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昼下がりの人妻喫茶(実業之日本社文庫)

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紙の本

舞台を北の大地に移したハートウォーミングストーリー

2015/12/15 20:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

これまで下町の商店街を舞台にした心温まるストーリーを幾つか紡ぎ、勝手ながら「葉月下町人情路線」と名付けていた作風を凍てつく北の大地に移して描かれた1冊と言える。その大地が春の訪れとともに雪解けを迎えるがごとく、素敵な明るい未来を照らす素晴らしい物語である。タイトルには「人妻」とあるが、確かにメインヒロインは人妻の【留華】34歳である。しかし、ちょっと訳ありな婚姻があらすじに記された「秘密」であり、これまた訳ありで左遷同様の転勤を命ぜられた主人公(27歳)との2人が乗り越えるべき「凍てつく大地」といった見方もできるであろう。

交通量も乏しく、人影もまばらな国道沿いで留華が営む喫茶店という、常連客が集まる楽しげな空間を舞台としている点では従前の下町商店街とほぼ同様のシチュエーション。様々な人物が立ち寄る中に一見勝気でクールな人妻【由里子】36歳もいれば、当てもなく彷徨っていた【果穂】24歳といったサブヒロインが配される。留華に一目惚れした主人公としては彼女達からのお誘いが悩ましくもあり、かと言って止められない情動でもあるのだが、サブヒロイン達にもそれぞれ悩みがあり、狭い町では打ち明けられない事情もあるといった背景がきちんと盛り込まれている。オホーツク海に面した最北に近い地域の冬の様子も含め、ともすれば閉鎖的になりがちな生活感にあって「余所者」としての主人公が上手く活用された官能描写になっている。

そして、孤独な由里子や行き場のない果穂の境遇はかつての主人公でもある。急な人事に落胆し、見失いそうになっていた自分を留華が救ってくれたように、今度は自分が彼女達を救うのだという互助の精神が発露されており、これはそのまま厳しい環境で生きる人達の、そして流れ者が辿り着くと言われる町の共通認識でもあることが暗に示されている。

その意味では留華も流れ者である。自分を悪い女、汚れた女と称する留華。対して自分を卑怯な男とする主人公。清いだけでは生きていけない情念を盛り込みつつ、清濁併せ飲みながらもそれを自覚し、向き合うことの清廉さが描かれている。故に本作は官能小説らしくないとさえ言えるピュアな良心に満ちているのである。

序盤から主人公とは親しげな距離感で振る舞う留華を挿みつつ冒頭はやや唐突な印象もあった官能面だが、実は大胆にも2人きりの店内が多い。鍵も閉めずに大丈夫か?といったところだが、静かに想いを交わし合う情交が大勢を占める中では淫靡さがあり、それまで女神か聖母のように留華を見てきた主人公の想いが成就する瞬間の興奮を伝える良さがあった。普段の清楚な趣が昂ぶっては淫らに豹変する留華のギャップもこれを後押しする。

皆がみな過去を整理し、決別し、心の安寧を得て新たに歩んでいく。留華と主人公は共に歩んでいく。それを常連客が温かく見守っている。現実的な世界を描いて現実に起こったら素敵なメッセージが込められた作品だった。

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