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著者はあの「がきデカ」を描いた漫画家で装丁は江口寿史。本屋をぶらぶらしなければ出会えなかったであろう。
生きてる枕(中身は蕎麦殻)が、凶悪かつ不死身の連続婦女暴行魔やその兄(市長の旧友で大手葬儀屋。昔は市長と組み殺人・詐欺等やりたい放題)を、あの手この手(枕だけに変幻自在だし、使って眠っている人の思考を読み取ることも出来る)で懲罰する。
実に漫画的な話だと読み終えれば、あとがきには小説も漫画も作成プロセス・思考は同じであり、これは文章で漫画を書いたものとのこと。そこには読者が軽い緊張感を持ちながら読み、読み終わったらしばしそこに佇んでくれると良い、とも書いてあるが、まさにそのような小説になっている。
なかなか面白かった。
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面白かった。
枕として生を受けた男の活躍を描いた、
ファンタジックハードボイルドストーリー。
普通の男ではなく枕なのでやたらとシュール。
漫画チックな印象だが、変にギャグをいれず、終始ハードボイルドに徹している。
悪役が後半で仕掛けてくる。得体のしれなさと、これでもか!と襲いかかってくるところはGメン75の望月源治のような印象を受けました。
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0166
2019/12/17読了
枕…!とてもかっこいい枕!
暴力シーンやレイプのシーンなど、読んでて気が滅入るシーンが多いが、読後はスカッとする。
登場人物が多く、みんな気になる。寿司屋出てきてたの一瞬だけども、きになるなあ。