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私の評価基準
☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
☆☆ 普通 時間があれば
☆ つまらない もしくは趣味が合わない
2016.6.7読了
面白かった。
落語の噺を題材に閻魔裁きの場で、少しミステリー仕立てに仕上げるという。
とても、面白い構成です。
文章もとてもリズム良く、時代の雰囲気も損なわれていません。
ただ、最大の難点はこの物語は落語を知らない人が読んでも今ひとつピンと来ないだろうということ、一方でかなりな落語マニアの人からすると、あとがきでも書かれているように、落語はある程度決まった噺を、演者がどの様に噺すのか?どの様に演じるのかの芸なので、その前後を創作、改編して読むことには大きな抵抗があるのではないかと思います。
そうすると、私のような落語好きだけどマニアまではいかない、さらにちょっとミステリー好きのよう、多分そう多くない読者が真の対象で数が少ないんではないでしょうか?
それとも、けっこういるのかな?
まあ、私は大変楽しく読めました。
ですので、この星数は限定バージョンです。
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古典落語を題材にした4編の短編からなる。天上界に旅立つか地獄に堕ちるかは、閻魔さまのお裁き次第。江戸人情噺といった作品。
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初めて読む 車浮世氏の本である。
落語四席、落語の中に登場する人物が、地獄の閻魔様の前での話迄、そこまで、飛躍して・・・と、思われるのだが、、、人情味もあり、楽しく読み始めた。
「芝浜」から始まるのだが、、、連作短編集なのだ。
参席の「土蔵の中」の結末が、、、閻魔様に掛かったら、何でもお見通し。
遠く離れた娘の所へ行った時に、「寿限無寿限無五劫の磨り切れ・・・」と、2歳の孫娘が、暗唱してしまっているのには、驚いたが、孫も、落語絵本を読んでいたみたいだ。
こちらは、とんと、物を覚えるのが遅くなったが、今度会う時には、私も言えるように、なっていたものだ。(笑)
ちょっと、お目にかかれない(?)種類の本であった。