紙の本
良い本です
2024/01/25 15:08
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
考えさせられる絵本でした。短いのですぐ読めますが、伝えたかった真意をゆっくり考えながら二回読みました。
紙の本
残酷だが美しい絵本
2015/10/04 04:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともとは1975年刊行の「笑うな」に収録されたショートショートが原典だ。この短篇集が絶版となっているが、福井江太郎の挿し絵いりで読むことができる。砂漠で極限状態に置かれた人間のエゴが描かれる。それだけでは終わらず、構図が一転するラストは鮮やかだ。
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月イチ絵本。
先々月に買ったものは今月も読まず。
来月に読む。
その代わりにこちらを購入。
前々から欲しかったからいい機会である。
筒井康隆は中高生時代に山ほど読んだが、それでもたぶん大半は読んでいないんだろうなと。
その読んだ中にコレが入っていたかどうか。
読んでみてたぶん入っていたと思う。
記憶の片隅にある気がする。
作品の内容もさることながら、絵がまた不穏である。
非常に精神にクルものがある。
精神がグルングルンする。
よい。非常に良い。
なんだか悪い夢を見そうだ。
非常に良い。
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先日小学校で高学年に向けて読み聴かせをしてきました。
淡々と物語を進めていくと、子ども達の緊張感も次第に高まってくる!
そして衝撃的なラスト
因果応報?
ブラックユーモア?
怖いのは…
旅人か駝鳥か?
最後まで惹きつけられるお話です。
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筒井氏の「笑うな」に入っている一編「駝鳥」。駝鳥がモチーフとなった作品を数多く発表されている福井江太郎氏の作品で絵本になりました。砂漠に踏み迷った旅行者と一羽の駝鳥。慣れてどこまでもついてくる駝鳥に旅行者は食べ物を分け与え、彼の羽毛にくるまって眠ります。カバー袖に「フィナーレはそおっと静かにめくってください」とあるように筒井氏のショートですからそれなりの結末が用意されています。もともとがひとつひとつの作品ですから絵が素晴らしいです。表紙絵のダチョウの愛くるしい目が、読み終わると違って見えてきました。
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詳細は、こちらをご覧ください
あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
「駝鳥 (絵本)」 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1293.html
挿絵のページを繰るごとに ドキドキします。
表紙のキョトンとした顔つきの駝鳥は、どうなっていくのか?
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ゾクゾクする。絵本の形態じゃなかったらここまでの余韻はのこらないと思う。不思議な駝鳥の絵にも不安をあおられながら、次どうなるんだ?と、少しずつページをめくっていくのがいい。
子供に渡すのはまだしばらく先かな…
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最初に筒井康隆の短編集で読み、「絵本向けの内容だなぁ」と思ってたら本当に絵本になっていたのでびっくり。
福井さんの個展をやるというトピックス内で初めて存在をしり即購入。
怖いというか、非常に考えさせられる、奥が深い話です。
子供に読ませるのはちょっと…という方もいるのもわかりますが、こういう良書こそ子供に与えるべきと私は思います。
最初はどう言った話なのか理解できず戸惑ったり、恐怖を覚える場合もあるでしょうが、そう言う「恐怖」も立派な学びです。
目には目を、という考え方がどう言う結果になるか、この作品ほど平易な文章で効果的に伝えられる作品を、私は他に知りません。
怖くて読みたくない、と子供が遠ざけるのは自由ですが、先回りして大人が勝手に取捨選択してしまうのは、あまり誉められたものではないと思います。
大人でも子供でも楽しめる…と言っていいかわかりませんが、考えさせられる作品です。