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誰が「橋下徹」をつくったか 大阪都構想とメディアの迷走 みんなのレビュー

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みんなのレビュー20件

みんなの評価4.2

評価内訳

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20 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

メディアの問題点を内側からあぶり出す、今こそ読まれるべき一冊

2020/04/30 19:12

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:昏倒遊民 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大阪府知事として政界に進出して以来、橋下徹の発言はたびたび物議を醸してきが、とりわけ「批判したければ選挙に出てから言え」という趣旨の発言を再三にわたって聞かされた時には、これは常軌を逸しているな、と思った。橋下の論理に従うなら、世の中の圧倒的大多数の人々は政治を批判できなくなってしまうではないか。要は選挙で選ばれた政治家サマ(つまり橋下)に素人ごときが逆らうことは許さん、とあからさまに言い放ったわけで、論外としかようがない。
本来であればメディアが橋下を徹底的に批判し、責任を問うのが筋のはずだ。だが、他の政治家が相手なら単なる漢字の読み間違いのようなしょうもないことまで取り上げて非難するメディアが、橋下に対してはやたらと弱腰で、ろくに追及することもなかった。結局、橋下はその後も放言・暴言の限りを尽くし、2015年の通称「大阪都構想」住民投票否決を受けて自ら「政界引退」するまで、権力の座に居座り続けた。元々メディアに多くを期待していたわけではないが、それにしたってもう少し批判精神を持つべきだろう、とさすがに暗澹たる気持ちになってしまった。

メディアが橋下という権力者に対する監視機能を放棄したのは一体なぜなのか。本書は橋下とメディアとのいびつな関係を明らかにし、様々な角度からメディア迷走の要因を考察する。著者の分析結果は多岐にわたる。迎合、忖度、屈服、事なかれ主義…。全編を通して非常に興味深く拝読したが、状況の深刻さが伝わる内容だけに、本書で挙げられているような根深い問題の数々が即座に解決できるとも思えず、読後いっそう憂鬱になってしまった。中でも特に考えさせられたのが、テレビ局の社員には自分の能力で競争を勝ち抜いてきたという勝ち組意識の強い者が多く、社会的弱者の切り捨て、自己責任論、新自由主義的思想といった橋下的な考えとの共振性が高い、と在阪局のディレクターが述べるくだりだ(p.232)。もしそれが真実なら、橋下が政界を去っても、テレビと第二の橋下的な人物が手を携えて、再び私たちの前に登場しかねない、ということになってしまうのだから。

さて、このレビューを書いている2020年4月現在、橋下の後継者である大阪府知事・吉村洋文が、新型コロナウイルス対応で大阪のみならず全国的に評価され始めている。在阪局を中心にテレビ出演を繰り返して主張を発信し続ける吉村の姿に、あたかも応援団と化しているメディアやコメンテーターすら見受けられる。だが国家的危機において「強いリーダーシップ」を求める民意が強権的な独裁者を生む恐れがあることは、歴史の教訓が示すとおりだ。本書が発売されて四年半近く経つが、メディアの内情を理解するために、また日々の報道に私たちが流されないようするために、今こそ読むべき一冊である。

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紙の本

ジャーナリストとは

2016/01/31 19:18

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bookman - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の松本さんは、ジャーナリストですが、橋下前市長の記者会見に出ていた記者は、サラリーマンです。だから、こんなぬるい会見をするのです。橋下前市長の広報に過ぎない。広報ならば、大阪市便りがあれば十分です。

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紙の本

もの言えば寒し

2016/04/03 10:50

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

文中に出てくる、戦前もこういう雰囲気だったんだろうなあ、という感想がとても印象的でした。「橋下関連記事には慎重に」という社幹部の繰り言が思い出されます。「ふつう」のサラリーマンばかりとなった、今のマスコミに国や社会の暴走にブレーキをかける力は期待できないと、業界にいながら感じてしまいます。

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2015/11/14 20:03

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2015/11/19 19:57

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2016/02/25 23:05

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2016/04/13 12:20

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2016/08/23 10:56

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2018/05/22 12:52

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