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かわいい夫はかわいくて、吉祥寺のあの本屋さんの名物店員さんかなと思って検索してみたけど、何もでてこなかったので、邪推しないでただ楽しめばいいんだろう。
夫が「墓標には「生きた」と彫りたい。と言っていたのがよかった。
なんでもない日常に生と死が滲んでて、そのなかで「どう生きるか」「どう社会と関わるか」をずっと模索、確認していて、優しくてまじめな人だなと思う。
にしても、自分の容姿が悪いことと、夫の収入が低いことをことあるごとに繰り返すので、それがなければな。本人の意に反して、そんなに気にすることないのになーと思ってしまった。
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「愛妻家」ならぬ「愛夫家」のナオコーラさんのエッセイ。表紙もかわいいし、題名からして、さぞかし「かわいい夫」ぶりが満載なエッセイなのだろうと思っていた。しかし意外にも「生と死」が根底にあった。確かに夫はかわいかった。それよりも、この夫婦事体がかわいいのだ。形にとらわれない夫婦のあり方。唯一無二の関係。「生」だけでなく「死」も潜んでいる。流産した「喪失」のエピソード。そして、死にゆく父が欲した「そば」のために夫妻で自転車を走らせ、そばを買いに行くも「うどん」を買ってきてしまったのには、笑いでは無く涙が出た。
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表紙のみつはしちかこさんのイラストがものすごく可愛いし、ご主人との結婚生活のノロケ話が満載だろうから読みたくない、とこの本を避けている人と出会ったなら、教えてあげたい、それでも読む価値はきっと大きいよ、と。
著者はご自分の容姿の悪さとご主人の収入の低さにより「自慢話」と読まれることはまずないので安心して読んでいただきたいと冒頭で述べてくれる。。。のだが、やはり、独身で容姿も悪い私には羨ましいお話が満載の本。
しかし、読んで良かった。
それはこんな私でも結婚への希望が持てるとかそういう意味では全くない。おそらく他の読者もこの本によってそういう思いにはならないだろう。
「自分を肯定」し、また「他人の多様性」を認める上で、背中を押してくれる、そんな本だ。オススメ。
「自己肯定感」と「たまたま側にいる人」というエッセイだけでも読んでほしい。
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山崎ナオコーラのエッセイ。
旦那や家族やお腹の子にまつわるあれこれ。
さばさばとした文体と考え方が好きだ。
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「人のセックスを笑うな」という小説を書き、ナオコーラというペンネームで作家になった山崎直子さんの「かわいい夫」、2015.12発行のエッセイです。33歳で結婚、夫は1つ上、東京生まれの書店員だそうです。夫は、著者のことを「なお」と呼び、2人の両親の前では「なおこさん」、友人の前で著者に話しかける際は「なおさん」だそうです。いい旦那さんだと思います。そして、この本を読んで、山崎ナオコーラさんが愛夫家(あいふか)で、本当に嬉しそうに世話をやいてる姿を知り、微笑ましく思いました。著者の可愛らしさが随所に~w!
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愛夫家な作者のエッセイ本。
愛情溢れる文章で、読んでいてスッキリします。
多様性を受け入れましょう。
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カテゴライズされたくない、したくないっていうのは何だか分かるなぁ。
仕事についてのページで、物凄くうんうん頷くページがあったんだけど、どこだったかなぁ。
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結婚というのは、
自分にぴったりの、
世界で唯一の人を探し出してするものではなく、
たまたま側にいる人をどこまで愛せるか、だ、
というような記述に
ドキッとした。
いや、側にいることさえが、
難しくなるから、別れるのですけど。
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山崎ナオコーラさんご自身が、作品の登場人物のよう。自分とは違う考えを彼女が語っていても、不快にならないのは押しつけがましくないからだろうな。
ドーンとした作品を残す希望はあるかもしれないけど、今のままでも読者はここにいますよ、楽しみにしてます、と伝えたくなった。
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題名の通り、かわいい旦那さんだなと思った。でものろけを聞かされている気はしない。山崎さん曰くのほほんとしていて競争の世界を作らず、自分の仕事に誇りを持っている人らしく、硬い瓶の蓋を嬉しそうに開けるなど想像するだけでかわいいなあとほっこりしてしまった。これはエッセイ書きたくなっちゃうなと。
夫婦のバランスが良いというか、お互いを尊敬して暮らせるのは素敵だ。
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旦那さんのことだけでなく、親との向き方や、出産に対する考え方、容姿に対する作者さんの考え方が語られていました。はっきりとした自分の考え方や意見を持っていらっしゃるけど、かと言って他の意見を否定したりすることもなく、あくまでご自身の価値観を誤解なく丁寧に伝えようとしていて、尊敬できた。
こんな風に、自分は自分という柔らかくて強い心を持ちながら、旦那を始めとした家族、社会と付き合っていければなと思う。
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ナオコーラさんのエッセイを読むのは初めてかも?
とても微笑ましく読みやすく癒される時間でした。
旦那さんとの関係性や考え方も素敵でした。
特にお葬式はしないのお話のあたりは共感できすぎて握手しに行きたいくらいでした。
お子様が産まれた後のエッセイも読もう。
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カタカナが入っている名前の著者の本は後回しにする癖があります。なんとなく胡散臭い感じを勝手に受けているんだと思います。食わず嫌いは人生損しますよね。自分の中で山崎ナオコーラって名前が手に取る気を削いだのは確かです。
さて、この本が初読みになったのですが、淡々とした文章がとても好印象でした。自己主張が弱いわけでは無くて、どちらかというと議論をしてきそうな文章なんだけれども、口調が静かで、確かな力でくいっとこちらの視線の方向を決める強さがあります。気がつくと頷いている言葉が色々ありました。
配偶者が根源的に好きなのは幸せですよね。僕には分かる。
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この本を読むことは、自分の中の無意識の刷り込みを落としていくような作業だった。
周りからどう思われようと自分がしあわせって思えることを大事にしていきたいなと。そして欲を言うならば、周りの色んな人(考え方)も肯定して生きていけるようになりたい。簡単じゃないけど。
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前に『母ではなくて、親になる』を読んだので、こちらも。
新聞の連載をまとめたもの。
ありきたりな考え方に流されないように意識しながら書く文章。
人にあまり理解されないであろうことを、
誤解されないように説明するって難しい。