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よくある「本屋さん探偵」ものという感じ。これ!という目新しいところはそれほどないものの、手軽にさらっと読めて楽しめる一冊かと。もうちょっと読み応えがあると好みだったんだけどなあ。
叙述トリックについては、まあわりとあからさまな感じですぐに気付いてしまったのでちょっと残念でした。。。
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書店員が本屋に持ち込まれる謎を解いていく連作短編ミステリ。
他の作家さんも書かれている分野なので目新しさはなかったが、女性店長のキャラがなかなか良かった。
(図書館)
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本屋さんでおこるミステリーな謎をとくのは、やるきのない店長だった!
店長、ほんとにバイトにこんなに任せていたらいかんと思うのだけど(笑)
しかし謎解きは見事だった。
ところどころ入る注釈がとても面白い。万感こもってる。笑
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やたら本屋のバックヤードの話がたらたらと長くて、読むのにちと疲れた。説明が多過ぎ。で、結局4話とも、イマイチ話が分からんかったけど、読み直す気力も出なかった。本屋を取り巻く状況は厳しいと思うし、なんとかしたい気持ちは分かるけど、難しいなあ・・・
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2度目の読了。
最後まで読んでしばらく叙述トリックということに気づかなかった。いきなり口調が変わったからびっくりしたんだけども、よくよく考えればってことだった。
本屋っていうのは確かに難しい商売なんだろうし、場所によっては立ち読み程度のふらっとした立ち寄りすらしないだろう。今作はだからこそのリアリティだったような気がするなぁ。最後の章の店長の行動にリアリティはないだろうけど、でも各店員の行動原理とか書店あるあるを使ったトリック的なことの多くに、本当の本屋が悩んでいることだろうことが如実に散りばめられてるのではないかと思うわけで。
こういうリアリティの出し方もあるんだなという気がした。連ドラ化できそうな気はするけど、最後のトリックをどう映像化するかというのがポイントだなー。
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1回目の読了:2016/05/15 星3
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本屋を舞台にした連作ライトミステリー。
昔本屋でバイトをしたことがあるので細かいところで「あるある」と思いながら読みました。
それほど凝った謎解きはありませんが、最後の話は途中「??」と思いながら読んで最後に「なるほど」となりました。
なかなか面白かったです。
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不思議なテンポの文章にグイグイ引き込まれていく冒頭。
書店に持ち込まれる小さなミステリ。
ふらふらと居るのか居ないのかわからない店長代わりに書店を仕切るアルバイトの彼が飄々としているのもいい感じ。
仕事?の合間にふらりと事件を解決する店長。
のんびりとミステリを楽しんでいたのに、後半は急に剣呑な空気に。
書店が厳しい状況にあるというのはいろいろなところで描かれているけど、何度読んでも寂しい。
でも、前向きな最後にホッとする。
「7冊で海を越えられる」
留学する彼氏に彼女から送られてきた7冊の本が意図するものとは
「すべてはエアコンのために」
引っ越しの時に消えた稀少本はどうやってどこに?
「通常業務探偵団」
夜中に忽然と現れた販促ポスターの落書きと吊られたテディベア
「本屋さんよ永遠に」
ネットに古本屋、万引きと追い詰められる書店と明かされる店長の秘密。
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いやいや、面白かった。
『本屋さんアンソロジー』で似鳥さんに
出会って、面白かったから他も読もうと
思っていたら、続きがあったとは。
まぁ、王道小説ではないけど
そこが読んでて楽しいというか。
フィクションでありながら
本屋さんのお話やから実際の
作家さんの名前が出てくると
本好きはウキウキするよね。
注釈も笑えるし。
でもなんというか、本屋さんの切実さも
あって心が痛いなぁと思う部分も多分にあった。
わたしも、もっと本が買えたらなぁって。
あとがきもとても楽しく読めた。
『ふなっしー』や『松岡修造』アンソロジーが出ましたら、是非とも購入したいところです。
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08/28/2017 読了。
図書館から。
最後の話が、一番最初に来るわけですね。
そこが最大かなー。
んー、推理面はお客さんだったり、従業員だったりで、本屋好きとしては悲しく。
全員善人なんてことはないけど、物悲しくなるから、
お話の中では、楽しいものがよかったなー。
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神出鬼没な「西船橋のポップ姫」である本屋さんの店長さんが、本屋さんに持ち込まれる謎を読み解いていくお話。店長さん好き。
この作家さんは、本屋さんで働いていたのだろうな、とも思ったのだけど、後書きではそうではないとのこと。少しびっくり。
続編があるなら、読んでみたいな。
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以前に本屋さんテーマのアンソロジーで読んだ際、「シリーズ化してもらいたいくらい」とレビューしたら、本当にシリーズ化していたとは! 読者や出版社の心も私と同じだったようですね(真顔) 青井君と店長は勿論、新登場してきた小宮山さんが良いキャラしてます。
アンソロで読んだ一話目はもとより、新作の三編のいずれも相変わらずのテンポの良さで、楽しくグイグイ読み進められました。メイントリックにはさほど感心しませんでしたが、四話目にまさかの叙述トリックが……! 一ノ瀬さんの存在に違和感はあったので、ネタバレの瞬間には「Σおおっ、騙され……てない? いや、やっぱ騙された!」と変な戸惑い方をしてしまいました(笑) 関連して、読み終わってから本著カバーの折り返しに描かれた人物に気づいて、思わずニヤリ。デザイナーさん、いい仕事してます。
そして安定の脚注とあとがき。似鳥さんの脚注が面白過ぎて、ちょくちょく思考が本編から脱線しそうになるのが悩みどころです。
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書店もの好きなんです。しかし、最後騙されました。そういえば名前出てなかったな~。思わず最初に戻って読み直し。
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[墨田区図書館]
ライトな、今どきの感じのミステリー本。よくこの手の本は「あんなこじつけは推理とはいえない」などと言われるんだろうけど、小5の頃に赤川次郎にはまった際のような、適度に頭を使う、でもハチャメチャな登場人物による軽妙なやり取りで、謎はともかく、ストーリー運びが読んでいて面白かった。
最終話の「本屋さんよ永遠に」では、放火の「犯人が男」というくだりでやけにしつこいなーと訝しく思いつつもそのまま読み進め、あれ、店長男だったっけ?と狐につつまれた感じで"現在"まで読み進めてからやっとしばらくして合点がいった。ふう。1章が始まった際の文体の変化に違和感を感じたのに。読み終わって、「さよならドビュッシー」や「チームバチスタの栄光」を想い出した。また少しこの手の本を読んでみようかな、でも時間が作れるかな?
作風もきっとファン層も違う?かもしれないけど、最近自分から本を読むことが少なくてネタがない上に記憶がもたないせいで、私にとってはこの辺りは全て同じジャンルのイメージ。きっとまだまだ私が同分類する他の作者さんがいるんだろうな。
今回の本は、図書館の入口付近に掲示されていたもの。表紙絵がとてもポップなマンガ絵だったからティーンズ向けかとも思ったけれど、そうでもなかった、のかな?
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幼き時に、ケーキが一杯食べれるから、ケーキ屋さんになる!と、言っていたけど、本が一杯読めるから、本屋さんになりたい!と、思ったけど、誰も賛同してくれなかったので、言葉に出すことをせずに今の歳になった。
しかし、この本を読んでいて、本屋さんの仕事も大変なのだと、、、、
荷ほどき、付録組、棚作りに、店長がお得意とするポップ描き等、、、そして、万引きなども、捕まえても、だどうしようもないのと、その子供の母親の対応も、今の時代はこんな風なのかも、、、と、思いながら読んでしまった。
この本の、コメ印※の説明が、面白くて、笑ってしまった。
教科書なども、こんな説明書きだと、すぐに覚えてしまうだろうと、、、。
作者 似鳥鶏氏も、沢山の本を読まれている事が、この本の中でも、よくわかる。
現在、電子書籍で、紙の本が売れなくなって来ているのと、本離れが、多くなって来ているので、紙の需要も少なくなって来ている。
と、同様に、町の小さな本屋さんは、大型店ヘ吸収されてしまって無くなってしまった。
その大型店も、コーヒーショップと競合しているのだが、、、、
私みたいなアナログ人間は、紙の本であり、そして、その表紙の楽しさや、著者の索引の所など、広げて読むのが好きである。
沢山の紙の本を手に取って、読んでいたいと、思うのは、私だけであろうか?
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本屋さんの裏側とか、メディアが豊富になったゆえの本屋さんの辛さなんかも入れられていて興味深かった。
それぞれの推理の真相は、できないこともないけど動機とかトリックに無理があるような気がしちゃった。
書店で働く仲間はみんないい人たちで、楽しい職場だろうな、と思った。
最後はびっくりしちゃったけど、他の人のレビュー読んで納得。
注釈がクスッと笑えて面白かった。