスこみで解説されていて超面白かった。
言われてみれば、確かに日本酒って年によって出来がどうのこうのとか言われてないよなと、その再現性の背景にはきょうかい酵母があったのですね。ビールやワインと違い、糖化と酵母の発酵が並行して行われ、製造の難易度が高いことなども知り、今こうして日本酒を高い品質で飲める環境をつくってくださっている皆さまに一層感謝したくなりました。
その他、わかった振りをしていた秋の「ひやおろし」の意味、火入れが酸化防止剤の代わりになっていること、日本酒の中でも樽酒にウォッシュ効果や魚介類のうま味の強度を高める効果があること、太りやすい印象は嘘であることなどなど。
適量飲むと健康によく、近年フランス料理にも合うことが世の中にバレつつあるということだったので、気に入った日本酒を持って渡航しようかなと思いました。
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美味しい日本酒が呑みたいです
ってな事で、高橋俊成 監修、 和田美代子 著 の『日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技』
これ滅茶苦茶面白い♪
読み易く、勉強になるなぁ
基礎から学べて、これを読めば日本酒通に成れそう(笑)
大手の酒蔵をアンチな目で見ていたけど、反省せんといけんね
色々と為になるバイブルですよ
2019年3冊目