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主人公・断雄が常に感じる葛藤が、強烈な作者からの「平和の尊さ」へのメッセージだと感じた。
2022/07/18 16:59
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来、少数の資本を奪い合う列強の高度植民地支配が横行する世界。
最優秀の生徒たちが「進駐官」養成のために集められ、徹底した教育がなされる。
父のある行動により、近衛四家から没落した逆島(さかしま)家の次男・断雄(たつお)が、自身が想像もしない運命に巻き込まれていく。
500ページを越える大作に、10日ほどかかってしまった。
あえて言うなら、徹底した軍事小説を描くことによって起こる読者の違和感。
主人公・断雄が常に感じる葛藤が、強烈な作者からの「平和の尊さ」へのメッセージだと感じた。
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読み応えのある一冊。ファンタジーというかな??
石田衣良さんの作品ではこれまでにない世界観を感じました。
続きがあるようなので、楽しみです。
戦争とか青春とか、近未来なのに過去の時代が頭に浮かぶ作品です。戦いの意味って何でしょうか。
答えは続きを読み終えて、ラストまでいって初めて知る何かがありそうです。
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良かった。
「有川浩が書いてるんじゃないか」と、途中何度も思った。
挿絵も良かったし。
残りページ数が少なくなってきて、「続編もあるのかな?」とも思ったり。
タイトルはもうちょっとひねってもらった方が良かったかな?
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近未来、少数の資本を奪い合う列強の高度植民地支配が横行する世界。最優秀の生徒たちが「進駐官」養成のために集められ、徹底した教育がなされる。 父のある行動により、近衛四家から没落した逆島(さかしま)家の次男・断雄(たつお)が、自身が想像もしない運命に巻き込まれていく。 500ページを越える大作に、10日ほどかかってしまった。 あえて言うなら、徹底した軍事小説を描くことによって起こる読者の違和感。主人公・断雄が常に感じる葛藤が、強烈な作者からの「平和の尊さ」へのメッセージだと感じた。
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世界中が闘いの渦中にある近未来の日本=日乃元皇国。
超エリート校である進駐官養成学校に入学した15歳の少年に
伝統や宿命、そして陰謀が襲いかかる。
二段編成520頁の大作だが
飽きる間もなく読ませる。
しかし最後は勢いのあるまま放り出された感。
連載ならそれらしいタイトルにしてくれー!
闘いによる侵略こそが正義の世の中では
恒久平和を望む事こそ最も危うい思想とされる。
そんな未来が来ないことを切に願う。
【図書館・初読・1/13読了】
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近未来の日本、日乃元皇国。エリートの進駐官養成学校に入学した主人公の周りで起こる数々の事件。主人公は没落した旧家の中の一つ。周りから旧家復興を託された彼は平和主義。陰謀や伝統など、周りの人が彼に夢を抱く。作者の超大作を読むのにかなり時間がかかってしまった。
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日本とよく似た架空の軍国主義国家「日乃元皇国」の進駐官養成高校に入学した逆島断雄を主人公にした青春学園アクションストーリー。今までの石田衣良にはなかった一冊と言うことで、多少の瑕疵はあれども評価は高いです。尻切れトンボ的な結末が不安だったのですが、続編の連載がスタートしたと言うことで一安心。
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学園・友情モノ&SF・軍事モノ&サスペンス。
欲張り過ぎやな。
伏線目一杯広げて回収しきれてないし、ラストも尻切れ。
続編が出るんやろうけど、も少し話絞った方がダレなくていい。
タツオのヘタレっぷりはイラつかされるけど、個々のエピソードは面白く読めた。
続編を待つ!
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読み終わった直後に思ったのは「何だこれは⁉︎」。
終わり方の悪さは今までで1番だな。
全てが中途半端というか行き当たりばったりでガッカリ、、、
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石田衣良を読むとき、何故だか少し表紙を隠してしまう。
でも面白かったから、良しとしよう。今回は、有川浩とハリポタが混ざったような。
内容に目新しさはない。少年たちが戦わざるをえない、近未来っぽいよくあるジャンルだ。ただ、石田衣良がこういうの書くのか、という新鮮さはある。
主人公は平和を好む性格(ハリーですね)。対して、対立する家系の息子カザル(マルフォイでしょう)は、好戦的。学校の武道会で、主人公タツオは、カザルの心臓を破壊してしまう。カザルの双子の妹サイコは、仲の良かったタツオと決別する。
無理やり高校を卒業されられた精鋭たちは、そのまま戦闘員となるのかー。結構長く続きそうな。
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石田さんが書いたラノベがこの逆島。
ラノベというジャンルに石田さんのテイストが存分に散りばめられた一冊だった。
ラノベというくくりで考えると設定が複雑すぎるかな~って印象。
それでも十分に楽しめたけど。
読み始めた時点で続編があるって知っていたから良かったけど、知らなかったら「こんな終わり方って無いよ…」って思うところだった。
2も楽しみだな~
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進駐官養成高校の一年生タツオ。
一体どうなるのか一気に読みましたがこの話続くんですよね。
日乃元皇国の未来が知りたい。
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エリート軍人高校生達のお話。
なんというかこう勁草院みたいな感じ。こっちの方が厳しめですかね。
全体的に殺伐としつつも友情でいい感じだったので、最後の流れがショックでした。
もっと少年ジャンプ的な展開でも良かったのよ。
挿絵がとてもよかったです。
ヘビィな展開ですが、続きがあるみたいなので待ってみる。
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近未来、大国による植民地の奪い合いが定常化した世界で、軍人(進駐官)の養成学校に入学した落ちぶれた名家の息子のお話
設定としては近未来感があるんだけど、日本の設定が合致しないところがいくつもあり、地名ももじった感じになってたりするも、歴史の授業で出てくる単語は現実と一致いてたり
これは、右の人にも左の人にも配慮した結果か?フィクションですよー という言い訳?
学校生活で色々とイベントをこなしたり、襲撃されたりしつつ
ってか、無駄に長い まぁ主人公の境遇を加味するなら情報が不足している中、生き延びるという描写には必要なのかもしれないけどさ
最終的にはタイトル通りに決闘するんだけど、その決闘の必然性というか、意義が後付けすぎてなんとも
何なの、その兵器?若い人の人生を犠牲にした兵器って、もう完全に左の人を敵に回してるなぁ
あと、途中の描写で、連戦連勝が報じられているというのとか、その割には入ってくる情報は撤退戦のみという状況から、「もしかして…」と思わないでもない
うーん、その辺も加味して考慮すると、非人道的な兵器というのも致し方なしという判断になるのかな?
終盤になっても色々と伏線が回収されないので、読んでて「大丈夫か?」と思った
親父さんの事とか、誰がキーを送ってきたとか
そして最後まで読んで「アレ?」って思って、調べてみたらWebで続編が連載
そして休載中というね
そりゃぁ回収されないわなぁ…
続きが気にはなるが、どうせモヤモヤした気持ちが残るなら全部完結してから読んだ方がいいか?