紙の本
精神科医のディスクガイド
2022/05/12 21:01
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投稿者:すーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
生きていくために音楽が必要ならば、どうしてお医者さんが聴かないことがあろうか。この本のもとになった連載記事のおかげでクレイジーケンバンドも聴くことになったようなものだし、また川本真琴好きとしては岡村ちゃんも再発見していきたいところであり、ちょっと個人的に特別の趣がある1冊。
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それぞれの著者のお気に入りの曲と、それに対する思い、精神医学との関連というと大袈裟だが、お遊び感満載の一冊。 著者のお気に入りの曲に対する「偏愛」が楽しめ、それぞれの著者の別の側面が見えて楽しめる本である。
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筆者の先生方がまさにイキイキとしている。精神科医の暴走(筆?)は思いの外ウケた。取り上げる楽曲への想いと疾患に対する想いが交錯し過ぎて、若干のムリがあることはご愛嬌の範囲。病気のことを知り、病跡学的関心も満たしてもらえた。
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松本医師のテキストがよかった。岡村靖幸論など音楽評論家顔負けのクオリティである。残念ながら他の先生方のは「文章を書くのが好きな素人の文集」の域を出ない。まあ、当然といえば当然。でも素人でも医師なら本になっちゃうんだなあ。うらやましいよ。
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この本とは偶然とも必然とも呼べるような出会いでした。こういう出会いがあるから読書はやめられないんですね。あるジャンルの本を探しているときに、書店の方が一生懸命探してくださり、何冊が手渡して下った本の一冊がこれでした。横浜の有隣堂さん。本当にありがとうございます。その日はずっと幸せな気分でいられました。
ポップスという縛りがこの本を面白くしているんでしょう。
クレイジーケンバンド(CKB)に俄然興味がわいてきました。以前知り合いだった女の娘がCKBの大ファンでした。ちょっと甘酸っぱい思い出です。またこの本でCKB知り合ったのも何かの因縁でしょうか。
これは企画および編集の勝利とも言える本だと思います。
いや面白いわこれ。心からおすすめです。
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歌詞を「精神現象の隠喩として」みて、歌い手や、そのほかの人の心理分析。
手法は面白いと思ったが。。
紐解いている曲がわからないf^_^;
18曲中わかったのは2曲のみ。
そのうち1曲しか、ピン!とこなかったのは、歌詞も知らなければ、その歌い手や関係者も知らないから。。
と、いうことで、★低め。
でも、障害やパーソナリティを理解するには、わかりやすいのかも。。解説されている人物を知っていれば。。、
出てくるのは、発達障害、摂食障害、性同一性障害、解離性障害、PTSD、薬物依存、うつ病、アルコール依存、ADHD、統合失調症、強迫性障害、中心気質、自殺防止、トラウマ、対象消失、「無敵の人」の犯罪、マザコン、ストーカーなど。
◆発達の道のりは「これでえのだ!」の連続の続きなのだ‼︎ 「天才バカボン」
◆摂食障害を越えて 「少女」
◆「性同一性障害」は二丁目のおかまを救ったか 「DESIRE 情熱」
◆「中心気質者」にとって「自由」とは何か? 「トランジスタ ラジオ」
◆アイドルが解散するとき 「失恋記念日」
◆「無敵」のロックンロール! 「友達なんていらない死ね」
◆薬物依存のことを隠さないで 「ステップUP↑」
◆中年男性のうつ・自殺予防のヒント 「ま、いいや」
◆だましだまされアルコール依存症 「サヨナラCOLOR」
◆あばれはっちゃくの生きづらさ 「タンゴむりしんな!」
◆こころの安全基地としてのTM NETWORK 「Get Wild」
◆トラウマを抱える子どもを支えるオト・コトバ 「Something jobim 光る道」
◆対象消失後も人生は続く 「遠野物語」
◆親不孝息子から母へ 「ANAK(息子)」
◆北山修を振り返る 「風」
◆統合失調症に似合うロック、なんてあたり得るのか? 「昆虫ロック」
◆アルファロメオと強迫症状 「ケッペキにいさん」
◆ストーカーにおける嫌われ者の美学 「逃ガサナイ」
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精神科のお医者さんたちが、ポップス歌詞をネタに自分の得意分野の精神科の問題を語るって本で、やっぱりピンと来ず。松本先生の「さよならCOLOR」のはよかった。