紙の本
続編希望!
2015/12/08 00:42
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投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
MM9の外伝なのだが、気特対のメンバーは脇役でそれぞれの作品の主人公達がすばらしかった。マリオン&ンボンガのコンビがニューヨークを闊歩するMM9版キングコングも捨てがたいが、シリヤム改めディマーシェの人類への復讐劇も読んでみたいなぁ。続編希望!
紙の本
ワクワク:怪獣物語
2016/01/18 17:29
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
「生と死のはざまで」現実が少年を拒否したのか?少年が現実を否定したのか?「夏と少女と怪獣と」ボーイミーツガール&怪獣&ミステリ「怪獣神様」神は顕現してはいけない!その瞬間に物質(俗)と化し、傲慢な人間たちによって…「怪獣無法地帯」プロローグでなぜかしら“ジャミラ”をイメージしたが、女性ターザン秘境冒険物&エスピオナージ…いづれもバラエティーに富んだ4つの怪獣短編だ。「生と死のはざまで」の肩すかし感は残念だが、続く3編は味わい深い作品で、なかでも「怪獣無法地帯」の怪獣のスケール観に昭和のリアルを感じた。
電子書籍
MMシリーズ世界へ
2017/02/19 13:12
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投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
怪獣は自然災害同様世界中で出現しているのだ。様々な怪獣が登場。異星の神様、ジャングルの怪獣たち・・・。ジャミラを思い出す。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
MM9の外伝。人と怪獣の4つのお話が楽しめます。愛もあったり。
MM9シリーズを知らなくても読めると思う。
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気特対好きへのボーナス
2016/01/23 12:54
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投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
山本作品には、まったりとしたヒロイズムが似合いますが、この本も、九月三日くらいの、そう、夏休みが終わってしまい。「ああ、今年の夏も何もいいことなかったなあ」って頃の喪失感が漂っています。
怪獣が災害として普通に存在する世界。そこで怪獣に出会い、関わり合ってしまった人々の話が4編。スッキリするもの、余韻が残るもの、悲しい結末、そして、気特対好きのためのプレゼントあり。
「MM9」を読んでない人はぜひこの機会に合わせて読もう。(何か後書きみたいになったが)さらっと読めて、良い本ですよ
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色々なパターンの怪獣ストーリーが納められていて、MM9の世界観がよりいっそう広がった気がします。ストーリーもいいけど、やっぱり設定のうまさが光ります。MM9というバックボーンがあるとはいえ、怪獣がいる世界をごく自然に描いていて違和感がない。これはすごいと思う。
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地球に現れるようになった怪獣たちと出会ったヒト。彼らの間に紡がれる物語。ホントはそうだったんだと哀しく、最後はそうなるのねと嬉しく、あぁ神様 神様!と涙を流し、生き残ることは出来たけど静かに泣ける。四つの心に残るお話でした。ゴジラやモスラ、バルタン星人からカネゴンまで日本の怪獣たちにも出会いがきっとあったと思えるから不思議。
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『トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と』山本 弘 著 角川文庫刊
山本 弘による怪獣小説『MM9』3部作の世界で起こるスピンオフストーリー4編を集めた短編集。正統派な怪獣SF小説として描かれた一作目の『MM9』でみられたハードなドラマ展開から一転、『MM9―invasion―』『MM9―destruction―』に観られるボーイ・ミーツー・ガール、少女と怪獣といったライトノベル寄りのコンセプトを継承するストーリーではあるものの、少年の自立、ミステリー仕立ての冒険譚、疎まれた者の心と神の存在、自然と文明といったシリアスなテーマを「怪獣のいる世界」の中で短編で描き切った秀作ぞろい。
中でも「怪獣神様」は市川森一、「怪獣無法地帯」は上原正三といった60~70年に放送されたウルトラシリーズの重鎮的シナリヲライターによる作品群を彷彿とさせるストーリーは「怪獣特撮作品群」を正当な“ドラマ”として観てきたファンの心に響く出来。
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短編4つ収録されていますが、どれもそれぞれの味があって面白いです。
共通点は怪獣と女の子が出てくることぐらいで、同じヒロイックな話しでも、こうも違うものが書けるのかと関心しました。
超越的な存在と、それに抗う者、従う者。怪獣を含めたそれぞそれの人間模様が絶品です。
どれもこれも映画化して欲しい。描写が秀逸で、そのまんま脚本に使えそう。
きっと素晴らしい怪獣映画になると思います。
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「MM9」の番外編の短編集。
4つのお話の内最初の3つは、アニメ化のために書かれたプロット案がベースになっているという。
なるほど、オチのつけ方(第1話)やミステリーっぽい構成(第2話)や戦争反対の語り口(第3話)は、初期のウルトラQやウルトラマンを思い出させる。
そう思って読んでいたら、第4話の舞台設定はまんまキングコングかターザンといった趣。
そこに東西冷戦をまぶして、文明社会に警鐘を響かせ、宇宙生物の侵略を描くとなれば、これはまたウルトラQ長編版みたいな世界。そんで最後はジャミラじゃないか!
2011年の作品ながら全く昭和のテイストで、私の年代には入り込み易く読み易かった。
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怪獣小説MM9シリーズのスピンオフというか外伝的なものというか。怪獣が日常的に存在する地球での、世界各地での怪獣とヒトの物語を綴った中編集。
これまでは基本日本が舞台だったが、タイ、アメリカ、コンゴが舞台で登場する。それぞれの国の「怪獣事情」の違いが面白く、やはり我々の世界との地続きを感じる。
筆者の本をよく読む読者としては、筆者の願望や妄想がダダ漏れているキャラや設定が楽しく、もちろん知らなくてもこの「怪獣人間ドラマ」を楽しめるのではないだろうか。
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MM9シリーズの番外編。場所(世界各地)も時代設定もバラバラ。怪獣は完全に脇役で、登場する人間たちの意思が熱い。表題作にもなっている第2話は結末がSweet。
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『MM9』シリーズの外伝に位置する作品。
私は怪獣とか巨大ロボットとかの類が苦手なので未読だが、本作はボーイミーツガールなどもあって比較的読みやすいのではないかと思い、まずはこちらから読むことにした。
「生と死のはざまで」
ひどい作品なのでネタバレまで書いてしまおう。
オタクの男の子が怪獣バトルで大活躍なんてありえない展開だと思っていたら、夢オチで少しも楽しめなかった。
「夏と少女と怪獣と」
ボーイミーツガールで一番楽しみにしていた作品。
ロバート・F・ヤングみたいなのを期待したのだが、それと比べると薄味だった。
「怪獣神様」
作られた世界観、という感じがして感動はなかった。
「怪獣無法地帯」
タイトル通り、怪獣を前面に押し出した中編なのであまり期待はしておらず、ページの進みも遅かった。
しかし、他の映画や小説で聞いたことのある要素がいくつかあったものの、怪獣小説としての出来はおそらく一番で、後半は勢いが止まらなかった。
ただ、もともと怪獣小説は趣味ではないということもあってこれ1作で満足してしまったので、『MM9』はおそらく読まない。
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怪獣が跋扈するという、少なからず荒唐無稽に思えるストーリーをだな、山本弘という稀代の語り部と、SFが、つまりはSFという手法が、科学的に肉付けされ、理論という鎧を纏い、お伽話のようなレベルから我々の生活のすぐ側の現実に近いところまでにじり寄ってくるというその迫力!
これぞまさに空想科学小説の醍醐味そのものではないか!
山本氏の怪獣に対する深い愛情。そして怪獣小説に名を借りながら、実は書きたい、描きたいのはのは人間なのだなあ、などと思うわけで。