紙の本
日本ラグビーの歴史
2016/04/03 23:24
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラグビーW杯2015日本代表31人を取材している。五郎丸選手やリーチマイケル選手の言葉が感動します。世紀のアップセットの感動。
紙の本
信頼と団結
2016/10/26 17:25
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投稿者:390 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラグビーW杯でスプリングボクスを破る大活躍・大躍進を遂げた代表31名によるW杯回想録。それぞれが語る「あの試合、あの時」から、ラグビーへの思い、代表チームの結束、そしてラグビーというスポーツの醍醐味が浮かび上がる。
時に「献身のスポーツ」と呼ばれるラグビー。31人全員が自らのこと以上にチームメイトへの尊敬や感謝を語る様は、爽やか…どころか驚くばかり。信頼と団結――言うは簡単だが、それを実現させたことがあの大躍進を生んだのだ。
W杯に熱狂し、「にわかファン」になったから人にこそオススメ。読めばもっとラグビーが好きになる!
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2015ワールドカップを戦った全31人の舞台裏。全員の発言が載っている。すべての人が周りへの感謝を述べていることはいかにもラクビーらしい。一生の仲間という表現が何度も出て来るのはうらやましい。
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図書館 https://ksucat2.kyoto-su.ac.jp/webopac/BB00936107
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ラグビーワールドカップ(RWC)2015の「日本代表」全31名のインタービューをまとめた『日本ラグビーの歴史を変えた桜の戦士たち 選手たちが自ら明かす激闘の舞台裏』を読みました。
ラグビー関係の作品は先月読んだ『桜の軌跡 ラグビー日本代表 苦闘と栄光の25年史』以来ですね。
-----story-------------
ラグビーW杯2015 「日本代表」31名の選手たちが綴る初の著書!
「日本ラグビーの歴史を変えたい!」……その熱き思いを胸に、桜のジャージーを身にまとって戦った、ラグビー「日本代表」選手たち。
そして、日本中を感動の渦に巻き込んだ、W杯「南アフリカ」戦での歴史的勝利。
あの感動の裏には、壮絶なトレーニングがあり、指揮官との葛藤、一緒にいる時間をなかなか取ることができなくても支えてくれる家族、そして「この仲間たちと一緒に戦えて、本当によかった。ありがとう」という感謝の気持ちなど、さまざまな思いが積み重なっていた。
そんな「日本代表」の全31名がもがき、悩み、泣いて、笑ったW杯までの日々と、これからの日本ラグビーへの思いが、選手一人ひとりの言葉で明らかになった感動の一冊。
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ラグビーワールドカップ(RWC)2015について、指導者(ヘッドコーチ)である「エディー・ジョーンズ」やメンタルコーチを務めた「荒木香里」の立場から描かれた作品や、スポーツ雑誌『Number』の本誌&別冊に掲載された記事を編集した作品は読んでいましたが、、、
本作品は、選手の立場からだけ… しかも、全31名の選手を網羅しているので、自分もメンバーの一人になった気持ちで読むことができましたね。
■はじめに 朝日新聞スポーツ部記者 野村周平
■第1章 チームを変える
●リーチマイケル 信頼と自立
■第2章 スクラム、ラインアウト、大金星のセットプレー
●三上正貴 誰かが、見てくれる
●稲垣啓太 考える人
●堀江翔太 すべてを、受け入れる
●木津武士 進化するスクラム
●畠山健介 二度目だからこそ見えたこと
●山下裕史 ハードワークが実を結ぶ
●湯原祐希 チャンスは一度だけ
●トンプソンルーク 負けたくないから走り続ける
●大野均 散らない桜
●アイブスジャスティン 子どもたちの国歌
●伊藤鐘史 最高の場所
●真壁伸弥 衝撃
■第3章 熱き闘志、死闘のタックル
●マイケル・ブロードハースト 感謝
●ツイヘンドリック 経験が自信に変わる
●アマナキ・レレィ・マフィ 絶望からのチャレンジ
●ホラニ龍コリニアシ 4年越しの夢舞台
●田中史朗 孤独に身を置いて
●日和佐篤 思ったことをやり遂げる
●小野晃征 スペースを射抜け
●立川理道 試合に出られるという幸せ
●田村優 前へ
●クレイグ・ウィング 縁
●マレ・サウ ブラザーフッド
■第4章 ラインブレイク、激闘の末��トライ
●松島幸太朗 信頼に応えたい
●山田章仁 売れる本を書く
●カーン・ヘスケス 自分の役割
●福岡堅樹 積み重なっていく実感
●藤田慶和 ああいう人に僕はなりたい
●五郎丸歩 変化した価値観
■第5章 JAPAN WAY
●廣瀬俊朗 日本ラグビーのために
それぞれの選手の率直な気持ちが描かれているし、一人ひとりの個性が出ていて、想像通りのイメージの選手もいれば、えっ、こんな性格だったのか… とギャップを感じる選手もいて、非常に興味深く読めましたね、、、
まっ、大半は想像通りのイメージだったんですけどね… 『トンプソンルーク 負けたくないから走り続ける』、『大野均 散らない桜』等、大好きな選手のイメージ通りの記事も良かったですが、出場した選手よりも、出場できなかった選手の方が印象に残りましたね。
その中でも、特に印象に残ったのは『廣瀬俊朗 日本ラグビーのために』ですね… ラグビーワールドカップ(RWC)2015当時は前キャプテンの立場だったので、キャプテンシーというと正確ではないんでしょうが、キャプテンシーを感じる人物像でした、、、
「廣瀬俊朗」の言動は、リーダーシップの勉強にもなりましたね… 彼の存在の大きさを改めて感じました。
「廣瀬俊朗」の存在がなければ、ここまでチームが一体化することができなかったんじゃないかな… もし、そうなると「南アフリカ」戦での歴史的勝利もなかったかもしれない 等々と考えちゃいましたね、、、
現在、彼に代わる存在はあるのかな?来年は日本で開催されるラグビーワールドカップ(RWC)2019… ちょっと心配です。