紙の本
変わり者であり天才の頭の中
2022/07/26 01:53
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投稿者:すぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学者である岡潔氏の講演内容などをまとめた一冊です。
岡潔氏はその功績が人間離れしすぎて欧米の学者達は「岡潔とは研究者集団のチーム名だ」と思っていたほどの天才でした。
そんな彼の思う生命とは、数学とは、調和とはが語られていました。
超合理的な世界の数学の天才の考える非合理的な世界の存在論は何度読んでも読み応えがあります。
電子書籍
数学を保育・教育に置き換えて読む
2022/02/20 08:49
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投稿者:カツピコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
保育者こそ読むべき本です。この本を理解するために数学の知識は必要ないので数学が苦手でも安心して手に取っていただきたいと思います。
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初めてこの人の著作を読んだが、独特。まだ腑に落ちないところがあるので何回か読まないと…。直感的ではあるのだが、理屈じゃないなにかを伝えようとしていて、私にそれが「わかる」のは今じゃなくてもう少し先かもなあ。子どもの成長について書いているところが面白かった。体だけ早く成長しすぎるのは問題だ、とか。偶然本屋(京都・誠光社)で手に取ったけど、このシリーズは好きだな、体裁とかも含めて。「ドミトリーともきんす」を読みたくなったぞ。
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頭がスーっとした。よく分からない気持ち、モヤモヤした経験などを、切り刻んで整頓されたようだった。「ある」ということには、疑う余地もなくそこに「ある」こと、何度も何度も確かめるようにしてそこに「ある」こと、二種類あるんだっていう話が印象に残った。自分が相手を信頼しているのかどうか、という話。確かに、言われてみるとわたしのなかにも二種類、「ある」がある。
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初めて岡氏の著作を読むにはとても入りやすい本だと思います。センテンス毎に著作時の年齢があるのも嬉しい。もちろん巻末には著者についての解説と著作紹介があります。
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数学を志さない私でも、楽しく読み進めることが出来た肩肘をを張らないエッセイ。数学の話だけではなく、もっと広くトピックが集められているので、数学が嫌いな人でもタイトルにビビる必要は全く無いです。
岡潔の本を初めて読みましたが、文章のバランスが良くて、
もはや文系/理系という括りもナンセンスな気がしてきました。有名な学者だったようですが、偉ぶらない文章が好感度大です。他の著作も読んでみたくなりました。
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可愛いひとだなあと思った。犬といっしょにジャンプしてみたり、人のこころはメロディーだと言ったり。文学を専門にしているひとではないから、ところどころ飛び飛びになる印象があるけれど、たまにくる鋭いフレーズにこころが閃くような驚きがあり、いいエッセイを読んだと思った。
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(本文とは関係なく)
ニュートンがリンゴが落ちるのを見て、万有引力を発見した。
その境地を感じさせてくれる。
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この人は面白いな〜と思う。
けど言っていることがよくわからないこともある。けどそこがまた面白い(笑)
人間はそれで良いのだと思う。
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個人的に今注目のSTANDARD BOOKSシリーズ。
やっと手に取ることができた。
岡潔、この方はなかなかにくせ者だ。
癖に慣れるまではちょっと読みにくい。
思想的にもなかなかに人を選ぶ感じ。
独特な人だったのだろうなあ。
しかし、数学者でありながら仏教者でもあり、文学にも造詣が深い。その厚みは流石。
交友関係の広さも時代を感じる。
ここから寺田、中谷、朝永、湯川とシリーズにも広がる。
同じ要旨の随筆が収録されてしまっているのは、一度に読むことになると、ちょっとくどさを感じてしまった。
異なる趣旨のものを収録してもらった方が良いなあ。
最終ページに、プロフィールとブックリストがあるのが素晴らしい。
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大数学者岡潔のエッセイ、
というよりも、きよしおじいちゃんブログというニュアンス。
雄弁で闊達、稀有で繊細、時々珍妙な、
数学が好きな人による、数学を志す未来を生きる人々に向けた記事です。
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岡潔さんのことを知ることができたのは、つい最近のことです。
人は壁の中に住んでいるのではなくて、すき間でこそ成長する。すき間を長くしなければ到底智力が働くことはできまいと思われます。
人が数学をし、人が教育し、またされるのである。
心の世界は数学の使えない世界、これに反して物質の世界は数学の使える世界。
欧米に於いては自然科学はだいたい物質主義で、社会主義の人達に対しては、完全な物質主義である。
自然科学で到底乗り越えられそうもない二つの難問題。一つは物質が常に諸法則を守って決して違背しないのはなぜだろうということと、もう一つは時間、空間、特に時間とはなんだろうという問題。
この本で気になった部分のいくつかを引用しました。
もっと岡潔さんの本を読ませていただきたいです。
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世界的数学者でありながら、日本人の心性や情緒に洞察を深め、多くの文章を遺した岡潔。近年、彼の言葉は再び注目を集めています。数学に縁遠い方にも是非読んでいただきたい一冊です。
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脳科学と教育と仏教について説いてるところはあまり興味を惹かれない。あまり現代に通じてるとも思えない。昔の人の考え方を知るという点では良い。
数学についてや自身の体験、思い出について話してるところはおもしろい。
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数学者であるから、もっと理屈と理論で固めた話かと思った
意外にも情が中心にある
突き詰めるという性質のある人だったんだろう
教育論にしても、宗教的観点からの突き詰めた話はちょっとついていけない
数学を志す人に、と銘打ってあるが、数学を語る文章は少なかった