紙の本
企業分析
2016/04/10 08:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つよぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「なぜ、あの会社は儲かるのか?」の共著者である山根先生の企業分析の本です。48社の財務諸表~といってもP/LやBSを図表にしているのですが~を例示しながら、各会社の特徴や抱えている問題点、将来像などをとても詳しく分析してあり、本当に面白く勉強になりました。今年の9月に発売されただけに記載されている情報はどれも新しく、よく知っている会社の内面を鋭く描いているので、「財務諸表の読み方」というよりも「各企業の現状分析」として新聞や経済誌を読む感覚でスラスラ読み進めることができました。特に印象に残ったのはアメリカの電気自動車メーカーである「ステラ」に関する記述で、今後さまざまな分野で注目されていくのだろうな、と感じました。また、終章にかけては日本企業・日本社会の持つ強みに着目し、いかにして成長を図っていくべきか?ということが丁寧に解説されてあり、著者の日本企業に対する深い愛情を感じることができました。この手の本の中ではオススメの1冊です!
電子書籍
わかりやすい、但し2015年に書かれている。
2019/11/06 19:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
BSとPLを同じ尺度並べ、更に大きな資産や負債、
勘定科目で企業の財務内容の特徴を捉える考え方の説明がわかりやすく、理解しやすい。
業界を取り巻く環境や動向についても細かな分析と
論理的な説明が展開されている。
難点を挙げると2015年時点に書かれた本なので、
どうしても当時の見解や予測と現実の流れは一致していない面も有るので、そこには注意したい。
会計リテラシーを上げられる一冊。
投稿元:
レビューを見る
ホロスコープのように数こなさないと財務諸表のリテラシーはつない感じ。何でもそうだけど。解説聞きながら色んな業界の財務諸表読んでくのは楽しかったし、業界の特徴・状況が分かるのは有益でした。筆者はときたまドラマティックな表現をするので資本主義と人間の心理の隙間に感慨深さを感じながら読めました。とある業界に対しては嫌みが込められてるような気がしたけど、私見があるのはすっきりする!
投稿元:
レビューを見る
計数感覚を身に着けるために受けたセッションを担当していた山根先生の最新書。
財務諸表を比例縮尺のグラフにしてイメージしろという先生の教えに基づいて、48社のケースを紹介している。
いろんな業界の事例を網羅的に紹介しているので、これを読めば高い金を払ってビジネススクールに通わなくてもいいんじゃないかと思えるくらい、わかりやすく書いてあります。新書なので、もちろん一般向けに噛み砕いて。
手法、視点はずっと自分のものにしていきたいなと思う。
投稿元:
レビューを見る
読みやすく始まりますが、実際の企業、しかもなじみのある会社の比較が豊富で、事例集として読んでもよいくらいの情報量があります。
これで、文庫でいいの?というくらい価値があります。
投稿元:
レビューを見る
第一印象が著者の若干上から目線だったが、読み進んでいるうちに印象が変わった。
とにかく、これまでの財務諸表本とは視点が全く違う。
しかし、本当に必要なのは細かい数字をこねくり回したり、何とか比率ばかりを追い回すことではない。
BSとPLを「大きさ」で捉えるというのは、考えてみれば当たり前のことだが、今までそういう見方をしていなかったことに気づく。
とにかく凄い。
あと、最後の「ネクストソサエティ」への言及が秀逸で、まさにそうだと思わされた。
なかなか難しいと思うが、取り上げられた企業の現況もどんどん変化するので、可能であれば短期で改版してもらえれば有り難い。そのためには、どんどん売れなければならないのだが・・・・
投稿元:
レビューを見る
財務諸表から有名企業の状態を分析。
大雑把な捉え方をすると、各企業の特色がわかることを実感。
今後の人生において、必要になる知識と思う。
これを機に勉強するきっかけとしたい。
投稿元:
レビューを見る
独自の方法で財務諸表を見える化している。また具体的な企業名と、最新のトレンド、筆者の考察が入っており非常にわかりやす。良著である。
投稿元:
レビューを見る
20180419再度読破。
会計の勉強を本格的に始めたので、再読。
感覚を養うには良書であると感じる。
あとは、本物の財務諸表を読み込むのみ。
財務諸表のざっくりとした読み方の指南書。
各業界の特徴も学べて、会計知識以上にためになったし、面白くもあった。
BS、PLの見方も分かりやすく、初心者でも理解できた。
投稿元:
レビューを見る
財務諸表を大まかに見ることで、会社の戦略やこれまでの成長過程などが把握できることが理解できた。一社だけ抜き出して見るのではなく、同業他社を比較してその業界の規模感を掴むことが肝要だと感じた。
投稿元:
レビューを見る
様々な会社の状況を知ることができ、とても面白かった。財務諸表が読めるようになったとはとてもいいがたいけど、馴染みができただけでも進歩。
投稿元:
レビューを見る
190303 時間がなかったので、簡単に読んだがおもしろかった。財務諸表は時間をかけてしっかり読みたい所。そこまでしっかり読みきれなかった。
投稿元:
レビューを見る
一流企業だったシャープや東芝がどうしてあそこまで追い込まれたのか。日本の製造業が今、どういう状況にあるのか。決算書からその会社の状況、経営者の考え方までうかがい知ることができるという。面白かったねぇ。読んでいて、ひきこまれた。自分の仕事と照らし合わせて考えても、勉強して動いていかなければいけないよなぁと刺激になった。
投稿元:
レビューを見る
『儲かる会社の財務諸表』
財務を勉強したい人向け。
読み方がわからない、関心はあるけれど、、、人向け。
帳簿はつくれますが、仕訳もわかりますが、経営までは、、、という人向け。
すでに財務が読みこなせる人には、物足りないかもしれません。
僕のなかでは、タイトルのとおり、強い企業の財務に関心がありました。
だから、その企業中心です。
具体的には、セブンイレブン、ニトリそしてキーエンス。
改めてキーエンスが超絶です。
規模が大きいにもかかわらず
自己資本比率90%
営業利益率 50%
総資産利益率20%
しかし、実務者の悩みはキーエンスの強み、営業そして開発部門の情報がなかなか書籍で目にすることがないことです。
そのダントツぶりが際立ってました。
ところでソーシャルゲーム業界。
五年前といまでは様相が違いすぎてました。
数値で理解するは納得感が残ります。
投稿元:
レビューを見る
業界別に財務諸表の特徴や読み方が分かりやすく解説されている。財務諸表だけでなく、各業界のトレンドや裏話のような解説も多く、思ったよりもとても読み応えがあった。